マンションでシンボルツリー(樹木・庭木)を育てる方法

シンボルツリーは、家や庭を引き立てて、全体のイメージを代表する樹木や庭木のこと。マンションのバルコニーでもシンボルツリーは育てられます。今回は主に、マンションのバルコニーで樹木を育てる際のサイズ選びや注意点についてお話します。

バルコニーの観葉樹木

シンボルツリーとは?

シンボルツリーは、家や庭、森の顔となる樹木(庭木)です。わかりやすい例は、古い家の玄関に植えられた松や柿の木、森のけやきの大木など。その家や森を守る存在としても考えられています。お子さんが生まれたときに植える記念樹もシンボルツリーのひとつですね。

マンションでは、シンボルツリーなんて無理とお考えの方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。選び方次第で、あなたのマンション・ガーデニングやインテリアの顔となるシンボルツリーを育てることができます。

マンションでシンボルツリーを選ぶ時の注意

マンションのバルコニーでシンボルツリー、つまり観葉樹木を育てる場合は、お住まいのマンションの管理規約に従ってください。他にもいくつか注意点があります。

シンボルツリーのサイズの決め方

シンボルツリーのサイズは、男性の背丈以下(180センチほど)までが、管理しやすいでしょう。室内と違ってバルコニーで育てる場合、よく成長しますから、剪定してそれ以上大きくならないようにする必要もあります。

シンボルツリーの目的を明確に

シンボルツリーは、サイズや葉振りのイメージも大切ですが、まず目的を整理しておくと、選ぶ時に役立ちます。たとえば、バルコニーの目かくしにしたい、グリーン全体のボリュームをあげたい、花や実のある樹木が育てたいなど、漠然と考えていることを書き出して優先順位をつけます。

共用部のバルコニーでは、排水溝の掃除を徹底

マンションのバルコニーは、共用部です。マンション・ガーデニングの基本として、バルコニーの排水溝を葉などで詰まらせないためにも定期的に掃除を。落葉樹でなくても、常緑樹でも葉は落ちます。排水溝には、ネット(園芸用鉢底アミでもなんでも可能)を張って、落ちた葉が詰まらないようにします。

移動しやすさを念頭に、樹木と鉢のサイズを選ぶ

鉢植えの樹木を購入する場合、鉢のサイズと重さを考えてください。たとえば、直径40センチ×高さ40センチの陶製鉢に、土と樹木が入っていると、成人男性1人でも持ち上がらないほどの重量になります。

キャスターマンションのバルコニーでガーデニングを楽しむ場合、移動できることが絶対条件です。選ぶ際には、直径40センチ×高さ40センチ以下の鉢を目安に。樹脂製などの軽量の鉢を選んでください。ただ、よく売られている薄っぺらい木製プランターは腐植しやすく長持ちしませんので注意が必要です。

鉢の下にキャスターを付けるなどの方法もありますが、その場合は必ず、キャスターが動かないように固定ロック付きのものにしてください。

マンションのバルコニーでは強風に注意、倒れにくい鉢選びも重要

高層階や角部屋のルーフバルコニーでは強風も考えられますので、安定したサイズと形の鉢選びで対策します。鉢のデザインは、丸よりも四角、寸胴タイプの方が安定します。あまり軽めの鉢でも、倒れやすくなります。


以上の点に留意して、お好みのシンボルツリーを選びましょう。次回はマンションバルコニーでも育てやすい、おすすめの樹木をご紹介します。

※ バルコニーのガーデニングは、マンションの共用部分です。各マンションの管理規約に沿ったガーデニング計画をお願いします。

2011/08/09

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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