マンション住民に聞きました。デジタル遺品、どうしていますか?

最近「デジタル遺品」という言葉が話題になっているのをご存じでしょうか。スマホやパソコンに詰まった写真、クラウドサービスにバックアップしているデータ、ネット銀行や証券の口座、SNSのアカウント、音楽や動画など有料サービスのアカウントなど、自分以外は知らないデジタルデータが亡くなった後に遺ることを指します。これらを万が一のときにどう引き継ぐのか、はたまた処分するのか……。マンション住民2,560人に「デジタル遺品」への取り組み状況をうかがいました。

アンケート概要
アンケート名 「デジタル遺品(故⼈のデータ)」に関するアンケート
実施期間 2019年9月13日~2019年9月30日
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2,560名

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

(※)グラフの数字は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、回答比率の合計が100%にならない場合があります。

デジタル遺品について考えたことがない人は約60%

まず、デジタル遺品にあたる、スマホやパソコン、WEB上に残る、写真やメール、SNSなどの投稿履歴などの「デジタル遺品」の処分方法について、考えたことがない人は全体の61.7%でした。今回のアンケートで初めて考えてみた、というコメントも多く見られ、意識していなかったものの、改めて気になるテーマであることがうかがえます。

Q.あなたは、自分が亡くなった後にパソコンやスマートフォン、WEB上に残るデジタルデータ(写真やメール、SNSへの投稿履歴など)の処分方法について、考えたことありますか?
(n=2560)
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次に、ご自身が所有する写真や動画データの保存先を聞いたところ、パソコン(72.3%)、スマホ(49.8%)、ハードディスク(40.0%)の順となりました。WEB クラウドサービスに保存する人は20.8%と少ない一方で、印刷してアルバムに保存する人も15%と少数派でした。

Q.自分の所有する写真や動画のデータはどこに保存していますか?
(複数選択可)
(n=2560)
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▼WEBクラウドサービスでの写真保存については、こちらの記事も併せてご覧ください
たまった家族の写真を安全に保存しよう

写真・動画は必要なものを選んで保存、メール、SNSはアカウントごと処分を希望する傾向

では、万が一のときに、残されたデータをどうしたらいいのか、自分が亡くなった場合と、近親者が亡くなった場合について聞いてみました。

写真・動画については、本人も家族も、内容を確認して、必要なものを選んで、残りを処分してほしいという割合が一番多くなりました。

Q.あなたは、自分が亡くなった後、写真や動画データをどのようにしてほしいですか?
(n=2560)
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Q.もし、近親者や親しい人が亡くなってしまったら、故人の写真や動画データをどのようしたいですか?
(n=2560)
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メールについては、自分が亡くなった場合は、全部処分してほしいという人が62.2%と一番多く、近親者が亡くなった場合は、内容を確認して必要なものだけ保存したいという人が一番多く、38.6%でした。自身の場合と近親者の場合では、意識に差があることがわかります。

Q.あなたは、自分が亡くなった後、電子メールのデータをどのようにしてほしいですか?
(n=2560)
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Q.もし、近親者や親しい人が亡くなってしまったら、故人の電子メールのデータをどのようにしたいですか?
(n=2560)
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SNSについてみると、自分が亡くなった場合も、近親者の場合も、約60%の人がアカウントごと全部処分してほしいと回答しており、発信者がいなくなったSNSを遺品として残す意識はあまり見られないようです。

Q.あなたは、自分が亡くなった後、SNSやブログなどのアカウントや投稿、やりとりした履歴データなどをどのようにしてほしいですか?
(n=2560)
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Q.もし、近親者や親しい人が亡くなってしまったら、故人のSNSやブログのアカウントやデータをどうしたいですか?
(n=2560)
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自分がなくなった後に気になるデジタルデータとは?

続いて、写真やメール履歴、SNSやブログの他にも、⾃分が亡くなった後に気にかかるデータ類を聞いたところ、約半数の人がネット金融のオンライン口座を上げていました。

Q.写真やメール履歴、SNSやブログの他にも、自分が亡くなった後に気にかかるデータ類を教えてください。
(複数選択可)
(n=2560)
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中には自分しか知らない口座があるので、亡くなった後にどのように家族に伝えるか、改めて考えなおす人もいました。

そのような声も含めて、最後に、このアンケートで気づいたことについて回答いただきましたのでご紹介します。

hideさんこれまでデジタル遺品は、考えていなかった。やましいものはないが、ネット金融は、相続人に、そういうものがあること(金融機関名など)を知らせておきたい。

テツさん個人情報は、クラウドサービスは使用しないと決めている。
デジタル遺品については考えたことが無かったので、これから意識して行きたいと思います。
特に各種IDやパスワードなどは身内に伝えておかないといけないと思いました。

morocoさんパソコンやディスクなどのパスワードはエンディングノートで分かるように
している。

みこたんさんアナログで利用サイトのIDやパスワードなどを保存しているが、しきれていない。
お買い物とか趣味のブログなどはサイトの方でアカウントごと定期的に捨ててくれると助かる。

ノーキーさん一か所に情報をまとめておいた方がいいんだと思った。

さくやまさん有料コンテンツの場合、自分が亡くなったら解約できるのか心配。

ヒッキさん親族にそのまま引き継げるアプリ等があれば便利でよい

kaZuさん今まであまり意識していなかったが今後考えるようにしたい。

boss0077さん一応、どこかでクラウド以外は捨てようと考えている。 必要ならクラウドで保存

nijikuwaさん自分が亡くなった後ならば構わないが、現時点で家族にまだ知らせたくない口座をどのように管理したら良いのか?

くまさん全く考えていなかった。これからは必要なこと


デジタル遺品についてのレポート、いかがでしたか?
デジタル遺品について考えたことがなかった人が半数以上でしたが、これを機に、ご自身が使っているサービスやSNSのアカウントとパスワードを整理しよう、という声は多く出ていました。
改めて、デジタルサービスの使用状況を家族にわかるようにするのと同時に、有料サービスの解約の方法も伝えておきたいですね。
今後マンションラボでも、デジタル遺品やデジタル終活について、情報を発信していきたいと思います。

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(文 Loco編集部)

2019/12/13