マンションの日当たりの考え方~西向き、南向きのベランダ・バルコニーの勘違い~

pixta_23376471_S

あなたのベランダの方角は何向きですか?マンションガーデニングによくある失敗では、西向きベランダ。日当たりを勘違いしている人が多いようです。

ベランダの手すり壁の仕様(タイプ)が、マンションガーデニングの日当たりを決める!

マンションのベランダの手すり壁のタイプは、コンクリート、強化ガラス、半透明パネル、鉄柵(縦格子)など、マンションによって異なります。
鉄柵は、風も日差しも通すので、ベランダの方角通りの日当たりと考えてかまいません。透明の強化ガラスの場合は、日差しを通してくれますが、半透明のパネルの場合は、日差しを半減させてしまいます。

コンクリートの手すり壁の場合、南向きであったとしても、日差しはかなり遮られてしまいます。植物を置く場所は、よく考える必要があります。

最近の高層タワーマンションは、ベランダの手すり壁がコンクリートで、直接ベランダには雨や日が当たらないものが多いので、マンションガーデニングを行う上では、プランターや鉢の置き場所を工夫しましょう。

コンクリートと鉄柵のミックスタイプの手すり壁・西向きベランダの事例
こちらのマンションは、3階・西向きのバルコニーですが、鉄柵とコンクリートの2タイプの手すり壁が連なっています。バルコニーの奥行きは、1.2m位といったところでしょうか。 このバルコニーは、西向きではありますが、2タイプの日当たりが混在していることになります。コンクリート壁側にあるミニバラは、壁のすぐ前には置かず、部屋側の花台の上に載せてあげると日当たりがよくなるはずです。

こちらのマンションは、3階・西向きのベランダですが、鉄柵とコンクリートの2タイプの手すり壁が連なっています。ベランダの奥行きは、1.2m位といったところでしょうか。
このベランダは、西向きではありますが、2タイプの日当たりが混在していることになります。コンクリート壁側にあるミニバラは、壁のすぐ前には置かず、部屋側の花台の上に載せてあげると日当たりがよくなるはずです。

同じ西向きのバルコニーですが、コンクリートの手摺り壁の前は、日が当たっていない状態になります。この場所であれば日陰を好むシダ系の植物ならいいかもしれません。コンクリートの手摺り壁から離して、部屋側に植物を置くことで、少し日が当たるようになると思います。 西向きのバルコニーは、夏場の日差しが強すぎるので、直射日光からの避難スペースとして活用してもいいでしょう。

同じ西向きのベランダですが、コンクリートの手摺り壁の前は、日が当たっていない状態になります。この場所であれば日陰を好むシダ系の植物ならいいかもしれません。コンクリートの手摺り壁から離して、部屋側に植物を置くことで、少し日が当たるようになると思います。
西向きのベランダは、夏場の日差しが強すぎるので、直射日光からの避難スペースとして活用してもいいでしょう。

鉄柵の手すり壁側は、西日が直接当たるため、観音竹の葉先が日焼けして傷んでいるのがわかります。午後だけヨシズを置いて、西日を遮るとよいでしょう。

鉄柵の手すり壁側は、西日が直接当たるため、観音竹の葉先が日焼けして傷んでいるのがわかります。午後だけヨシズを置いて、西日を遮るとよいでしょう。

コンクリートの手すり壁側で、ゴーヤのグリーンカーテンを育てたときのものです。株元は日が当たらないため、葉もまばらな育ち方になります。本当は株元までしっかりと日が当たる方がいいので、プランターを置く位置を上げるなどすれば理想的です。

コンクリートの手すり壁側で、ゴーヤのグリーンカーテンを育てたときのものです。株元は日が当たらないため、葉もまばらな育ち方になります。本当は株元までしっかりと日が当たる方がいいので、プランターを置く位置を上げるなどすれば理想的です。

人間にとっては明るい南向きバルコニーでも、手すり壁の仕様やタイプによっては日当たりが足りない可能性も
最近のマンションに多い、手すりがコンクリート壁のバルコニー。庇も張りだしているので余計に、コンクリートの手すり壁側は、植物にとって日当たりが悪くなります。 室内側に鉢やプランターを置いて、ひな壇をつけるなど、高さを出して日当たりを工夫しましょう。バルコニーの奥行きも広いのですが、その分だけ室内への直接の日当たりも弱くなります。 人間にとっては明るい南向きの室内でも、植物にとっては日当たりの量が足りないというケースもあり得ます。植物の生育が悪いなと思ったら、その点もチェックしてみてください。

最近のマンションに多い、手すりがコンクリート壁のベランダ。庇も張りだしているので余計に、コンクリートの手すり壁側は、植物にとって日当たりが悪くなります。
室内側に鉢やプランターを置いて、ひな壇をつけるなど、高さを出して日当たりを工夫しましょう。ベランダの奥行きも広いのですが、その分だけ室内への直接の日当たりも弱くなります。
人間にとっては明るい南向きの室内でも、植物にとっては日当たりの量が足りないというケースもあり得ます。植物の生育が悪いなと思ったら、その点もチェックしてみてください。


植物を育てるときは、ベランダの方角だけで考えるのではなく、ベランダの手すり壁の仕様やタイプを考慮して、実際の植物にとっての日当たりを注意深く見て、ベランダごとの環境に合わせた、鉢の置き方を考えてみてください。
これまでの記事で、ベランダの方角ごとに適した植物を紹介していますのでこちらも参考にしてください。

日当たりのよい、南向きベランダのガーデニング・プラン
日陰向きの植物を配した、北向きベランダのガーデニング事例
日陰を楽しむ涼しげなガーデニング、「シェードガーデン」

2016/08/10

プロフィール

寺井 通浩

東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。


ブログ村「バルコニーガーデンブログ」ランキングに参加しています