虫がわく?植物が育たない?土の処分はどうする? アース製薬に聞いたマンションガーデニングのお悩み解決室!

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「おいしい野菜やハーブを食べたい!」「マンションに居ても自然を感じたい!」「部屋をおしゃれなグリーンで彩りたい!」……など、マンションガーデニングを始める理由は人それぞれ。けれど、思うよう植物が育たなかったり、虫がわいてしまったりして、ガーデニングを断念した人も多いのでは? というわけで今回は防虫グッズや肥料、土など、数々の園芸用品を展開するアース製薬株式会社を直撃!憧れのグリーンライフを叶えるコツを聞いてきました!

コバエとアブラムシがツートップ 気になる虫問題の解決法とは?

高層階に突如現れるナメクジ。ベランダを飛びまわるコバエ。憧れのガーデニングライフを叶えるうえでの大きな敵といえば、やはり大小各種の虫さんの存在でしょう。今回、マンション・ラボ編集部でマンション居住者の方向けに実施したアンケートでは、ガーデニング経験者の半数以上がガーデニングを始めてから「虫の発生が増えた」と感じています。むぅ。これはゆゆしき事態です。

Q.ガーデニングを始めてから、虫の発生が多くなったと感じることはありますか?

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アース製薬ブランド企画部の課長でグリーンアドバイザーの資格を持つ佐藤淳さん! ズバリ、聞きます! ガーデニングライフって、やっぱり虫さんとの共同生活なんですか?(涙)

0722_2佐藤さん「いえいえ。そんなに心配することないですよ(笑)。確かにガーデニングを始めると、虫が発生する確率は上がります。ただし、しっかり対策することで虫を最小限に抑えることはできますから」

編集部「虫を知り尽くしたアース製薬さんがそう言ってくれると、心強いですね。今回のアンケートでは、コバエとアブラムシが『発生したことのある・被害を受けたことのある害虫』のツートップだったのですが、ヤツらもしっかり対策できますか?」

Q.今までに発生したことのある・被害を受けたことのある害虫は?(複数選択可)

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佐藤さん「もちろん大丈夫です。ただし、コバエとアブラムシは発生の仕方が異なるので、それぞれ別の対策が必要です。まず、コバエの場合は園芸用の土や肥料の中に卵が入っているケースもあるので、土や肥料の選び方を考えた方が良い。たとえば“植物への栄養”という点のみで考えると腐葉土などの有機肥料と化成肥料は変わらないので、コバエを発生しにくくするなら化成肥料を選ぶべきですね。

また『植木鉢・プランターに虫こない挿すだけ』のように、植木鉢に挿しておくだけで、コバエやユスリカなどを寄せつけない商品もありますよ」

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挿すだけで効くなんてお手軽ですね!

編集部「コバエが発生しちゃうとお隣さんにもご迷惑ですし、やっぱり万全の予防をしておきたいですよね。では、アブラムシはいかがでしょう?」

佐藤さん「アブラムシはコバエと違って、風に乗ってやってくる虫。目には見えないけれど日頃からそこら中を飛びまわっています。だからアブラムシ好みの植物がある限り、根本から予防するのは難しい。しっかりと農薬を使って対処するのがオススメですね」

編集部「農薬ですか……、たとえばマンションの狭いベランダで使ったり、ミニトマトやレタスなどの“食べる植物”に使ったりしても平気なんでしょうか?」

佐藤さん「全く問題ありません。農薬は、何度も試験を重ねて安全性が確認されたものばかり。毒性が低くて、自然に分解される成分を使っています。たとえば、50種類以上の作物に使える『オールスタースプレー』などはガーデニングビギナーに使いやすい商品です。

また、『あめんこ』のように食品成分を使ってアブラムシやハダニを退治できるものもあるので、好みに応じて使い分けてください。さらに、どうしても薬剤を使いたくない方なら、『野菜と花の虫取り粘着棒』のように害虫を粘着棒にくっつけて捕獲するタイプのアイテムもありますよ」

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使い勝手や好みに合わせて虫対策を!

編集部「さすがにアース製薬さん、万全の商品群ですね!やっぱり植物である以上、ある程度虫が付くのは仕方がない。放置するのではなく、きっちり対策することが大切なんですね。

ちなみに、今回のアンケートではコバエやアブラムシのほかに、アリや蚊、ナメクジ、コガネムシなどの発生報告がありますが、そのあたりの虫対策も大丈夫ですか?」

佐藤さん「もちろん各種アイテムが揃っています(笑)。きちんと虫対策をして、安全・快適にガーデニングを楽しんでほしいですからね」

捨てられない?何を選ぶ?ガーデニングの“土”問題

虫対策と並ぶガーデニング経験者の悩みの種が、“土”。特に「古くなった土の捨て方に困る」という意見は、実に全体の51%にも上りました。

Q.ガーデニングの土に関する悩みを教えてください。(複数選択可)

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“土づくりアドバイザー”でもある佐藤さん!「土を捨てられない」問題はどうやって解決すべき?

佐藤さん「生ゴミとして捨てられる土を使うことですね」

編集部「えっ!随分あっさりと……。でも、捨てられる土なんてあるんですか?」

佐藤さん「一般の培養土がなぜ捨てられないかというと、ケイ素や鉄などの燃やせない砂などの無機質を含んでいるから。でも、園芸用の土には有機質だけでできている物があります。たとえば『リッチベジタブル 水でふくらむ野菜の土』は、ヤシの実の皮を砕いた繊維でできているので、野菜や植物と同様に生ゴミの日に出すことができます。

こちらが生ごみとして捨てられる土!マンションガーデニングの救世主ですね。

こちらが生ごみとして捨てられる土!マンションガーデニングの救世主ですね。

佐藤さん「この『水でふくらむ土』シリーズは、マンションガーデニングにとってのメリットがたくさんあるんです」

編集部「と、言いますと?」

佐藤さん「まず、圧縮された土を水でふくらまして使うタイプなので、マンションに運び込むのに重い荷物を持つ必要がありません。

また、一般の培養土のように泥になって流れてしまうこともないため、手が汚れにくい。お隣や階下のベランダに迷惑がかかることもありませんし、もちろん排水溝が詰まりにくいことも特長です。

培養土や腐葉土と違って虫の卵や幼虫が含まれていることもないので、虫の発生も抑えられますね」

編集部「いいことずくめですね。でも、何か落とし穴があるのでは?たとえば植物が育ちにくいとか……」

0722_3佐藤さん「いえいえ。保水性に優れ、繊維質が空気をたっぷり含むので通気性も良くと根の生育は一般の培養土と比べても勝るとも劣らないですよ。保水性が高いのでビギナーでも水やりの失敗が少ないことも特色です。あえて欠点を挙げるなら、一般の土よりもほんの少しだけ価格が高いことくらいでしょうか」

編集部「それはすごいですねぇ。さぞかし売れているのでは……。」

佐藤さん「このシリーズは2015年に発売したばかりなのでまだ認知度が十分ではないんです。けれど、自信を持ってオススメできる商品なので、これからガーデニングをはじめる方には、ぜひ試してほしいですね!」

編集部「はい。ひとまず我が家で試してみます!」

マンションガーデニングを楽しく、賢く始めるには?

マンションガーデニングにおけるお悩みのツートップ“虫”と“土”について教えていただいた今回の取材。最後に、これからマンションガーデニングを始める人へのアドバイスをお聞きしました。

0722_4佐藤さん「ガーデニングは、10人チャレンジしても2人~3人しか続かないと言われていますが、それは早い段階で植物を枯らしてしまうからだと思います。

だから、最初はとにかく“失敗しにくい品種”を選ぶことが大切だと思います。たとえばリーフレタスは育ちやすくてオススメですし、日当たりが期待できる場所ならミニトマトもいいですね。

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ガーデニングに必要なのは、やっぱり“土”と“栄養”と“光”。“土”は先ほどご紹介した『水でふくらむ土』シリーズを使ってもらえれば間違いないと思います。

“栄養”については、製品表示をチェックするのが大切で、肥料には必ず『N(窒素)』、『P(リン酸)』、『K(カリウム)』の比率を記した表示があります。『N』は葉っぱを成長させ、『P』は花や実を大きくします。『K』は根の発育に必要な栄養素です。そのことを念頭に入れ、植物にあった肥料を選んでください。

“光”に関してはなるべく日当たりの良い場所に置くことが基本ですが、部屋によっては限界がありますよね。そういう場合は、植物の光合成能力を向上させる『ALA』入りの肥料などを使ってみるのもオススメです。

肥料の吸収を高めるスプレーは野菜用、花用、トマト用の3種類。

肥料の吸収を高めるスプレーは野菜用、花用、トマト用の3種類。

一度でも上手に収穫できれば、ガーデニングはぜったいに楽しくなります。

まずは“失敗の少ない植物”を育ててみて、少しずつマンションガーデニングの楽しさに気付いて頂けたら嬉しいですね」

憧れのガーデニングライフを叶えるためのヒントが詰まった今回の取材、いかがでしたか?

悩みのタネだった“虫”と“土”は対策次第でクリアできることがわかりましたし、編集部一同・リーフレタス栽培から始めてみたいとおもいます!

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2016/07/22