気になるマンションの地震対策。住民2,300人に聞いたアンケート結果とは?

近年、全国各地で大きな地震が多発しています。地震の備えを進める人がいる一方で、震度5でも驚かなくなっている、慣れている人も増えている気がします。
そこで今回は、マンション住民の方に、あらためて地震対策や意識についてうかがってみました。

アンケート概要
アンケート名 マンション防災に関するアンケート
実施期間 2019年02月15日~2019年02月21日
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2347名

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

(※)グラフの数字は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、回答比率の合計が100%にならない場合があります。

地震によるマンションの被害とは?

Q.過去の地震で、マンション建物や設備、住戸内に被害を受けたことがありますか?
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Q.どのような被害でしたか?
【複数選択可】
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実際に住んでいるマンションが被災した人は、全体の27.5%となりました。
被害としては、建物へのダメージが多く、住戸内も壁が破損したり、家具や家電が転倒した人もおられます。
マンションの被害内容や度合いによって、地震後の暮らし方も変わってきます。
ここからは、みなさんが行っている具体的な地震対策について、みていきましょう。

大地震後に暮らす場所「自宅マンション」それとも「避難所」?

Q.もしも大地震に被災したら、その後はどこで生活することを想定していますか?
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大地震の後、自宅マンションで暮らすことを考えている人が多数ですね。
マンション自体は被害が無くても、室内で被害があって暮らせない場合も考えられるので、
家具の転倒や破損を防ぐ、長期間の断水に備える、といった準備は「ガチでやる!」くらいの気持ちで取り組んだ方がよさそうです。

自宅での防災対策TOP5

Q.いま、ご家庭で実施している防災対策をお選びください。
【複数選択可】
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グラフをみると、自宅マンションで暮らすことを想定している人が多いためか、食料不足や停電、家具固定などの対策が多いですね。一方で、家族の安否確認と災害用トイレの対策が不足している気がします。
家族の安否は落ち着いて行動するために絶対必要ですし、トイレも生理現象でるから準備は不可欠です。
ぜひ取り組んでほしいですね。

みんなが地震で一番不安に感じていることは?

Q.大地震が発生した場合、どのような点に不安を感じますか?
【複数選択可】

※選択肢「要配慮者」について
高齢者、障がい者、妊婦、乳幼児、外国人等、防災施策において特に配慮を要する方のことを定義しています。

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家族の安否がもっとも不安な結果となりました。が、上記のとおり安否確認を行っている人は少ないという矛盾がみられます。ぜひご家庭でも安否確認について決めておいてほしいものです。

みんなが行っている、家族の安否確認方法とは?

Q.家族の安否確認を行なう方法を教えてください。
【複数選択可】
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家族の安否確認対策をしている人に、その方法をきいてみました。もっとも多かったのがLINE。普段から連絡手段として親しんでいるからでしょう。ただ、過信は禁物。もしものために、LINEだけでなく、災害用の伝言ダイヤルなども併用できるようにしておけば、さらに安心につながりますね。

備蓄品は何日分用意している?

Q.備蓄品は何日分用意していますか?
※家族がいる場合、家族全員で「何日分」かでお答えください。
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自宅での備えとして最も多かった食料などの備蓄品。ただ、何日分備えているかも重要です。結果は2~3日分という回答が最多。少し少ない気もしますが、保管するスペースなどを考えると仕方がない気もしますね。スペースをとらない、あるいはデッドスペースをうまく使える備蓄品ができるといいんですが。。

住んでいるマンションの地震対策「進んでる」それとも「進んでない」?

Q.「お住まいのマンション全体」での地震への備えや対策は進んでいると思いますか?
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Q.マンションでの地震への備えや対策がなかなか進まない理由として、(あなた自身も含めて)妥当だと思えるものをお選びください。
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一方、マンションの防災対策はすすんでいるのでしょうか?結果は半数以上が「進んでいないと思う」と回答。「大地震の未経験者が多く、必要な備えがわからない人や大丈夫と思っている人が多そうだから」という印象を持っている人が多いようですね。だからこそ、居住者みんなで地震への知識と備えを継続することが大切なんだと思います。

防災訓練の参加率と、参加したい訓練内容とは?

Q.マンションで実施される防災訓練に参加したことがありますか?
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多くのマンションで定期的に行われている防災訓練。その参加率についてきいたところ、参加していない人も半数近くいることがわかりました。参加率の低さに頭を抱える管理組合理事さんも多いとききますから、ある意味納得ですね。。では、参加していない人はどんな訓練なら参加したいんでしょうか?

Q.防災訓練に「参加したことがない」を選択した方にお聞きします。
どのような内容なら参加してみたい思いますか?
【複数選択可】
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回答として特に多かったのは、「備蓄品の使い方や場所の確認」「非常用設備の場所や使い方」の二点。いずれも助かるために最低限必要なことですね。こうした「最低限絶対に必要な対策」について掘り下げていく防災訓練はなかなかないかもしれません。考えていきたいですね!

マンションで用意されている備蓄品、TOPはこれだ!

Q.お住まいのマンションに防災備蓄品(救助用品、発電機、食料、医療品、災害用トイレなど)はありますか?
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Q.どんなものが備蓄されていますか?
【複数選択可】
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Q.保管場所をご存知ですか?
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大地震に備えて、備蓄品を用意しているマンションも増えています。ただ、30%以上の人がどこにあるかがわかっていません。この「知らない」という人を以下に減らしていくかが課題になりそうですね。

また、「備蓄しているもの」「備蓄する必要があると思うもの」それぞれをみると、停電時の備えや災害用トイレ、飲料水や応急セットといった回答が多数となりました。なかでも、災害用トイレは個人での備えが低い分、マンション全体での備えに期待する人が多いのかもしれませんね。ただ、災害時は何が起こるかわかりません。できれば個人宅でも用意して、万全にしておきたいですね。

まとめ

備蓄品などの対策を行っている方は多いものの、「家族の安否確認」「災害トイレ」といった対策がまだまだ不足している点が気になりました。いずれもご家庭でできることですから、あらためて検討してほしいと思います。
また、マンションでの地震対策が進んでいない理由にもあった、「なんとなく大丈夫」「被災経験がない」という点もとても気になります。マンション・ラボでは、こうしたみなさんの課題を解決するための、お役に立てる情報発信を行っていきたいと思います。

2019/03/08