マンションで緑のカーテン2:ベランダ設置の注意点とネット

前回「マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方」をご紹介しましたが、今回は、マンションのベランダ・バルコニーで、緑のカーテン(グリーン・カーテン)を設置する場合の注意点と便利なグッズをご紹介します。

マンションの管理規約遵守とベランダでの設置方法

必ず管理規約を守って

マンションのベランダに「緑のカーテン」を設置する際には、事前に管理規約を必ずチェックしてください。また、高層階では、強風によって吹き飛ばされないようにしっかりと固定してください。
防災上の観点からも、「緑のカーテン」に限らず、隔て戸や避難口をプランターなどでふさいではいけません。

ベランダでの設置方法

ベランダに設置する際には、手すりではなく、サッシ側にネットを設置します。天井またはサッシ枠にネットを固定するためのフック(マグネット、ジェル、ネジ、吸盤など方式はさまざま)が販売されていますので、設置場所の状況に応じてそれらを使用します。上部を固定するフックの数は多い方が安心です。園芸用の支柱をネットに通してフックに取り付けます。よりしっかりネットを固定するには、突っ張り棒タイプの支柱もあります。

DAIM 緑のカーテン 転倒防止パーツ 2個入(第一ビニール)


オーニング取付金具 O型 NMT-F09)(タカショー)

緑のカーテンは、窓から少し離して設置

ショップの設置では、窓ガラスにぴったり張っていますが、ベランダでサッシを頻繁に開閉したり掃除ができたりするためには、斜めにネットを張るか、少し間をあけて、中に入れる程度の余裕を持たせて設置します。

ベランダで育てる場合のマナー

水遣りの時に、枯れ葉や花びらがベランダの排水溝や溝につまらないように、しっかり掃除しましょう。風で飛ばされることもありますので、葉は少し枯れてきたら早めに摘むくらいの方がいいかもしれません。

また、水遣りの水しぶきや枯れ葉などが階下や隣戸に飛んだりして、迷惑をかけないように配慮しましょう。これは「緑のカーテン」だけでなく、マンションガーデニングの基本的なマナーです。

「緑のカーテン」に使用するネットの種類

黒や茶、自然素材のネットが目に優しい

ネットは、園芸ショップやネットで売っています。ただ、よくあるグリーンのネットは、ゴルフ場みたいでお洒落じゃないので、毎日窓を眺めていても目立たず目に優しい、黒や茶のネットがいいでしょう。ナイロンだけでなく、麻のネットもあります。

ガーデンネット(ブラック)3.6×1.8m(キンボシ)


DAIM麻ひもネット(特大)1.8×3.6m(麻ひもネット)

ネットのサイズと目の大きさ

お店では、3.6×1.8メートルのものを使いましたが、1.8×1.8メートルくらいのものでも十分です。覆いたい窓にあわせてネットのサイズを検討してください。
今回ショップで用いたネットは、3センチ角の目が細かいものです。目が細かいと、風には強いのですが、最後にツルを取り除くときに苦労します。取り除き時に手間をかけたくない人は、10センチ角などの大きい目のサイズを選ぶといいでしょう。
ネットを用いないで、ガーデニング用の支柱を麻ヒモで縛ってイカダのようにしても使えます。麻は、腐食して土に還っていくため、植木の根を覆う時に用いるように、ガーデニングではポピュラーなエコアイテムです。


マンションは、集住環境です。まわりに迷惑をかけないよう十分に配慮して、「緑のカーテン」づくりを楽しんでください。

※ ベランダ・バルコニーのガーデニングは、マンションの共用部分です。各マンションの管理規約に沿ったガーデニング計画をお願いします。

以下の記事も合わせてご覧ください。
「マンションで緑のカーテン1:ゴーヤーやヘチマの育て方」
「マンションで緑のカーテン3:一年草と、ゆっくり成長する常緑つる性低木(宿根草など)」
「マンションで緑のカーテン4:ゴーヤーの開花時期と手入れ」
「マンションで緑のカーテン5:ゴーヤーやヘチマのアブラムシ対策はどうしたら?」
「マンションで緑のカーテン6:ゴーヤーやヘチマの化学肥料と有機肥料」

2012/06/08

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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