2LDKのマンション、DIYで作る思春期の子ども部屋

DIY好きな夫婦のこだわりとは?

石野さん夫婦は今まで、インテリア雑誌や本の仕事に多数携わっていたこともあり、DIYやインテリアに関する知識や情報が豊富です。そして、以前から「モノを作る」ことが好きでした。
マンションの入居時にも、リビングの床をコルクで敷き詰めるのを業者へ依頼した以外は、夫婦で必要なタイミングで壁を塗ったり、本のサイズに合った棚を作ったりして、DIYで改修をしました。

棚を設置する前に本や雑誌の高さなどを確認しているので、ジャストフィットな仕上がりになっています。

そんな石野さんは、DIYをするのにこだわっていることがあります。それは、「思い通りの仕上がりにするために、自分たちで壁の塗料や木材を探し選ぶこと」「お金をあまりかけずにDIYを済ませること」です。
石野さんのDIYには、“ぶれない自身のスタンス”があることが感じられました。

3日で仕上げるDIYのコツとは?

今回のDIYは主に、長女の部屋用に壁を塗ること、暗くして作業を行う夫の仕事スペースを、リビングに区切って作るためのパーテーションの設置です。3日間で完成させたコツを教えてもらいました。

(1)きれいな壁の仕上がりには事前の準備を!

壁塗りをきれいに仕上げるためには、はみ出さないよう塗る前に、しっかり養生するのがポイントです。塗るアイテムとして、学校の行事で使うような大き目のハケを使用します。
さらに壁を好みのカラーで塗る前に、下塗り用の塗料(シーラー)を使うと、本塗りの時に塗料の吸着力が良くなり、きれいな仕上がりになります。こうやって事前の準備をしておくことで、壁塗りは滞りなくこなせます。また、作業は塗料が乾きやすい昼間に集中して行います。日が沈む夕方までに作業を終えるようにするのがポイントです。

新たな仕事スペースの壁も、ハケで塗り直す夫。

(2)役割分担で連携プレー

石野さんは、これまでの仕事や主婦の経験を生かしてDIYのアイデアを出し、夫にはそれを棚などの「形にする」といった役割分担をしました。夫婦で役割分担をすることで、DIYの一連の作業も連携プレーができ、うまく進めることができました。

リビングの一角2畳分を、パーテンションで区切って作った夫の仕事部屋。デスク上に蛍光灯も取り付けました。塗料はPORTER’S PAINTSを使用。左の薄い色「SHELL GRAY」、奥の白色「ALMOND」、右の濃いグレー「GRIGIO」、全てテクスチャーは「Stone Paint」

(3)好みを尊重しふさわしいコーディネイトを

石野さんは娘の一人部屋を設ける前に、部屋のペンキやじゅうたんのカラーサンプルを用意し、娘に好みの色味を聞き出しました。せっかく“自分の部屋”になるのですから、本人の好みは尊重したいと思ったからです。
娘はピンク系が好みということで、石野さんのセンスが光る大人のエッセンスも入れて、柔らかな色の空間に仕上げました。

壁を上品なピンク色で塗ったので、女の子らしい優しい雰囲気が漂っています。

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2017/03/30