モノが片付かないのは、置き場所が正しくないからです。生活導線を考えたモノ別・部屋別収納で、リバウンドしない収納方法をお教えます。
収納は段取りづくり!使い勝手の悪い収納は必ずリバウンドする運命にある
- 「いつも決まった場所に片付けられないものがある」
- 「いつも家中を行ったり来たりしている」
- 「どこに何を置いたのかわからないことがある」
ちゃんときれいに収納したのに、また散らかる。収納で失敗するのはなぜでしょう?それは、使い勝手を考えていない収納だからです。根本がだめ。だから、リバウンドしちゃうんです。使い勝手の悪い収納は全く意味がありません。結果的に整理のできない自分に戻ります。
収納はあくまで、使い勝手!!
使い勝手を考えるというのは、「モノの置き場所が正しいのか」について考えることです。それには、生活導線からモノの置き場所を決める事が重要です。
マンションの間取り図から生活導線の問題点を洗い出す
生活導線を見直すには、マンションの間取り図を見て、部屋毎の役割をゾーニングしてみることです。
以下は私が実際にマンションにお住まいのAさん宅で、収納アドバイスをした例です。部屋毎に問題点を書き出してみました。Aさん宅では、DENが片付かない物置場になっていました。片付いていない場所、使いにくい場所は、用途通りに収納されていないのです。
部屋の問題点を解決!
問題点は明白でしたので、寝室で使うものは寝室に、ダイニングで使うものはダイニングに、洗面所で使うもののストック類は洗面所に近いDENに、という具合に収納場所を変えました。
つまり、あるべき場所に必要なモノを置いて、住所を作ってあげるということです。使ったものは、常にその住所に戻してあげる。どうですか?たったこれだけでもずいぶん使い勝手がよくなるはずですよ。
部屋 | 役割 | 問題解決 |
DEN | ストックルーム的役割 | ・普段使う子供服は寝室(奥様・長男)に移動
・シーズンオフの衣類をまとめて収納しておく ・ストック食材をモノ別に使いやすく収納し直す ・タオルなど、食品以外のストックも収納する |
洗面所 | 着替え・洗面 | ・タオル類は適量だけ置く ※タオル類はつい多めに保管しがちだが、必要限度でOK。洗濯回数を考え「適量」のみを置く。 |
主人の寝室 | 就寝 | ・オンシーズンの衣類を収納 |
リビング・ダイニング | 家族の団らん・くつろぎ | ・雑誌置き場を設けて保管できる量を決め、一定の量を超える場合には捨てる |
寝室(奥様・長男) | 就寝 | ・DENにあった子供服を収納 ※子供が育つ過程で、自分で服を選んで着たり、片付けたりできるように、子供服は子供部屋に移動していく。 |
整理→生活導線→ゾーン分け→収納、この手順で進めよう
このように、正しいものの配置や生活導線を考えなければ、たとえいったんはキレイに収納できたとしても意味がありません。整理から収納の段取りで大切なことは、以下のステップです。この順番で、収納方法を考えていきましょう。
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整理する = 無駄なものを取り除き、必要なものを残す
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生活導線を考える = 生活導線とものの起き場所が正しいか見直す
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ゾーン分けをする = 生活導線から間取りにあったものの収納場所を考える
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収納を考える = ゾーン分けをした中の収納方法を考える
illustration by naru
2011/05/27