「デング熱」「ポケモンGO」「真夏のマンション」蚊の徹底対策をアース製薬の研究所で教わる!

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赤穂にあるアース製薬の研究所見学という特別な機会を得たマンション・ラボ編集部。ゴキブリに続いてさらにマンションでの蚊の退治方法についても伺いました。

前編(ゴキブリ編)はこちら

研究所で蚊の噴射実験をやってみた!

デング熱、ジカウイルス感染症など、蚊が媒介する伝染病が近年目立っています。高層マンションだから蚊が飛んで来ない!と安心している方もおいるかもしれませんが、これはあまり根拠のない情報です。バルコニーに放置した空きプランターやゴミが詰まった排水管に、雨水がたまってそこから蚊の発生源となることも少なくはありません。また、蚊が一緒にエレベータに乗って上がってくることもあります。

では、マンションでの蚊退治はどうしたらいいのでしょうか?

安台さん
「未然に防ぐ、予防という観点でいえばスプレータイプの蚊とり『おすだけノーマット』も人気の商品です。これは室内に1プッシュするだけで、蚊に対しては約12時間、ハエの成虫には約4時間の効果があります」

約2畳の実験室に、1プッシュし、蚊を放って試してみました。噴射した部屋に入れてしばらくすると、パタパタっと蚊が落ちていき、数分で死滅。こ、これは夏場の蚊にはすごく効きそうです!

約2畳の実験室に、1プッシュし、蚊を放って試してみました。噴射した部屋に入れてしばらくすると、パタパタっと蚊が落ちていき、数分で死滅。こ、これは夏場の蚊にはすごく効きそうです!

蚊を見つけたら殺す、のではなく、蚊を見つける前に予防するのが最近のやりかた。実験でその意味がわかりました。これなら、蚊の羽音が気になることなく退治できますね。

マンションの部屋で蚊を退治する!間取り図で解説

では、具体的にマンションでの蚊対策はどのようにしたらいいのでしょうか?
部屋別に対策をアドバイスしていただきました。

蚊・コバエ対策を万全にしたい部屋には、ココにコレを置け!

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安台さん
「蚊やコバエも、侵入経路はゴキブリとほとんど同じです。網戸のすき間からすり抜けてくることもあるので、バルコニーには『アース渦巻香』などを置きます。最近人気なのは『アース渦巻香 バラの香り』。ピンクの渦巻香のかわいさと、ほのかなお香のような香りが女性に好まれています。

寝室で蚊の羽音が聞こえると、仕留めるまで眠れなくなりますよね。寝室では、1プッシュで12時間蚊を退治する『おすだけノーマット』を寝る前に噴霧しておくと、安心して眠れると思います。子ども部屋には、倒しても大丈夫な『電池でノーマット』などがいいですね」

高層階にも蚊・ハエ・ゴキブリがいる!?マンションのおすすめ虫対策

もちろんこれ以外に、害虫の季節になる前にノンスモーク霧タイプの『アースレッド』をセットして定期的に総合駆除しておくと万全とのことです。お部屋別対策の参考にしてみてください。

マンションの共用部分で蚊の予防をするなら?

夏場はマンション内の集合ポストなどで蚊に刺されることも!

夏場はマンション内の集合ポストなどで蚊に刺されることも!

オートロックをすり抜けて入ってくる蚊に対して、共用部分、エレベーターホール、集合ポスト、駐輪場などに、電池式蚊とり器を設置しているマンションも多いと思います。では、マンションの共用部分の蚊対策には、何が最適なのでしょうか?

浅井さん
「蚊とり線香は火を使いますので、やはりコンセントのいらない電池式蚊とり『電池でノーマット』などが、共用部分では安心ですね。1日8時間使用で90日効く薬剤がセットされていますから置きっ放しでいいし便利だと思います。

集合ポストエリアなど、あまり扉の開閉がない場所であれば、1プッシュで薬剤効果があるプッシュ式蚊とり『おすだけノーマット』などを噴霧しておくのもいいでしょう。
ご自宅では玄関に虫よけの『サラテクト』を置いておき、外出時には手足の露出部分にさっとスプレーしておくと、お子さんが公園などに遊びに行く際の予防になります」

『ポケモン GO』のお伴には、虫よけ『サラテクトFA』が強い味方!

サラテクトFAいま人気沸騰中のゲーム『ポケモンGO』で、マンションの敷地内や近所の公園、河川敷でポケモンを探して遊ぶときには、虫よけ対策をお忘れなく。『ポケモン GO』のお伴には、携帯バッテリーはもちろん、虫よけスプレーが必携!とネットでも話題です(笑)。一度出かけたら帰って来ないプレイヤーには、虫よけ効果が長時間長持ちする「医薬品サラテクトFA」がよさそうですね。

蚊に関するQ&A編 蚊に刺されやすいのはどんな人?

蚊に関する質問にも答えていただきました。Q&A形式でご紹介します。

Q.蚊に刺されやすいのはどんな人ですか?

A.血液型でいえばO型という話ですが、これは人によって条件が異なってきますので一概にはいえません。蚊は、人が出す炭酸ガスや皮膚の臭い、温度などを感知して寄ってきます。飲酒量、汗の量など個々の状態によっても異なってくると思います。
『ノーマット』の効果試験では、室内の高さの違う場所に置いて、それぞれの効果の違いを確かめるなどして、日々駆除効果の高い方法を研究しています。

Q.害虫供養しているって本当ですか?

A.本当です。毎年年末には、害虫たちの供養を行っています。実験した害虫たちの犠牲があって、私たちのいまの生活があるのだと考えています。

蚊に関するQ&A編 未来はIT技術を駆使しちゃう!?

Q.近い未来に、Iot(モノがインターネットで接続されて制御できる)やAI(人工知能)との連動で害虫退治できる製品を開発する可能性はありますか?

A.可能性はないとはいえません。いつかできるかもしれませんね。室内にいる蚊を検知して自動的に作動する『ノーマット』などがあると便利かもしれません。

Q.これまでの研究で新たに発見したことやわかったことはありますか?

A.害虫自体は、薬剤に抵抗性があるゴキブリも一部いますが、そう変わっていません。劇的に進化したスーパーな蚊がいるということもありません。

むしろ、人間の感情の方が、虫に対して敏感になってきたのが大きな変化ではないでしょうか。昔は害虫がいるのも当たり前でした。マンションなどの集合住宅の気密性も高まって、普通の家庭で虫自体を見かけることがなくなったのは、害虫駆除技術の発達のおかげだと思います。もはや、生活の中に害虫がいるのがあたりまえではなくなりつつあります。

逆にこれからは、“予防の時代”を迎えているのではないでしょうか。たとえばさまざまな病気も、その発生のメカニズムが解明されてきて、いまや予防医学が主流です。最近のデング熱などは、伝染病を媒介した蚊に刺された海外旅行者によって運ばれてきましたが、害虫駆除技術の発達により衛生害虫が媒体となる伝染病は日本ではほとんどなくなってきました。害虫を発見する前に、事前に予防する習慣や技術が、予防医学のようにもっと一般に浸透していけば、さらに安心して過ごせると思います。


これからは、蚊やゴキブリも“予防の時代”という言葉に大きく頷きました。薬剤の効能を正しく理解して計画的な駆除を行い、蚊などの衛生害虫をマンションの部屋に入れない・見ないようになっていきたいものですね。

取材協力:アース製薬株式会社(http://www.earth-chem.co.jp/

2016/07/29