夏の暑さに強い、ミニチンゲンサイの有機栽培をバルコニーで

葉物が少なくなる夏に収穫できる、使い勝手のよい野菜

ミニ野菜はマンションのバルコニーやテラスなど、省スペースに適している野菜ですが、その中でもとびきり丈夫で育てやすいのが、ミニチンゲンサイです。特に夏の暑さに強く、発芽適温は30℃まで大丈夫。(ただし、マンションバルコニーの場合は、地面の照り返しで温度が上がりやすい為、少しだけ床面から離す、すのこをひくなどの暑さ対策をお願いします。)

ミニチンゲンサイ

収穫する時のサイズも大体10cm程度なので、スペースもそんなに使いません。これからの季節に葉物野菜を育てておくと、なにかと重宝します。栄養もベータカロチン、ビタミンC、食物繊維、ミネラルなどを多く含んでいます。葉が厚めなので炒めてもしんなりしにくく、シャリシャリした食感が楽しめます。

ミニチンゲンサイを育てましょう

種はこんなに小さいです

種はこんなに小さいです

【準備するもの】(ホームセンター、園芸コーナーに大抵あります)

・ミニチンゲンサイの種(直径1mm程度で100粒以上は入っています)
・深さ15cm以上の鉢
・鉢底ネット
・有機培養土(野菜用の土など商品名はいろいろあります、有機入りではなく有機100%のものにしてください。)
・液体肥料(天然成分100%、有機液肥などで表示されてます)

1、種をまく前の準備

プランターに鉢底ネットを敷き、培養土を入れます。水をためるスペースを作るため土はいっぱいまで入れずに上から3cm程度あけて入れてください。その後鉢底から出る位水をかけて土を十分に湿らせます。

ペットボトルのキャップ裏を使って2箇所のくぼみを作りました

ペットボトルのキャップ裏を使って2箇所のくぼみを作りました

2、種をまきます

土を平らにして、ペットボトルのキャップなど何か底が平らなもので深さ2ミリ程度土に押し付けて窪みを作り、ここに3~5粒種をまきます。大抵の野菜の種をまく深さは、種の大きさの2~3倍なので、この方法を覚えておくと便利です。

隣にもまきたい場合は、チンゲンサイの成長サイズをイメージして、その葉っぱ同士が触れ合わない程度の距離を離すのが理想。この感覚も経験がないとなかなか難しいですが、これも大抵の野菜に使える技です。

種をたくさん同じ所にまくと…

種をたくさん同じ所にまくと…

多少近くにまいてしまっても、間引きして間隔調整できるので気軽にまいちゃってください。今回は8cm間隔位にしました。

種をまいたらやさしく土をかぶせます。周りの土を親指と人差し指で軽く寄せる感じでふわっとかぶせてください。3mm程度しか必要ないのですぐに種が埋まります。上から手のひらで種をまいたところの土を押さえて、水をまいても種が流れないようにします。

3、発芽までの水管理

発芽するまで土が湿っているように管理します。この間は窓際に置いていても大丈夫です。私はラップを鉢にかけて土の乾燥を防いでいます。乾燥が遅くなるのと、地温が上がるので結構おすすめです。

4、発芽してから
このくらいの大きさになったら、生育のよいものだけを残して間引きます

このくらいの大きさになったら、生育のよいものだけを残して間引きます

温度が適切ですと、大体4~5日で発芽します。できたら外に出してよく日に当ててください。日があたらない所に置きますと苗がひょろひょろ伸びてしまいます。

発芽してからは、土が乾燥してきたら水をあげるようにします。

5、本葉が3から4枚になったら

生育のいい苗を残して間引きをし、同じ場所から生える苗は1本にします。このとき、そっと間引いた芽を空いたスペースに移植すると根付く時がありますので、余裕があったらやってみてください。

そのあと、土を株元に寄せて安定させ、液肥をあげます。液肥は大抵500~1000倍に薄めて使いますので、説明書きをよく読んでお使いください。これを10日に1回与えます。

6、食べごろに収穫

株が10cm~15cm位に成長すれば成功です。根っこから引き抜いて収穫です。種をまいてから大体30~40日が収穫の目安になります。

※有機栽培について

有機栽培とは化成肥料を使わずに有機肥料で植物を育てることです。有機肥料とは植物や動物を原料にしたもので、その最大の特徴は土の中の微生物を利用して植物を育てるということです。子供の頃、土の匂いを嗅いだ覚えがある方がいらっしゃいましたら、その土は微生物がいる畑だと思います。

一方、化学肥料をまいた畑はほとんど土の匂いがしません。化学肥料は石油や鉱石を原料にしたもので、微生物がエサとして食べるにはふさわしくなく、微生物の数が減ってしまうからです。そのかわり野菜に直接吸収させる機能を持つため、野菜の成長スピードは早いです。

長くなりましたが、自然のサイクルを利用した有機栽培は野菜の持つ力を引き出して育てますので、多少小さくても味が良いことが多いため、人気があるのです。

2011/06/16