根詰まりしたローズマリーの土の入れ替え~土と根の更新編~

今回は、水が浸透しなくなった古いローズマリーの鉢の植え替えについてアドバイスします。

水が浸透しないのは、同じ鉢に入れたままだったため、根が張りすぎて鉢の中でいっぱいいっぱいになっているのが原因です。

土の表面に苔ができて、水が浸透していかないローズマリー鉢

マンション・ラボ編集員が一年ほど育てているローズマリーの鉢を持参してもらいました。「水をやっても土の表面に水がたまって、なかなか浸透していかない。表面の土に苔があり、全体にカサカサしている」という症状でした。

土がカサカサしていて、苔が出ています。

根詰まりを起こして、土に水が浸透していかない!

これは、ローズマリーの根が生育しすぎて、鉢に対していっぱいいっぱいになっている状態です。鉢いっぱいに根が密集していて根詰まりを起こしているんですね。

根詰まりは、鉢の水ハケが悪くなる原因のひとつです。表面の苔も、内部の水ハケが悪くて表面に水がたまっている状態からできてきたのでしょう。

水をやると、表面張力のように土の表面で水だまりができてしまい、吸い込んでいかないのがわかります。

この鉢は、最初にポット苗から植え替えした際、鉢に入っている古い土を使用したということですので、土自体も痩せているはずです。こういう場合は、土を入れ替える必要があります。

古い土は、水分や栄養分を保持する力を失っている

古い土には、前に育てていた植物の根が混ざっていて、それが腐っていたり、また放置している間に虫が入り込んでいる可能性もあります。また土自体が、水分や栄養分を保持する力を失って痩せています。植え替えには、新しい土が最適です。どうしても古い土を再利用したい人は、土のリサイクル材も市販されていますのでそちらを試してみてください。

根詰まりを起こしている古い根のカット方法

では、土の入れ替え作業を始めましょう。今回は、同じ鉢をそのまま使いたいということなので、同じ鉢に戻す前提でアドバイスします。

まず、ローズマリーの株を鉢から取り出します。根が張りすぎているのでがっちりと鉢のかたちで取り出せますね。

土をほぐして落としてみましょう。

写真で見てわかるように、ぎっしり茶色く細い根が詰まって絡みあっています。この茶色い細い根が古い根です。これでは栄養も行き渡りません。

園芸用ハサミで、まわりの古い根を、土ごとザクザクと落としていきます。株の中心の太い根や白い若い根は、傷つけないように注意してください。周辺の古い根はバシバシ落としていってかまいません。

古い土と古い根を落としました。白い根が見えてきて、根が自由になってスッキリしました。丸くする必要はありませんが、二回りほど小さくする感じですね。これで古い根は落とし終わりました。
次のページでは、新しい土の入れ方についてご紹介します。

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2013/03/15

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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