セルフリノベーションしたマンション事例~趣味の陶芸を楽しむディンクスご夫婦~

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目黒区のマンションにお住まいのディンクスご夫婦のお部屋にお邪魔しました。ご主人が自分でリノベーションした素敵なお部屋だけでなく、なんとご夫婦共通の趣味の陶芸をマンションでやっていらっしゃるとか! 早速拝見しましょう。

目黒川沿いの稀少マンションを購入して2LDKから1LDKへ

桜の季節にはお花見で賑わう目黒川。そのすぐ近くにOさんご夫妻のマンションはあります。店舗設計のお仕事をしているOさんは、結婚前に築40年の2LDKのマンションを購入。ご自分で1LDKにリノベーションしたお部屋で、いまは奥様と愛犬ベベちゃんと一緒に暮らしておられます。

Oさんご夫妻。ご主人は店舗設計デザイナー、奥様は鞄デザイナー。趣味の陶芸や部屋づくりなど、ふだんの暮らしの中にクリエイティブが息づいているお二人です。

Oさんご夫妻。ご主人は店舗設計デザイナー、奥様は鞄デザイナー。趣味の陶芸や部屋づくりなど、ふだんの暮らしの中にクリエイティブが息づいているお二人です。

ふんだんに木を使った明るいリビングダイニングキッチンには、アート作品があちこちに飾られています。

ふんだんに木を使った明るいリビングダイニングキッチンには、アート作品があちこちに飾られています。

Oさんご主人
「このマンションを買ったのは平成15年です。それまでは浅草の賃貸物件に住んでいたのですが、友人が多く住む渋谷方面へ引っ越そうと思って、最初は賃貸物件を探していました。物件を見ているうちに、ローンを組んでも賃貸の家賃くらいで中古マンションが買えることに気付き、マンション購入に切り替えました。室内が古くても、自分でリノベすればいいやと考えていました。このマンションは、緑が多い目黒川に面していて、部屋も明るかった。一日で購入を決めました」

ほとんど一目惚れともいえる、運命のマンションと出会ったOさん。すでにきれいにリフォームもされていましたが、とことん自分の気に入った部屋にしたいと考え、ダイニングキッチンと洋室で分かれていた仕切り壁と天井を取り払い、約2ヵ月かけて自分好みの部屋に仕上げました。

当初リビングとダイニングに分かれていた仕切り壁と天井を取り払い、広いリビングダイニングキッチンに仕上げました。

当初リビングとダイニングに分かれていた仕切り壁と天井を取り払い、広いリビングダイニングキッチンに仕上げました。

リビングダイニングをキッチン側から見たところ。タイルシートを貼った壁面は、ご主人のオブジェ作品やアートを飾るコーナーになっています。

リビングダイニングをキッチン側から見たところ。タイルシートを貼った壁面は、ご主人のオブジェ作品やアートを飾るコーナーになっています。

ダイニングキッチンを見たところ。手前のダイニングカウンターもご主人の手作りです。

ダイニングキッチンを見たところ。手前のダイニングカウンターもご主人の手作りです。

Oさんご主人
「仕事をしながら、毎日帰ってきたらコツコツと作業を進めていました。新築だと完成されているから、自分のカラーが出にくくてつまらない。つくることが好きなので、少しずつ居心地のいい空間にしていきました」

職業柄ということもあるのでしょうが、お仕事をしながらこれだけのリノベーションを一人で成し遂げたという点が凄いですね。取り払った天井は配管をそのままに見せて、天井高を広く取りました。東南向きのバルコニーに面したリビングダイニングが一部屋になったため、明るく開放的な部屋に仕上がりました。

存在感のある栃(とち)の木の一枚板のテーブルを前にしたお二人。飼い犬のベベちゃんも、奥様お手製のクッションとお揃いのカバーを付けたワンちゃん専用足台にお行儀よく座っています。

存在感のある栃(とち)の木の一枚板のテーブルを前にしたお二人。飼い犬のベベちゃんも、奥様お手製のクッションとお揃いのカバーを付けたワンちゃん専用足台にお行儀よく座っています。

リノベーションした部屋も、マンション自体も、とても気に入っているというOさんご夫婦。実家から果物が届いたら、同じマンションの仲良しさんや清掃員のおじさんにもお裾分けしたり、お花見の季節には目黒川沿いで友人とフリマをしたり、マンションライフも充実しています。

電気釜とロクロまで揃っている!趣味のベランダ陶芸

Oさんのお宅が凄いのは、リノベーションした部屋だけではありません。趣味の陶芸ができるように、電気釜とロクロまであるのです!

Oさん
「5年前くらいから陶芸教室へ通い始めました。家でも小さな器が焼けるようと思って、ネットオークションで電気釜を購入しました」

意外とコンパクトな電気釜。小さな器ならこれで充分。お友達を招いて、みんなで器をつくることもあるそうです。

意外とコンパクトな電気釜。小さな器ならこれで充分。お友達を招いて、みんなで器をつくることもあるそうです。

ロクロを回すOさん。ベランダ越しに外の風や空気を感じながら、ロクロを回すのが気持ちよさげ!

ロクロを回すOさん。ベランダ越しに外の風や空気を感じながら、ロクロを回すのが気持ちよさげ!

Oさん奥様
「最初の頃は、釉薬やロクロなどの陶芸の材料が宅配便でどんどん届いていました(笑)。結局、いっぱいになった陶芸の道具類がすべてうまく収まるように、自分でサイズを測って収納引き出しをつくったんですよ」

お手製のテレビ台の引き出し部分に、陶芸の道具がきちんと収まっていました。

お手製のテレビ台の引き出し部分に、陶芸の道具がきちんと収まっていました。

Oさん奥様
「私も一緒に器をつくるようになったので、ずいぶんたくさんの器が揃いました。友人を招くことが多いので、何をどのお皿に盛りつけてだそうかと、器とお料理のコンビネーションを考えるのが楽しいですね」

お二人の作品の数々。独創的な形や色の器を見ていると、どんなお料理を合わせるのだろうかとワクワクしますね。

お二人の作品の数々。独創的な形や色の器を見ていると、どんなお料理を合わせるのだろうかとワクワクしますね。

部屋のリノベーションだけでなく、器までも自分たちでつくる暮らしっていいですね。人を招くのが好きで、ものづくりが好きなお二人だから、居心地のいいあたたかな空間になっている気がします。

Oさん
「このマンションは、買い物も便利だし、まわりに木や緑が多い環境もとても気に入っています。もっと歳をとったら田舎へ引っ越して陶芸三昧の生活をするかもしれませんが、いま東京にいる限りは、どこか他へ引っ越すということは考えられませんね」

気に入った場所で、お気に入りの間取りや内装にしたマンションは、二人にとって大切な存在になっているようです。

“手塩にかける”という言葉は、自分で世話をして大切に育てるという意味ですが、マンションもまた、手をかけて時間をかけて世話していくことで、かけがえのない住まいに育っていくのでしょう。住まいは、まさに自分たちでつくりだすものなのだということを気づかせてくれる、そんなお二人のマンションでした。

2016/07/26