多肉植物が“枯れる”原因は、水やりのしすぎによる根腐れ

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多肉植物が“枯れる”のは、ほとんどの場合が、水のやりすぎによる根腐れが原因です。根腐れには、日当たりの悪さも深く関係しています。

水不足で枯れるのではなく、水のやりすぎで根腐れしてダメになるのがほとんど

水不足になると、水を蓄えている多肉植物のふっくらとした葉にシワが寄ってきます。

水不足になると、水を蓄えている多肉植物のふっくらとした葉にシワが寄ってきます。

多肉植物をダメにしてしまう原因のほとんどは、水のやりすぎです。多肉植物は、リビングなどに置いて飾っていることが多く、日当たりが十分ではない場所で育てている方がほとんどではないでしょうか?
室内であれば直射日光に当たらない明るい窓際、室外であれば外の日陰で育てるのが適しています。室内では、窓から遠い場所に置くほど、土が乾かなくなります。
日当たりが悪いと、水やりをしても十分に土が乾かず、さらに毎日水やりをしてしまうことで、根腐れになってしまうのです。

水のやりすぎによる悪循環

室内の日当たりが不十分な場所で育てている

毎日水をやる

日当たりが悪いので、土が常に湿っている状態になる

植物が水を吸い上げなくなり、元気がなくなる

さらに水をやる

土が乾かないため、根腐れしてくる

葉や根元が黒ずんでくる・植物が腐る

根腐れすると、葉や根元が黒ずんでくるのでわかります。水やりをしないで1週間から10日経っても土が乾かないようであれば、置き場所を考え直しましょう。
そして、水やりは、完全に土が乾いてからたっぷりとやります。土が乾いていないのに、毎日水やりする必要はありません。

観葉植物の水やりは「完全に乾いてから」「たっぷりと」が基本

置き場所の再検討と、土が乾いてから水やりする習慣に意識を変えることで、この悪循環を断つことができます。いつも、多肉植物や植物をダメにしてしまう方は、今日から水やりの意識を変えてください。

根腐れ対処策は、根腐れで黒ずんだ箇所を取り除くこと

すでに根腐れしてしまった場合は、黒ずんだ葉などを取り除いて、置き場所を変えて、しばらく水やりを止めて様子を見てください。ダメージが強くなるので、決して植え替えや肥料を与えてはいけません。

底に穴が開いていない鉢カバーなどで多肉植物を育てている場合は、底に水がたまらないように、特に注意してください。

底に穴が開いていない鉢カバーなどで多肉植物を育てている場合は、底に水がたまらないように、特に注意してください。

逆に水不足で萎れた場合には、たっぷり水を与えることで回復も早い

若い男性のお客様が、元気がなくなった多肉植物の相談に見えたことがあります。見ると1ヵ月くらい水やりをしていないように土が乾いた状態で、水不足で葉にシワが寄っていました。
買ったお店で「多肉植物だから、水はいらない」と言われたそうですが、まったく水が必要ないということではありません。水不足の場合は、根腐れよりダメージが軽いので、回復しやすいはずです。たっぷり水をやって様子を見てください。

水不足でも根腐れでも、植物の調子が悪くなると、すぐに「植え替え」や「肥料を与える」ことで解決しようとしますが、これは絶対にNGです。植物の調子が悪いときに、生育環境を変えて、肥料をたっぷり与えられても、余計に悪化してしまいます。

根腐れの原因のチェックポイントについては、以下の記事で紹介しています。

いつも植物を枯らせてしまう人にありがちな「根腐れ」の原因と対処方法

また、急に室外や室内の直射日光の当たる場所に置くと、日焼けして黄色く変色しますので注意してください。


多肉植物だけに限らず、育てている植物がダメになったら、「なぜ失敗したのか?」その原因をしっかり突き詰めて学習し、次に役立てましょう。失敗を突き詰めないで、また新しい植物を育てても同じことが起こります。

2016/09/16

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


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