よく日の当たる南向きのベランダ。バルコニーには、その明るさを生かしたガーデニング・プランが考えられます。ベランダはもうひとつのお部屋と考え、リビングから一続きのインテリア・プランをトータルに考えることでお部屋がぐんと広く感じられるようになりますよ。
今回は、当店「からならの木」が施工した、南向きバルコニーのガーデニング事例をご紹介します。
リビングから一体化した明るい南向きのベランダ
こちらのマンションは明るい南向きのベランダでした。リビングの床材もナチュラル系の色で、すでに敷かれていたナチュラルカラーのタイル張りのベランダでした。ベランダは、そんなに奥行きがありません。リビングからの延長で、ベランダまでのつながり感を出していくことを心がけて植物をレイアウトしました。プランターには、ぬくもりのあるレンガ色のものを使用しています。
また既存の金属フェンスの冷たさを払拭したいとのことでしたので、光を通す木製の格子フェンスを設置。こちらの管理規約では、既存のフェンスの手摺よりも上に設置してはいけないとのことでしたので、同じ高さの木製フェンスを設置。ビスなし、ハサミで切れる程度の太いワイヤーによって木製フェンスを取り付けました。
こうして木製のフェンスを設置することで、ベランダ正面にあった出っ張りの目かくし効果もありますし、植栽の背景を美しく整えて引き立たせる効果もあります。
植栽が美しく映える、ベランダの構図作り
リビングからバルコニーを眺めたときの視覚効果を配慮して、正面には低いグリーン、両サイドには高めの観葉植物を配置して両脇のバランスをとり、奥行きのある構図を作りました。この場合は、バルコニーの正面に出っ張りがありましたので、そこを目かくしする意味でも木製のフェンスが役立っています。
小さな葉物を中心に、ナチュラルでシンプルな植物を寄せ植えを
南向きの日当たりのいいベランダでしたので、太陽をたっぷり浴びて育つ種類の植物、ローズマリーや野牡丹(ノボタン)、蔓桔梗(ツルキキョウ)を寄せ植え。木製フェンスのナチュラルな雰囲気にあわせ、小さくてシンプルな花や葉物でコーディネートしました。
※ベランダ・バルコニーのガーデニングは、マンションの共用部分です。各マンションの管理規約に沿ったガーデニング計画をお願いします。
2011/05/18