注目のテレワーク、マンションに必要なのは静かな環境と安定した通信だった! ~テレワークアンケートの結果より~

働き方改革の影響で、テレワーク(※)を取り入れる企業が徐々に増えているようです。今回は、マンション住民のみなさんに、テレワークの経験有無やメリットやデメリット、必要な環境や設備について具体的な意見をうかがいました。

※テレワークとは? (情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方。自宅や施設などの勤務先以外の場所で、ネットワークをつないで仕事をする方法です。

アンケート概要
アンケート名 テレワーク(場所や時間にとらわれない働き方)に関するアンケート
実施期間 2018年11月29日~2018年12月9日
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2,538名

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

(※)グラフの数字は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、回答比率の合計が100%にならない場合があります。

テレワーク経験者は約2割

まず、テレワークの経験者がどの程度いるのか調査してみました。

Q.テレワークをしたことはありますか?(雇用型、自営型どちらも含みます)
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経験者は全体の約20%。テレワークを利用した理由としては、「会社の制度として推奨されていたから」「仕事を効率化したかったから」「通勤時間の短縮」が多数意見となりました。また、少数ですが「介護」が理由という方も。超高齢化社会が進んでいるので、今後こうした方が増えていくことを考えると、テレワークの制度や環境づくりは、もはや必須といえるでしょう。

Q.テレワークをした理由を教えて下さい。
(複数選択可)
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さらにクロス集計することで、下記のような傾向もわかりました。

【テレワークの経験有無×職種】のクロス集計
●テレワーク経験のある割合が高い職種 研究・開発技術者や企画・マーケティングや広報・広告デザイン関連の方、また会社役員の方など
●テレワーク経験のある割合が低い職種 総務や人事、事務職、公務員など

【テレワークの経験有無×同居家族】のクロス集計
●テレワーク経験者のうち、未就学児や小学校低学年のお子さんがいる方は、テレワーク経験者の割合が高い

職種によって向き・不向きはありそうですが、テレワークを取り入れることで、これまでよりも仕事や家庭の両立がしやすくなる、といったメリットはありそうです。

子育て中の在宅ワークに関連した記事もあります。併せてご覧ください。
マンション住まいの在宅ワーキングママにおすすめ!子育てと仕事を楽しむお部屋づくり

テレワークは自宅派が多数

続いて、テレワークの経験者に、どこで仕事をしたかについてうかがいました。

Q.テレワークをした場所はどこですか?
(複数選択可)
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結果、自宅マンション(在宅勤務)という声が圧倒的多数でした。意外だったのはカフェ。よく街中のカフェを除くと仕事をしている感じの人をよくみかけるので、もう少し多いかとおもっていました。

また、テレワークを行った頻度は、1週間に「1日未満」もしくは「1日程度」と答えた人が合わせて62.8%に。業務や仕事へのモチベーションなどバランスを考えて、週に1度程度にとどめている、またはルール化されている企業が多いのかもしれませんね。

Q.テレワークで仕事をした頻度を教えて下さい。
(複数選択可)
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ここで、テレワーク経験者から寄せられた、テレワークのメリット・デメリットについてご紹介しましょう。

テレワークのメリット
ニックネーム どんなメリットがありますか?
時間を有効に使える
VINCENT 通勤時間の代わりに、自己研鑽(勉強)や健康づくり(ウォーキングなど)に時間を充てられる。
ユッキー 会議や打ち合わせのために特定の場所まで移動する必要がないので、時間の節約になる。限られた時間で議決事項の結論を出す必要があるので、集中して議論することができる。
よんのり 取引先からのメールへの返信や部下の作成資料のレビューなどの短時間で済むが重要なタスクを、時間や場所に限定されずにタイムリーに遂行できる。
集中できてアイデアが浮かびやすい
和尚 周りを気にしなくて良い。来客、電話対応など不要なので仕事に集中できる。
kurekuresan 集中できる環境、あるいはいつもと環境を変えて仕事をすることがクリエイティブな発想や効率化に繋がる。家族の事情などで在宅したい人にとっては選択肢が広がる。
OguOgu リラックスした状態で仕事が出来る。
家族の都合と合わせやすい
zenjy 子供の急な病気による休みの看病など、家族のサポートのため長時間空けられないとき、柔軟に対応可能。
たけのこのっぽ 夫の転勤などがあっても仕事を辞めなくてよい。妊娠や子育てなどをしていても在宅だと安心。
てらふ 家族が病気で、介護をしながら仕事ができる。

通勤時間の短縮、リラックスした環境でのクリエイティブな作業、子供の看病などに合わせて仕事ができる、など家庭や生活、環境を大事にしながら働けるのが大きなメリットといえますね。

では反対に、デメリットについてはどうでしょう。

テレワークのデメリット
ニックネーム どんなデメリットがありますか?
労働時間などの自己管理が必要
Yayuke 自分の意思を強く持つ、タスクをしっかりと管理するなどしないと生産性が落ちる。
しろ いつまでも仕事気分が抜けない、終業後でも連絡があると対応してしまい業務とプライベートの線引きが曖昧になる。
いえろー 運動不足になりやすい。環境が単調になり、精神面の問題を抱えやすい。
コミュニケーションやイレギュラーへの対応が難しい
Hiro 仕事柄、社内ネットワークにオープンに出来ない事柄もあるので、その場合には 別途対応せざるを得ない。
KT もしも、通信になんらかのトラブルが起こった場合は恐怖。同じく停電も。
あんかけ コミュニケーションギャップが発生しやすい。
労務管理しにくい
おいも 際限なく残業ができてしまう。パソコンを開いているかだけでなくきちんと仕事をしているかのチェックが困難。パソコンを覗き見されない場所探し。
hiramama 請求できない経費(電気代、事務用品)が発生する。
はむぢ 成果物をどのように評価するのかの制度が不十分。

自由な分だけ管理仕事のON/OFFの切り替え、。また、通信インフラの「安定」や情報漏洩などのリスクを回避できる「安全」確保も重要ですね。テレワークの普及には、こうした課題のクリアが影響しそうです。

テレワークに必要なのは、安定した通信と静かな環境

最後に、テレワークを経験してみて必要な設備や環境についてきいてみました。環境としては「個室の書斎スペース」を希望する声が多いですね。やっぱり仕事ですから、静かで落ち着いたスペースが必要ということでしょう。また、設備としては「Wi-fi」や「安定した通信環境」へのニーズが高いですね。仕事となれば、通信の高速化や安定、安全性がこれまで以上に求められてくるでしょう。これからは安価に自宅で楽しむだけの通信環境に加えて、仕事も考慮した通信環境へとアップグレードするようなニーズも増えてくるかもしれません。

Q.もし、テレワークをマンション専用部(住居内)で行うとしたら、あったら良いと思うスペースを教えて下さい。
(複数選択可)
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Q.もし、テレワークをマンション専用部(住居内)で行うとしたら、あったらいいと思う設備を教えて下さい。
(複数選択可)
グラフ読み込み中...

ちなみにここまでは「テレワーク経験者」の回答でしたが、「テレワーク未経験者」の結果や意見も一部ご紹介しましょう。

【テレワーク未経験者の意見のまとめ】

・未経験者の約5割がテレワークに興味を持っていると回答

・個人的な書斎や安定した通信環境へのニーズが高い

と、テレワークへの期待や関心は高いようです。

ただ、「職種がテレワークに向かない」「必要性を感じない」「プライベートと仕事があいまいになるのが嫌」といった多数の意見や、小学生以下の子どもがいる方の3割程度が「会社と同じ環境で仕事ができるか不安」という懸念を抱えていることもわかりました。こうした声も反映しながら、多くの人が家庭と仕事を両立し、どちらも大切にできる働き方が確立されていくといいですね。

以上、テレワークに関するアンケートレポートでした。今後ますます普及していくかと思いますので、定期的に実施して、テレワークに対する感想や意見の変化をみていきたいと思います。ぜひ今後も注目してくださいね。

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文:Loco編集部

2019/02/12