マンションで果実のなる木を鉢植えで育ててみよう~果樹の種類と育て方~

果樹の育て方の基本

マンションのバルコニーで果樹を育てる上での注意点などを説明します。

●果樹に適したバルコニー環境なのかを事前確認

マンションのバルコニーで果樹の鉢植えを育てる場合、事前に必ず確認していただきたいのは、階数と風当たりです。高層階の風が強いバルコニーではあまりお勧めしません。常に強風が当たる場所だと、株が痛みやすいのと、土の乾きが早いため生育に支障が出る場合があります。風の影響を受けにくい場所で育てることができれば問題ありません。

またバルコニーは、マンションの共用部分ですので、お住まいのマンションの管理規約に沿ったかたちで育てるものを検討ください。

●果樹の選び方

前のページでも説明した通り、街中のグリーンショップではあまり果樹の鉢植えを取り扱っていないかもしれません。

ホームセンターのグリーンコーナーなどで探してみてください。

店頭で売られている果樹の鉢植えのほとんどは、発芽から2〜3年経過していて、すぐ実を付ける状態のものが多いはずです。

ぐらつきがなく、根がしっかりと張った株を選んでください。

日当たり・水やり・肥料について

・日当たり
果樹の場合、最低でも4〜5時間の日照時間がある、日当たりのいい場所で育てる必要があります。北向きのバルコニーなどはNGです。

・水やり
水やりはたっぷりと。これからの夏場は半日ほどで乾いてしまうので、1日2回くらい水やりをした方がよいでしょう。開花から実が付くまで、乾燥させすぎないように注意します。

・肥料
市販の果実用肥料(固形・粒状)を月1回程度。1年を通じて肥料を与えますが、特に春と秋にしっかり与えます。

●防虫対策はしっかりと

果樹の種類によって病害虫はそれぞれ異なりますが、害虫を見つけたらすぐ除虫してください。おいしい果実を付ける果樹は、虫にとっても大好物です。

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●土と根の更新作業は必須

毎年結実することが目的であれば、2年に1回は植え替えを行い、土と根を更新してください。古い根がまわると、全体の生育に影響を及ぼします。

根詰まりしたローズマリーの土の入れ替え~土と根の更新編~

果樹の果実は、色づいてきたら収穫時です。カラスや小鳥が狙っていますので、色づいてきたら早めのタイミングで収穫してください。鳥の方が早く収穫してしまうこともままあります。


生育を見る楽しみと食べる楽しみの両方が味わえる果樹は、一度は育てたくなる人気の植物ですね。からならの木のお客様では、ブルーベリーやオリーブなどが人気です。小さくても果実を育てる楽しみを満喫してください。

※本記事は2015年7月23日に公開したものを再編集したものです。

2017/08/24

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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