まるでホテル!?日本人の駐在員妻が経験したインド・デリーでの豪華なマンションライフ

デリーのマンションを拝見!

近所の通り。グリーンが多くてモダンなマンションは目立つ存在

さて、それでは私が住んでいたマンションについてご紹介していきます。

インド駐在者に限ったある意味の「特権」でしょうが、大体外国からの駐在の人たちは大きくて一等地のエリアに居を構えています。

今から4年前、夫のデリー勤務についていった私は、社宅を一目見た時から心底驚きました。というのも、15年くらい前から継続して見続けていた夢に出て来た家と全く同じ家だったからです。

その家の夢を見ていたのはウィーンでのこと。いつかは郊外にでもこの家を買うのかと漠然と考えていたのですが、似たような家などオーストリアでもお目にかかった事がなく、やはり夢の一環なんだと言い聞かせて深く考えることはあえてしませんでした。ところが、この社宅こそが長きにわたって夢で見た家だったのです。

200平米の1階にあるマンションライフは、快適なスタートを切りました。ニューデリー市内では、建物の高さが決められているので空がとても広く見えます。

世界中の首都の中で最もグリーンが多いことでも知られていますが、お向かいには細長い公園があり、殆ど私たちの独占公園となっていました。

ごく近所の公園はイスラム仕様の遺跡が残っている

社宅だから会社が家賃30万円の9割を負担してくれています。だから我々は3万円と光熱費を払うというわけです。驚いたのは、門番小屋が隣接されていて、24時間体制で門番がいるという事です。

制服を着た門番はシフト制

日本の家のようにSECOMなどは個人の家には設置しないので、人間SECOMがシフト制で番をしています。そのため、訪問客も全て門番が取りつぎ、家の者の許可があれば中に招き入れてくれるので、突然の客や訪問販売などはそれこそ「門前払い」。

私の自慢のバナナの木

グリーンの大理石を張り巡らされている中庭には南国らしくバナナの木があり、私はとても大事にしていました。栄養剤をあげたり枯れてきた葉は庭師に頼んで切ってもらったりしていました。この中庭は1階の住民だけが使える特権で、BBQパーティをする事も出来ます。

初夏の4月(日本より早く夏がやってきます)から酷暑になるため、大体マンションを選ぶ時は1階がデリーではベストとされています。

最上階などに行くと太陽光が家中の壁を伝って熱くなりすぎているので、どんなにエアコンをかけても中々室内が涼しくなりません。その代わり屋上を使えるという利点がありますが、快適に過ごせるのがほんの2−3ヶ月では、最上階は辛いものがあります。そのため上の階に行くほど家賃が安くなるのがデリーの不動産事情。

こちらが我が家の間取り図です。

インド人はお客さまを招待するのが大好きだから、リビングの広さはとても重要です。本当のインド人の家ではリビングは客を接待する「応接間」のため、テレビは置きません。だから各寝室にテレビを置いているのです。

とても落ち着けるリビングルーム。家具は全て会社の備品。

こちらはキッチン。東京のマンション事情では考えられないくらい棚が多くて、嬉しい悲鳴を上げてしまいます。

色々不便な事はありますが、そこは「住めば都」。全室大理石の床にも惚れ込んでしまいました。東京では玄関ですら人工の大理石というのに、ここでは安いため贅沢に使っています。

書斎から各部屋へ続く内廊下は、大人二人で運動会ができそうなくらい広々としています。

一体いくつあるの?というくらい備えられたファン。トイレの中にもあるんですよ。熱い国特有ですね。

また、3つのベッドルームには必ずシャワーとトイレに洗面所がついていて、それも大理石で作られています。棚は全てがドアと同じ無垢材のものが括り(くくり)付けられているので、スペースが増々広く使えます。まるでホテルのように鏡も大きな鏡が洗面台の上にはめ込まれていてとても豪華です。

ゆったりサイズの主寝室。広いからベッドメーキングも楽だった

主寝室のバスルーム まだバスタブのある家は珍しい

一緒に連れて行ったEコッカー•スパニエルのインディはシャワーが大好きだったので、よく「洗って、洗って!」と催促していました。シャワーは固定のモノと手動のモノが2つあり、便利でした。愛犬を洗う時は手動でゴシゴシと洗えます。

富裕層でなくてもメイドやサーバント、つまり使用人を雇う人が多いお国柄。面白いことに、マンションには各家々の使用人が寝泊まり出来る部屋がついています。わが家の場合は地下でした。そこにトイレもある使用人部屋が3つ隣接してありました。マンションの建物自体は英国調で立派ですが、使用人の寝起きする地下はジメジメとしていい環境とは言えません。

各部屋にはなぜか電気のスイッチが多くあるのですが、機能の説明がないため、慣れるまで2週間もかかります。誤って夜中にメイドを呼ぶブザーを鳴らしでもしたら大変です!全館にゴーーという大きな音が鳴り響くので、心臓がドキドキした事が何回もありました。

メイドコールは右の下。間違って押すと家中大きな音がなるので要注意

インドのマダムは、夜中でもお茶を飲みたくなったらメイドを呼ぶのだと笑って言いました。彼らも気まぐれな人に仕える宿命だったら、おちおち寝ていられません。幸い私の家では、メイドは3ヶ月の試験期間以外は雇わなかったのですが、このブザーには驚かされました。

デリーでの生活は、インフラの不便さが顕著であり、いつ停電してもおかしくない状況でした。私たち駐在者のマンションには、必ず自家発電の機械が設置されていて、停電の時などは大きな音をたてながら電気を復旧するのです。

大きな音をたてるけれど、これがないと停電が続いてとっても不便。デリーでは本当にマストアイテム。

10月もしくは11月がインド暦で新年にあたるので、マンションの前では花火をする人が多い

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2015/11/12