マンションで緑のカーテン8:ゴーヤーの実の収穫と種の保存

5月末からスタートしたゴーヤーの緑のカーテンにも実がつき始めました。

今回は、ゴーヤーの実の収穫タイミングと種の保存方法についてアドバイスします。収穫のタイミングは、“欲張らない”がポイントです。

5月末スタートから8月上旬までの緑のカーテンの成長ぶり

(写真左)5月末スタート時のヘチマとゴーヤーの苗/(写真中)7月初旬でほぼカーテン完成/(写真右)8月上旬には、カーテンに厚みが出てきました。

緑のカーテン連載のために、ショップでゴーヤーとヘチマの苗を植え始めたのが5月末頃。2ヶ月経つと、すっかり厚みのある緑のカーテンになりました。伸びすぎた上部はカットしていますが、それ以外はあまり手をかけていません。育て始めた頃に、台風が来て葉が傷んだ箇所(プランターからすぐのあたり)は、少し葉が少なめです。肥料は、一度ほど追肥したくらい。虫もつかなかったので、薬もやっていません。南に面した日当たりのいい場所だったので成長がよかったようです。

スタート時の記事はこちらです。
マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方

緑のカーテンにならない!悩みについて

マンションで育てる緑のカーテンでよく伺う悩みは、「カーテンにならない」「葉が小さくまばら」といったことですが、これは日照時間・土・肥料・プランターサイズなどのさまざまな要因が重なっていることがあります。次回記事で、その辺の悩みや問題点についてご回答したいと思います。

外の緑のカーテンを店内から見たところ。直射日光を緑で覆ってくれています。

ゴーヤーの実の収穫は、欲張らないで緑が熟したら!

受粉した雌花の実が成長しつつあるところ。

ゴーヤーの収穫を楽しみにしている方も多いと思います。ゴーヤーの実は、以前の記事「ゴーヤーの開花時期と手入れ」でお話ししたように、花の中心が緑色をした雌花が受粉するとその軸の部分が生育します。

次第に膨らむ実がもっと大きくなるだろうと、そのまま成長を見守っていると、あっというまに黄色く変色して萎んでいきます。また葉陰に実っていて、気付くとすでに変色している場合もありますので注意が必要です。

葉陰になっている実は見逃しがち。水やりの際に、しっかりチェックを。

実の収穫は大きくなるまで、と欲張らないで、深い緑色になってきたところで早めに摘むのが一番です。

スーパーで売っているような立派なサイズのゴーヤーをイメージしている方も多いようですが、畑でもない限りそこまでのサイズの生育は、なかなか難しいものです。

からならの木で採れたゴーヤーは手のひらサイズのかわいいものでした。このくらいで収穫を。写真奥は、変色してすでに破裂したゴーヤー。

うっかりするとゴーヤー爆弾炸裂? 破裂した種の保存方法

薄い黄色に変色したゴーヤーは、ツルにぶら下がったまま放置しておくと濃い黄色からオレンジ色に変わり、ある日、まるでゴーヤー爆弾が炸裂したように割れて、赤い種が地面に飛び散ります。赤いゼリー状の表皮に覆われていて気持ち悪がる人も多いようですが、これは別に害はありません。

種は、拾って水洗いし、日陰で乾燥させます。乾燥した種は、ビニール袋などに入れて、湿気させないように乾燥した場所で保存しておきます。

(写真左)熟してはじけたゴーヤーの実と、赤いゼリー状の表皮に覆われた種。/(写真右)表皮を洗い落として乾燥させたゴーヤーの種。

次回は、マンション・ラボ編集部スタッフの緑のカーテンの失敗例を紹介しながら、どこに問題があったかアドバイスします。

※ベランダ・バルコニーはマンションの共用部分です。ガーデニングを行なう際は、各マンションの管理規約に沿って行なうようにお願いいたします。

他の記事もあわせてお読みください。

「マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方」
「マンションで緑のカーテン2:ベランダ設置の注意点とネット」
「マンションで緑のカーテン3:一年草と、ゆっくり成長する常緑つる性低木(宿根草など)」
「マンションで緑のカーテン4:ゴーヤーの開花と手入れ」
「マンションで緑のカーテン5:ゴーヤーやヘチマのアブラムシ対策はどうしたら?」
「マンションで緑のカーテン6:ゴーヤーやヘチマの化学肥料と有機肥料」
「マンションで緑のカーテン7:常緑のハニーサックル」

2012/08/22

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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