ガーデニングの悩み解決!伸びすぎたパキラの切り戻し再生方法

観葉植物の定番ともいえる人気のパキラ。丈夫で育てやすく、初心者向きですが、成長に伴いバランスが悪く不格好になり困っているという相談をよく受けます。

春から夏にかけての成長期はパキラを切り戻して形を整えるチャンス。そのコツは、大胆にカットすることです。

鉢のサイズに対して、アンバランスに成長したパキラ

パキラは成長も早く、ぐんぐん伸びていく一方で樹形が乱れてしまうことがあります。

写真のパキラは鉢のサイズと株全体のバランスも悪く、間延びした印象です。ひょろひょろしていて不安定ですね。このまま放っておくとどんどんまっすぐ上に向かって伸びていきます。思い切ってカットするのをお勧めします。

パキラの切り戻しの手順

木肌色になっている幹の上部からおよそ5 ~10cm程度の所(緑色の幹を残す)から切りましょう。皆さん、なかなかここまで思い切ってカットできないようですが、一度リセットする気持ちで剪定します。

カットした枝葉は、水栽培で育てて発根すれば、また挿し木して増やすことができます。余分な葉を出来るだけ落として、先端部分の新芽を残すくらいでも大丈夫です。

カットした枝葉はすぐに深水に入れます。切り口が乾かないうちに行います。2日ほど深水で水を吸わせた後は、浅めの水に挿しておくことがポイントです(水の深さは5cm程度でよいです。こまめに新しい水に取り換えるようにしてください)。深水にいつまでも浸けておくと茎が腐り始めます。発根する前に枯れてしまうので、注意しましょう。

切り戻しビフォア&アフター

切り戻した前後比較写真

カットしたパキラを大きな鉢に植え替えましょう

剪定したパキラの株自体を元気にするためにも、一回り~二回りほど大きいサイズの鉢に植え替えましょう。

大きな鉢への植え替え時には、根には触らずに植え替えます。(根腐れして、黒くなった根があれば少し取り除きます)

植え替える土は、観葉植物用のブレンド土が便利です。

鉢底石(軽石など)を鉢の深さの2割程度敷きます。用土を入れて株を落とし込みます。

ブレンド土でまわりを埋めていきます。

根鉢と鉢の隙間を、棒を使って埋めていきます。根を傷めないように注意します。鉢全体をトントンと叩きます。

植え替えができました。十分水を与えてください。今回は、根を崩したり、カットしたりしていないので、すぐに肥料を与えても構いません。

早く再生させたい場合は、室内ではなくバルコニーの直射日光が当たらない半日陰~日陰に出して管理します。環境にもよりますが、2週間ほどで新しい芽が芽吹いてきます。
室内での管理と大きく違うのが土の乾く速さです。鉢が小さいほどすぐに乾きますので、水枯れしないように管理します。

新芽がでたら強い風には当てないこと。室外での管理は、4月中旬~10月の間に限ります。気温が下がる冬場には不向きです。

数ヶ月経った頃に、パキラの成長の様子をこの記事で報告する予定です。春から夏にかけては、切り戻しの適期です。樹形の乱れた物や冬の間に弱ってしまった観葉植物は、このように思い切って再生させることをお勧めします。

その他の観葉植物の再生方法の記事もあわせてご覧ください。

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2014/05/23

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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