映画『レオン』に登場する観葉植物アグラオネマの手入れ方法

植物が印象的に使われている映画をご紹介しつつ、そこに登場する植物の育て方や手入れ方法を、からならの木 寺井通浩さんに教わるシリーズです。

孤独な殺し屋が、いつも傍に置いて世話するアグラオネマ

ジャン・レノ扮する殺し屋と、子役だった頃のナタリー・ポートマンが登場する映画『レオン』。どうしてこの映画が植物と関係あるの?と不思議に思われるでしょうが、映画と植物と訊かれて一番に思い出したのがこの映画でした。

殺し屋のレオンは、唯一の友達として鉢植えの観葉植物アグラオネマを世話しています。アパートからホテルへ移動する際にも武器と鉢植えを抱えていたのが印象的でした。

LEON

ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋と家族を殺された少女との心の交流を描いた、リュック・ベッソン監督によるスタイリッシュ・アクション。

買い物に行っている間に家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣人レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。

彼が殺し屋だと知ったマチルダは、復讐するために殺し屋になりたいと懇願するが・・・。

Blu-ray『レオン 完全版』制作:1994年/フランス/監督・脚本:リュック・ベッソン/出演:ジャン・レノ、ゲイリー・オールドマン、ナタリー・ポートマン/発売:アスミック・エース/販売:角川書店”]

存在感のあるアグラオネマ、男性の一人暮らしにもぴったり

さて、アグラオネマの名は、ギリシャ語の「輝く糸」からきています。その名の通り、光沢のある葉と葉模様が美しい観葉植物です。存在感があり、男性の一人暮らしの部屋にもぴったりですね。

映画に登場したのは、葉が直立するタイプのものでしたが、葉が斜め・横方向に伸びるタイプのものもあります。品種もさまざまで、葉色もいろいろなものが揃っています。好みにあわせて、葉模様や色で選ぶとよいでしょう。

アグラオネマ シルバーキング

アグラオネマ マーブル

アグラオネマ バランタプティマ

アグラオネマ ホワイトライン

アグラオネマの手入れ方法はOK!でも真冬と真夏のケアは使い分けましょう

夏には棒状の白い花を咲かせます。サトイモ科のアグラオネマは、水をやりすぎるとダメなので注意を。

映画でのレオンは、葉っぱに霧吹きをかけたり、窓辺の日当たりのいい場所に鉢を移動したり、こまめに手入れを行っていました。なかなか的確な手入れでしたね。

熱帯アジアの植物なので暑さに強いようなイメージがあるかもしれませんが、夏の直射日光には弱いので、窓辺に置く際には注意をしてください。

ジャングルの大木の下に生えていたような植物ですから、逆にいえば、室内で育てやすい観葉植物といえます。湿度の高いジャングルの環境を再現した環境が最適ですね。

冬の寒さは苦手です。基本的には室内で育ててください。昼間のあたたかい時間帯にバルコニーに出してシャワーで水やりを行い、日光浴させて、水切りが出来たら室内へ戻します。

また、乾燥しやすい冬は、部屋の湿度を気にしながら、霧吹きでうるおいを与えましょう。

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アグラオネマは、レオンのように丁寧に育てれば、長く育つ観葉植物です。自分のパートナーのように、大事に植物を育てる楽しみを育んでください。

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2013/09/17

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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