マンション居住者の防災意識の変化を調査!もっとも不安なのは「家族の安否」!

9月は防災月間。そこで、マンション居住者の防災意識をアンケート調査してみましたので、ご覧ください!

アンケート概要
アンケート名 マンション防災に関するアンケート
実施期間 2018年8月10日(金)~2018年8月16日(木)
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2,282

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

※数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合があります。

マンション居住者の約半数は、防災情報への関心度が高い!

Q.2018年8月現在の、地震防災情報へ対する関心度を教えてください。
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マンション居住者に地震防災情報への関心度を質問したところ、関心度が高いと答えた人は52.7%。過半数の方が防災への意識が高い一方で、47.3%の方はまだまだ関心が低いと自認されています。
地震だけでなく、豪雨による水害、巨大台風などによる自然災害が増えている昨今、マンション居住者の個々人が、防災意識への関心度を高めていただけるといいですね!

マンションの防災訓練参加率は、2013年以降着実に上昇中

Q.マンションで実施される防災訓練に参加したことがありますか?
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また、マンションで実施される防災訓練に参加したことがある人は半数の50.8%。
防災訓練の主な内容は、「非常用設備の場所や使い方の確認」「防災備蓄品の保管場所や使い方の確認」「自宅内からマンション外までの避難ルート確認」がベスト3でした。

「お住まいのマンション区域で指定されている避難場所を知っている」と回答した方は、81.9%。徐々にではありますが、防災意識の向上と共に、防災知識が蓄積されつつあるのではないでしょうか?

過去アンケートから見た「防災訓練への参加率」は上昇傾向にある。

マンション・ラボでは、長年にわたって地震防災に関するアンケート調査を続けています。防災訓練への参加率は、2013年の調査以降、少しずつではありますが、着実に増加傾向にあります。

Q.同じ階のフロアに、心配し合える家族が3世帯以上いらっしゃいますか?
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とはいえ、同じフロアに心配し合える家族が3世帯以上いる人は少なく、今後は、マンション内の居住者同士で助け合う「共助」の観点からの防災訓練や防災意識の浸透が課題といえます。

地震が発生したら一番不安なことは、「家族の安否」がトップ

Q.今後大地震が発生した場合、どのような点に不安を感じますか?【複数選択可】
※選択肢「要配慮者」について
高齢者、障がい者、妊婦、乳幼児、外国人等、防災施策において特に配慮を要する方のことを定義しています。
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大地震が発生したら不安なことは、やはり「家族の安否」が1位。
家族との連絡方法は、LINE、携帯各社が提供する災害用伝言サービスなどが主でした。万一に備えて、家族とは複数の連絡手段を用意しておきたいものです。

大地震が起こったら、大多数が「マンション内避難生活」を想定している!

Q.もしも大地震に被災したら、その後はどこで生活することを想定していますか?
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被災後はどこで生活をすることを想定していますか?という質問には、「自宅を離れて避難生活をすると思う」と回答した人はわずか6.5%。75.8%の方が「自宅マンションでの生活を継続すると思う」と回答しました。

なつさん小さいマンションなので、管理組合に多くを求めるのは筋違いで、各家庭で自分たちのことはするべきだと思っている。一方で、避難所生活をする気はなく、建物は地震に耐えうるものだと思っているので崩れたりしたら売り主に責任を取ってもらうくらいのつもりで、ここで生活することしか考えていない。3日分くらいの食料や水、トイレは自分でなんとかするしかないかと。

マンションは地震に強い構造であり、大地震の際には公的避難所は避難者で溢れて入れない可能性を考えると、いかに安全で継続可能な「マンション内被災生活」を過ごすかということが、マンション居住者にとって重要な防災活動だといえるでしょう。

マンション・ラボでは、「マンション内被災生活」のための具体的なアドバイスや訓練体験を数多くご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

防災訓練アイデア集!家庭で「マンション内被災生活」のシミュレーションを

家庭で実施している防災対策は「飲料水・食糧の備蓄」がトップ!

Q.いま現在ご家庭で実施している防災対策をお選びください。【複数選択可】
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「自助」として、家庭で実施している防災対策のトップは、「飲料水・食糧の備蓄」がトップです。他に、「室内の安全対策」「停電への備え」を実施している方が多い一方で、「災害用トイレの備蓄」をしている方が少し低いのが気になります。

「マンション内被災生活」では、ご家庭でも家族の人数分だけ「防災トイレ」を準備しておきたいものですね。

災害用トイレはどれが使いやすい? 災害用簡易トイレの使用テスト

Q.備蓄品は何日分用意していますか?
※家族がいる場合、家族全員で「何日分」かでお答えください。
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また、備蓄品は「2〜3日分」という方が53.7%と最も多く、1週間に相当する「6〜7日分」の備蓄をしている方は12.1%とわずかでした。

東京都が発行した防災ブック『東京防災』でも、災害でインフラが遮断された場合、『支援が届くまでの少なくとも1週間は誰にも頼らず暮らせるように備えることが「備蓄」です』と明記しています。

「マンション内被災生活」でも、家庭での「自助」として最低1週間の備蓄をしたいものですね。

国崎流「流通備蓄」のススメ:1週間分の非常食メニュー

[地震対策・水の備え]マンションで1家族に必要な飲料水の備蓄量は?

『東京防災』(外部サイト)

マンション居住者からの防災対策への意見や要望

最後にマンション居住者の皆さんに、防災対策への意識や要望などを伺いました。

ひげじいさんさん小規模(45戸)マンションで、備蓄庫や戸外避難場所がなく、地域との連携がカギ!

和尚さん共有部に地震保険をかけてほしい。

os3tさん震災後の通電火災が怖い。火事を出さないためにブレーカーの自動遮断装置を全戸に義務付けてほしい。あちこちで一斉に火事が発生するので、消防車などは手が回らない。

chi-naさん防災に対しての住民全員の意識向上が必要だと感じます。
普段は近所づきあいを拒否する人がいますが、そう言う人達も、いざ災害が起きたときには同じように避難したり助け合う必要があります。自分たちの都合のいいときだけ、近所だからと言われても違和感を拭うことができません。

地震保険や通電火災に至るまで、多岐にわたる事柄に対して、数多くの真摯な声を伺うことができました。これらの貴重な意見は、ぜひ今後のマンション・ラボのコンテンツに活かしてお応えしていきたいと思います。

もんにゃんさんから寄せられた以下のご意見は、これからのマンション防災の基盤ともいえることですね。皆さんも、お住まいのマンション管理組合でぜひこの機会に防災対策について話し合ってみてください。

もんにゃんさん今までは他人ごとのように感じていた自然災害が、昨今は決して他人ごとではないことを実感しているので、今後はますますマンションとしても個人としても防災に対する意識や備えを強めていく必要があると感じている。

2018/08/31

アンケートレポート

マンション・ラボ リサーチ研究員の皆様にご協力いただいたアンケート調査結果を公開中。マンションに住む方の最新事情が見えてきます。

掲載のアンケートデータを転載・引用する場合は、こちらからご連絡ください。

リサーチ研究員

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