マンションで緑のカーテン4:ゴーヤーの開花時期と手入れ

マンションのベランダで育てる緑のカーテン(グリーンカーテン)の生育レポートシリーズです。「からならの木」ショップ前のゴーヤーも、花が咲き始めました。この時期の手入れなどについてアドバイスします。

約一ヵ月で緑のカーテンはここまで成長しました

からならの木のショップ前のウインドウに5月末に植えたゴーヤーとヘチマの苗は、7月初旬の段階で写真のようにウインドウ全体を覆うところまで育ちました。

(左)5月末:苗をプランターに植えてネットを設置/(右)7月初旬:ウインドウ全体を覆い尽くすところまで生育

緑のカーテン越しに外光が差し込む様子は、ショップで見ていても心和みます。マンションの室内から見るなら、なおさら気持ちいいものでしょう。

ショップの店内から緑のカーテンを見たところ

マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方

生育中の緑のカーテンの手入れ方法

台風や豪雨後は、傷んだ葉やツルをチェックしてカーテンを整える

途中台風が来たため葉が傷んだりしましたが、傷んだ葉はばっさりカットして整え、再び持ち直しました。これからの季節、突然の集中豪雨やヒョウなどがあるかもしれませんが、本体のネットをしっかり張っていれば、ゴーヤーやヘチマのツルは強力なので心配いりません。もし傷んだ葉があれば取り除き、親ヅルをカットして子ヅルが張り出すように整えます。

(左)ヘチマ/(右)ゴーヤー

ツルはあまりヨコに誘引しすぎないようにする

しっかりとネットに巻き付いたツルは、手で取り外すのも苦労するくらい

葉をカットしたあとは、覆いたい方向にツルを誘導してあげるのもいいでしょう。ただ、あまりヨコに導きすぎるとまばらな緑のカーテンになりますので、基本はまっすぐ上に向かって伸びていくようにツルを誘引します。

葉の成長が活発になったら間引きする

暑くなっていくと共に葉が大きく育ちます。葉が重なりすぎないように、間引きしてください。重なりすぎるとムレたり虫がつきやすくなったりします。

ネットの目の細かさがしっかりした緑のカーテンになる

ネットの最上部まで生育したら、あとはカットするか、横に誘導します。

ショップで使用したネットは3センチ角の目です。15センチ角くらいの大きな目のネットもありますが、あまり大きすぎると、しっかりした緑のカーテンになりません。生育してきて目が粗すぎると感じたら、麻ヒモやビニールヒモなどをタテヨコに通して、目を細かくするのもいいかもしれません。細かな目の方がツルもしっかり巻き付きやすく、豪雨や強風にも持ちこたえられるように強くなります。

マンションの管理規約遵守とベランダでの設置方法

花が咲いたら? 開花後の注意

受粉を手伝う必要はある? ない?

花の中心が黄色の雄花

ヘチマはまだ開花していませんが、ゴーヤーの黄色い花は、ちらほら開花を始めました。ゴーヤーの花には、雌花(花の中心が緑色)と雄花(花の中心が黄色)があり、虫や風の働きで受粉します。確実に実をつけたいからと、雄花を雌花にくっつけて受粉する人もいるようですが、そこまでしなくても自然と受粉してくれますので心配いりません。ただし、マンションのベランダで強風が当たりやすい場所では、受粉前に花粉が飛ばされやすいかもしれません。

散った花や葉をきちんと掃除する

雌花はそのまま実に成長していきますが、雄花は一日ほどで散ります。散った花や葉がベランダの排水溝に詰まったり、階下や隣戸に飛んでいったりしないようにマンションでは必ず注意してください。


次回記事では、緑のカーテンの肥料についてアドバイスします。

以下の記事も合わせてご覧ください。
「マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方」
「マンションで緑のカーテン2:ベランダ設置の注意点とネット」
「マンションで緑のカーテン3:一年草と、ゆっくり成長する常緑つる性低木(宿根草など)」
「マンションで緑のカーテン5:ゴーヤーやヘチマのアブラムシ対策はどうしたら?」
「マンションで緑のカーテン6:ゴーヤーやヘチマの化学肥料と有機肥料」

※ ベランダ・バルコニーはマンションの共用部分です。ガーデニングを行なう際は、各マンションの管理規約に沿って行なうようにお願いいたします。

2012/07/13

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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