いつも植物を枯らせてしまう人にありがちな「根腐れ」の原因と対処方法

マンション・ラボの水やりに関するアンケートを拝見して、水やりに関する誤解が見えてきました。今回は、正しい水やり方法のおさらいをしてみましょう。

室内での根腐れの原因は、土の状態をチェックしない水やりにあります

このコラムでも何度も水やりについてのお話をしてきましたが、今回のアンケート結果を見ると、やはりまだ水やりについての誤解があるように思えました。

「水やりのタイミング」では、土の乾き具合を見て水やりをする人は44%程度。過半数以上の方が、土の状態をチェックしながら水やりをしていないようです。さらに水やりの分量も要チェックです。水が鉢の半分くらいまで浸透する程度・土の表面が湿る程度しか水をやっていない人は半分近く。半分くらいの人が、水やりが不足しているように思えます。その一方で、根腐れして枯らせてしまったという回答も多くみられました。

一概には言えませんが、もしかすると、室内では水のやりすぎ、室外では水の量が不足している人が多いのかもしれません。

●室内で管理する場合
置き場所にもよりますが、思いのほか土が乾きにくい傾向にあります。特に鉢カバーに入れていて、受け皿に水が溜まっているままにしていると、根腐れになりやすいものです。土表面に化粧石やチップを敷き詰めている場合も、土表面の状態がチェックできずに、水をやりすぎて根腐れになることがあります。

●室外で管理する場合
水はけ用の穴が伸びすぎた根で埋まってしまい、水が外へだせない状態に陥っているものもあるかもしれません。水やりをしてちゃんと水が流れ出しているか確認しましょう。

●根腐れ問題で共通していること
水を頻繁に与えている人は土の状態をチェックしていないことが多いということです。土が乾くとすぐ枯れてしまうという思い込みを抱いている人も多いようですが、アジアンタムのように少しでも乾燥すると枯れてしまう品種は別として、一般的な観葉植物は少々乾いてもすぐに枯れてしまうということはありません。一部回答で「ドラセナは根腐れに強い」と思い込んでいる方もおられましたが、根腐れに強い植物はありませんので注意してください。

根腐れすると、根が黒くなり、腐り方が激しいと臭ってくることもあります。気付いたときには、遅かったということもありますので、まず土表面をチェックすることを習慣づけましょう。

根腐れの原因チェックポイント

□土表面が常に湿っている
□受け皿に常に水が溜まっている
□土表面に飾り石などを敷き詰めている
□鉢カバーで水がどのくらい浸水したか見えない
□毎日水やりをしている
□表面に苔やカビが生えている
□腐った臭いがする

根腐れの対処方法

黒ずんで腐ってしまった根は元には戻りませんので、ハサミなどでカットして取り除きます。株全体のバランスを考えて、地上部の葉も適度に切り落とすとよいでしょう。また、土の入れ替えや発根促進剤の投入も効果的です。
しばらく様子を見て新芽が出てくれば、再生への道が開けます。根腐れに陥っている植物に肥料を与えると、さらに弱って枯れてしまいますので注意してください。

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2014/10/07

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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