ウォールデコレーションする暮らし 塗るか、張るかの選択肢を日本のインテリアに!~壁紙編~

さて、前回はペイントの事をお話ししましたが、今回は壁紙についてご紹介したいと思います。

ウォールデコレーションストアがお薦めしている壁紙は輸入壁紙です。実は輸入の壁紙は一般的な国内の壁紙と大きな違いがあります。そこからお話しをしますね。

国内の壁紙と輸入壁紙の違いについて

■違いその1 幅が違う!

まずは「幅」の違いがあげられます。国産の壁紙は建築の規格(モジュール)に合せて作られており、幅が91cmあります。一方輸入壁紙は52cmと、国産のおよそ半分くらいの幅となっています。

上の模様のついた紙が輸入壁紙、下の白い紙が国産壁紙です。一目で大きさの違いがわかりますね。

国産の壁紙は91cmもあるため、ノリを付けると重さで壁紙がしなったり、両手を広げての作業となるため、ある程度の経験がないと張るのはとても難しいと思います。輸入の壁紙は国産に比べて幅が狭いため、国産ほど張るのが難しくはありません。つまり初心者の方でも試しやすい、成功しやすい壁紙だといえます。

違いその2 壁紙のつくりが違う!

幅のほかにも、もう一点違いがあります。それは「つくり(構造)」です。壁紙はふつう、カラフルな色や美しい模様で彩られた凹凸のある「表面」と、壁と直接ノリで接着させる裏面の「裏打ち紙」との2層構造で構成されていますが、違いは「裏打ち紙」にあります。

国内の壁紙はほとんどがで作られていますが、輸入壁紙は不織布(フリース)といわれる、繊維を織らずにパルプ、古木、ポリエステル等を絡み合わせたシート状のものでできています。

用途に応じて原材料の組み合せを替えることで、様々な分野で使用されるようになっているのですね。この、「紙かフリースか」という違いは、張る上でも大きな違いとなります。

紙でできた壁紙の場合、ノリを付けると全体のおよそ1%程度紙自体が横方向に伸びます。91cm幅ですと、約9mmは伸びるというわけです。

伸びきる前に壁に張ると壁の上で伸びてシワになってしまうため、張る際には、壁紙にノリを付けてから15分ほどかけて紙が伸びきるのを待つ必要があります。

裏打ち紙が「紙」でできた日本製の壁紙

一方フリース素材の壁紙は、ノリなどの水分を吸っても伸びが少ないため、壁にノリを付けてから、壁紙を直接壁に張ることができます。

もし、リビングの壁面全体に紙でできた壁紙を張ろうとすると、大きな壁紙にあらかじめノリ付けするために、床やテーブル等の場所の確保が必要となってしまいますし、15分ほど待って出た伸びた大きな壁紙をしわにならないよう張るのですから、結構大変な作業となってしまいます。

でも、フリース素材なら壁に直接ノリを付けることができるので、紙の壁紙に比べてラクチンですよね。

「フリース」でできた輸入壁紙を折り返したもの

また、フリース素材の壁紙には、実はもう一つ大きなメリットがあります。

国内の壁紙に市販のノリで壁に張ったものを剥がそうとすると、2層構造の表面だけが剥がれてしまい、裏打ち紙だけが壁に残ってしまうのですが、フリースの壁紙の場合は、メチルセルロースと呼ばれる原材料を使った粉末タイプのノリを使用すると、下地の塩化ビニールクロスの上にノリ付けしても、剥がすときにキズ付けずに剥がすことができるのです。

ちなみに壁紙大国のドイツでは、全体の6割を超える壁紙がこのフリースを使用しています。海外でも国によってペイント派、壁紙派に大凡分別出来るのですが、ヨーロッパはどちらかと言うと壁紙派、北米がペイント派ですね。


いかがでしょう。国内の壁紙と輸入壁紙の違いを分かっていただけましたでしょうか。次回は実際に壁紙を張っていく準備についてお話していきます。お楽しみに。

2013/10/31

プロフィール

ウォールデコレーションストア

2013年4月にオープンした、ペイントと壁紙が同時に選べ、専門スタッフがコーディネートから施工のコーチングまでを行う日本で初めてのインテリアセレクトストア。店内にはウォールラボという実際のお部屋を模したコーナーがあり、専門スタッフのペイントと壁紙のコーチングを受ける事が可能です。なお、ご自身での施工が苦手な場合は、スタッフによる施工依頼も承っています。


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