人間も観葉植物も、冬は乾燥に苦しんでいる。

冬の観葉植物の扱い方―3つの大切なこと。

あたたかな室内に置いているからと安心していると、実は植物たちは乾燥で苦しんでいることも。

あたたかな室内に置いているからと安心していると、実は植物たちは乾燥で苦しんでいることも。

今年の風邪は、インフルエンザや胃腸風邪など種類も多く、症状がひどく長引く人も多いようですね。冬の風邪のウイルスは、湿気を嫌い、空気が乾燥するほど活発になるといいます。

人間と同じように乾燥した冬は、実は観葉植物にも、病害虫などの被害を引き起こしやすい環境です。「え? 冬にも虫がいるの? 」という方が多いのですが、実は冬に植物を枯らせてしまうという人も多くいらっしゃいます。

室内はあたたかだからと安心せず、冬こそ観葉植物のお手入れを強化してあげてください。それにはまず、室内の乾燥対策です。

今回は、冬の観葉植物の乾燥対策として、特に注意したい3つの事をご紹介しましょう。

葉まわりの湿度を保って乾燥させない。

暖房をつけている室内は非常に乾燥しています。観葉植物も乾いています。特に葉まわりの湿度を常にチェックして、霧吹きをこまめにしましょう。

葉まわりの湿度を保って乾燥させない

■ 植物の置き場所に注意

暖房器具の吹き出し口に直接当たらないように。乾燥しやすい場所には注意して、室内での置き場所を考えて。

■水やりは根元にやるものだと思っていませんか?

根元への水やりだけでなく、葉や茎への霧吹きを頻繁にしてあげましょう。

霧吹きは、一日に何回やっても大丈夫です。葉っぱまわりの湿度を常に保ってあげるようにしてください。湿度は、植物にも人間にも必要なもの。植物への霧吹きは、冬場の乾燥した室内の湿度対策にもなりますね。

ケアの基本は「風通し、水やり、日当たり」

観葉植物を育てる時には、「風通し・水やり・日当たり」この3つに気をつけてケアしましょう。

【風通し】

観葉植物の場合、外気を取り入れてあげるのが大切です。気密性の高いマンションでは、寒い冬にはあまり窓を開けて換気を行わないことがあるかもしれませんが、外気には湿気も含まれていますし、よどんだ空気を循環させることも植物にとっては栄養です。毎日定期的に室内に外気を取り入れて、風を通してあげてください。室内の空気の入れ換えは、人間にとっても気持ちのいいものですからね。

【水やり】

水やりで勘違いしがちなのは、水量です。冬は少なめ夏は多め、と季節によって水量を変えている人が多いのですが、植物が欲する水量は、冬も夏も年間通して一緒です。冬に根枯れしてしまう植物が多いのは、乾燥した室内で水量を少なくしていたせいということもあります。

水やりは、朝・昼・晩のいつでもいいので、土の表面が乾いたら、鉢底から出るくらいたっぷりと与えます。ベランダに置いている外の植物の場合には、寒い夜の水やりは、水が凍ることもあるので注意してください。それ以外であれば、どの時間帯でも自分のライフスタイルに合わせて。無理をすると続きませんからね。

【日当たり】

選んだ植物の種類によって、日当たりがいいもの、日当たりがなくても育つものとさまざまです。その植物の種類に応じた日当たりを選んであげてください。

おしゃれな霧吹きも、サイズのバランスを考えて。

アンティークガラス製やおしゃれなデザインの霧吹き(スプレー)は、室内のインテリアとしてもおしゃれですね。好みにあわせて選びましょう。ただ、霧吹きのサイズは、植物の大きさにあわせて選んでください。

業務用サイズの霧吹き

大きな観葉植物が室内に何鉢もあるのに、小さい霧吹きではいちいち水を足すのも大変ですよね。そんな場合はたっぷり入るサイズを。ショップでは業務用サイズの霧吹きでやっていますが、マンションの室内ではいつでも手軽に、気付いた時にシュッシュと吹きかけられる、そして部屋に置いても嬉しいデザインで、お気に入りの霧吹きを探してみてはいかがでしょう?

2011/02/16

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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