片付かない悪循環を断つ!クローゼット活用は「衣替え」がカギ

最近のマンションによくあるウォークインクローゼット。でも、大きなクローゼットがあるからと安心して、季節の衣類の入れ換えもせず、ハンガーにかけっぱなしのまま一年中放置状態、さらにシーズン毎に新しい服が増えるから洋服が溢れる、という悪循環に陥っている人も多いようです。せっかく機能的に設計されているマンションのクローゼットです。賢く活用しましょう。

いれっぱなし、かけっぱなし、増えっぱなし。衣替えしないデメリット

Q. 収納に困っている場所を、困っている順に1位~3位までお選びください。

2011年9月にマンション・ラボで実施した「整理収納に関するアンケート」によれば、マンションの収納に困っている場所の第2位が「クローゼット」でした。さらに「ウォークインクローゼット」も加えると、ダントツの1位。中でも、クローゼットに衣類が収まりきらないという意見が圧倒的でした。これは実は、きちんと衣替えしていないことが原因かもしれません!

衣替えをしないとクローゼットの中はこんな状態に…

「入れっぱなし!季節外れの衣類が場所をとっている状態」

・服の出し入れが面倒。洗濯物がしまえない。

・着たい服が見つからないから、いつも同じ服を着てばかり。

「かけっぱなし!ハンガーにかかった衣類がぎっしりの状態」

・衣類の間隔がぎゅうぎゅうでしわになり、通気性が悪くなる

・ハンガー伸びや型崩れ、変色を招き、衣類傷みの原因に

「増えっぱなし!どんどん新しい衣類が増えていく状態」

・持っている服を把握できないから、いつも似た服を買ってしまいがち。

・シーズン毎に捨てる服を選別できない。

あなたのクローゼットは、こんな状態に陥っていませんか? きちんと衣替えさえすれば、洋服を探したり選んだりする時間の無駄が短縮し、大切な衣類は長持ちします。衣替えは、無精なアナタにとって、まさに一石二鳥!

3つの寒暖差グループをサイクルさせるプチ衣替え

洋服の衣替えは年二回だと考えていませんか?衣類の分類は「夏」と「冬」だけに限定できません。その中間にそれぞれ「春」と「秋」があり、日々の寒暖差にも波があります。それなのに、昔の習慣に従って夏モノと冬モノを一気に衣替えをするというのは実は強引な考え方。本当は3つの寒暖差グループに分け、その時期ごとに実施するのが一番効率がよいです。

オススメは、収納の奥行を使った「プチ衣替え」です。クローゼットの他、奥行のあるたんすや衣装ケースでも使えます。手前には、その時一番活用する衣類を、その奥には次シーズンに活躍しそうな衣類を入れます。同じ場所の中で、小さな時間差を作るのです。

<グループに分ける> ※トップス例

A 通年グル―プ ・・・長そでシャツブラウス、薄手のカーディガンなど
B 真夏グループ ・・・半袖Tシャツやカットソー、ノースリーブなど
C 真冬グループ ・・・セーターやニット類、厚手のカーディガンなど

<時期ごとにサイクルさせる>

「春~初夏」 ・・・手前に通年グループ(A)、奥に真夏グループ(B)を収納
※真冬グループ(C)は季節外の場所にしまう
「夏~初秋」 ・・・通年グループ(A)、真夏グループ(B)の位置を前後にチェンジする
「初秋~冬」 ・・・ 手前に通年グループ(A)、奥に真冬グループ(C)を収納
※真夏グループ(B)は季節外の場所にしまう
「冬~初春」 ・・・ 真冬グループ(C)と通年グループ(A)の位置を前後にチェンジにする

こんな風に衣類をグルーピングして、収納を小さくサイクルさせることで、ちょっとした寒暖差にも対応できます。それに、衣替えはお部屋のお掃除と一緒で、こまめにやればその手間も最小限に押さえられるのです。

大切な衣類の保管方法

オフシーズンの洋服は、しまう前のお手入れが肝心!

<1> 汚れをキレイに落とす (見えない汚れも時間経過でシミの原因に)
<2> よく乾燥させる (クリーニングのビニールはNG、カバーが必要な場合は通気性のよいものを)
<3> 防虫剤を入れる (種類を混ぜて使わないこと。化学反応してシミや変色の原因にも)

ロングコートなど、どうしても一年中クローゼットにかけておかなくてはならないものもあります。その場合もかならず、シーズンの終わりのメンテナンスを忘れずに。

衣替えは、いわばデトックス!

そして忘れてはいけないポイントがもう一つ。衣替えは、ダイエットでいえば、シーズン毎のデトックスのようなもの。無駄なものを「捨てる」タイミングです。溜まったものを一度整理して、いらいないものを捨てましょう。何でもしまいこむ前に必要・不要をきちんと判断し、くれぐれもクローゼットをメタボにしないように!(「ものを捨てる基準」についてはこちらをお読みください

 

衣替え こまめなチェックが メタボ化追放

illustration by naru

 

2011/10/27