美しい収納(5) 北欧ヴィンテージ家具、チーク材のローボード

「美しい収納」家具を提案するシリーズ。第5回目は、ヴィンテージのローボードです。

ローボード(チーク材) デンマーク1950〜60年代

ローボード(チーク材) デンマーク1950〜60年代

ミッドセンチュリー生まれの北欧ヴィンテージを現代の暮らしに

このチーク材のローボードは、1950~60年代のデンマーク製です。当時は北欧デザインの「黄金期」といわれ、一流のデザイナーや職人が活躍しました。また、現在では稀少となった素材を使っていたり、手の込んだ作りなども珍重され、さらに時を重ねることで、ヴィンテージ家具としての風合いを深めています。丁寧な手入れをして、暮らしの中で実際に使えることも大きな魅力です。

稀少なチーク材を使ったヴィンテージ家具のあたたかみ

強靱なチーク材は、その耐久性故に古くは船舶の木材として用いられてきました。強くて頑丈で腐りにくく木目の美しいチーク材は、造船のみならず、家具、建築、客車に至るまで、数多く使われてきました。現在ではほとんどの国で新たな伐採が禁止されており、輸入も規制されるほど稀少な木材となりました。その意味でも、チーク材のヴィンテージ家具は非常に価値のあるものとして評価されています。

日本の住まいとも好相性の意匠

正面から見ると、半円にくり抜かれた取っ手の細工や本体を支える横架材(脚)のデザインなど、随所に職人とデザイナーが協働した「職人技」が見られます。古き良き時代の丁寧な仕事を伝えてくれるのもヴィンテージ家具の魅力です。

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向かって左側の引き戸の上段には、浅めの引き出しが嵌め込んであり、ジュエリーや時計、カフスなどの小物を収納できるようになっています。

北欧家具らしい華奢な脚や、すっきりとしたフォルムは、存在を主張過ぎることなく、マンション空間にも美しく溶け込んでくれることでしょう。

ノルディックフォルム 佃 香奈さん

IMG_1032随所に豊かな技術が施されたこの家具は、木工作家の方が長い時間じっくり見てため息されていたことがあります。とても参考になるとおっしゃっていました。
ヴィンテージ家具は一点もの。一期一会の出会いとインスピレーションがつなぐ縁でもあります。時を経た風格をもちながら、ディテールの面白さなどもあり、自由な発想で楽しまれてもいいですね。大切に受け継がれた家具を、さらに自分らしく使い込んでいただけたら嬉しいです。

ノルディックフォルム

0608_2北欧の上質なインテリアを取り揃えるショールーム。デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーの名作椅子やテーブル、ソファ、キャビネット、照明、テキスタイル、器など、使うほどに愛着の生まれるアイテムを紹介。

現地で厳選したヴィンテージ家具も並び、時代を超えた暮らしのデザインを提案している。

東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
リビングデザインセンターOZONE 5F
03-5322-6565
http://www.ozone.co.jp/nordicform/

(写真提供:ノルディックフォルム)

2016/07/01

プロフィール

リビングデザインセンターOZONE

住まいとインテリアのショールームとショップ30店が揃う情報センター。新宿パークタワーの3F〜8Fに位置し、気軽にインテリア散策が楽しめる。セミナーや相談会も随時開催。

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