1. ロボット掃除機を実際に使っている人は15%、中でもルンバが圧倒的に多い
2. 「家事の負担の軽減」「ネットなどのクチコミを見て」がきっかけ
3. ロボット掃除機を使用するメリットは、「時短」「負担軽減」「忙しくてもキレイをキープ」
4. ロボット掃除機のデメリットは、「価格の高さ」
5. ロボット掃除機以外にも、将来こんなロボットがほしい!?
自動で掃除をしてくれるロボット掃除機が、徐々に私達の生活に浸透してきたようです。
家事の時短にもつながるロボット掃除機は、どのくらいのご家庭が使っていて、どんなメリット・デメリットがあるのか? 2,502人のマンション住民にアンケートで聞いてみました。
アンケート概要 | |
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アンケート名 | ロボット掃除機に関するアンケート |
実施期間 | 2018年06月18日(月) ~ 2018年06月24日(日) |
調査方法 | インターネットリサーチ |
回答数 | 2,502 |
ロボット掃除機を実際に使っている人は15%、中でもルンバが圧倒的に多い
Q.ご自宅で所有している掃除機の種類を教えてください(複数回答)
回答者2,502人中、ロボット掃除機を所有している人は376人、全体の15.0%でした。
クロス集計の結果、ロボット掃除機を所有している人は、年代では40〜44歳・夫婦共働きというご家庭が多く、働き盛りで忙しいご家庭にニーズが高いことがわかりました。
Q. いま所有しているロボット掃除機の種類を教えてください。
ロボット掃除機所有者中、機種は「ルンバ(アイロボット社)」が圧倒的に多くて82.2%。「これからロボット掃除機を購入したい・検討中」の方が欲しいと思う機種の回答でも、「ルンバ」は61.4%とトップでした。
「ルンバ」ロボット掃除機の先駆的メーカーの製品だけに、後発の家庭用ロボット掃除機と比べてぐんと高い人気を誇っていますね。
「家事の負担の軽減」「ネットなどのクチコミを見て」がきっかけ
Q.ロボット掃除機を使うようになったきっかけを教えてください(複数回答)
ロボット掃除機を使うようになったきっかけは、「家事の負担を軽減したいと思ったから」が41.5%、「インターネットの口コミやレビューを見て」25.5%、「テレビ・雑誌・新聞で見て」「店頭で実物を見て」がそれぞれ22.6%でした。
また、従来型掃除機(紙パック式・サイクロン式)の掃除頻度は、「週2〜3回」「週1回」「週4回以上」の順で多く、ロボット掃除機では、「週1回」「週4回以上」「週2〜3回」の順でした。ロボット掃除機を「週4回以上」使っているのは40〜44歳の年代が多く、ロボット掃除機を最も多く所有している年代が、便利に頻繁に使いこなしているようです。
ロボット掃除機を使用するメリットは、「時短」「負担軽減」「忙しくてもキレイをキープ」

お掃除はすべてロボットに「おまかせ」で。
Q.ロボット掃除機を利用するメリットについて教えてください。(複数回答)
ロボット掃除機を使用するメリットを所有者に伺いました。
1位「掃除にかかる時間を短縮してくれる」57.7%
2位「掃除にかける身体的負担を軽減してくれる」54.0%
3位「忙しくても室内のキレイが保たれる」37.0%
中には、「ロボット掃除機のためにモノを片付けるようになる」24.5%という声も。ロボット掃除機は床の障害物を迂回する設計になっているため、ロボット掃除機をスタートさせる前に、床のモノを片付けるようになるという二次効果もあるようです。
スターさん掃除機をかけている間に別の家事ができる。
piさん外出中に掃除が終わる。
やはり付きっきりで掃除をするのではなく、ロボット掃除機に任せられることが大きなメリットですね。
ただし「ペットの毛が抜群に取れる(ガムさん)」という声がある一方で、「ペットの糞や嘔吐があった場合に悲惨(ぱきらさん)」という声もあるので、ペットを飼っているご家庭は使い方に要注意です!
ロボット掃除機のデメリットは、「価格の高さ」
Q. ロボット掃除機を利用するデメリットについて教えてください。(複数選択可)
一方、ロボット掃除機所有者が考えるデメリットはというと
1位「本体価格が高い」が49.2%
2位「ロボット掃除機のためにモノを片付けるのが面倒」37.0%
3位「部屋の隅や窓際まで掃除できない」35.9%
確かに従来型掃除機と比べると本体価格が高いため、購入検討時に躊躇してしまいますね。
他には以下のような声もあり、ロボット掃除機をメインで使うならば、ロボット掃除機の仕様に合わせて使用方法を考えないといけないようです。最近一般的になってきた、段差のないバリアフリー設計のマンションであれば、ロボット掃除機は使いやすそうです。
ききららさんロボット掃除機が乗り越えられない場所がある。
jkeidaさんペット用の餌や水をいれた小皿など、通常は床に置いているものを、掃除の間は片付けないといけない。
ロボット掃除機以外にも、将来こんなロボットがほしい!?

面倒な家事はロボットに外注したい〜!
最後に、「ロボット掃除機以外にどんなロボットがあったらいいか」について回答していただきましたところ、いろいろなアイデアがたくさん寄せられました!
ジャンル別にご紹介します。
・お料理ロボット
献立づくりやカロリー計算までしてくれる「お料理ロボット」のニーズが多かったことに驚かされました。「調理は自分でやるけれど、下ごしらえだけでもロボットにやってほしい!」という声もあり、皆さん毎日の献立づくりに悩んでいる様子がわかります。本当に、毎日のごはん拵え、お疲れさまです。
ruki-papaさん1週間のメニューを提案して、人間がメニューを決定すると、食材を最安値のところから購入し、そのメニューを作ってくれるロボット。もちろん、洗い物も。外出先からスマホでキャンセルすると、自動でメニューを繰延してくれたり、消費期限を計算して、新しいメニューを提案してくれたりできれば、なおいいな。
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なんと出来上がった食事をスマホで撮影するだけでカロリー計算してくれる技術がすでに開発されています! →未来のマンションって、こんなにスゴいの!? IoTを活用したスマートホームの取り組みを紹介 |
・洗濯、お風呂、トイレ掃除ロボット
洗濯物を畳んで片付ける、お風呂やトイレ掃除、窓拭きという、家事の中でも特に面倒な部分をロボットに任せたいという声も多かったです。面倒ですよね。
Terryさん洗濯物をたたんでくれるロボットと、お風呂掃除をしてくれるロボット。
むっちさんお風呂上りに自動で清掃してくれるロボット。
・見守り&セキュリティーロボット
子どもの見守りや、シニアの介護をしてくれるロボットや、自宅のセキュリティー管理をしてくれるロボットのニーズも高いようです。
goさん見守りロボット。登下校や放課後など、子供に付いて歩いて位置情報や映像を随時スマホに送ってくれ、セキュリティ会社とも連動して守ってくれる。
OTKさん家の中のセキュリティーになるロボット。地震の際に、自宅内を守ってくれるロボット。
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共働き家庭にぴったり!親子のコミュニケーションをロボットがお手伝い。 →かわいいロボット・BOCCOで感じた、近未来のワクワク・便利なマンション生活とは!? |
ロボット掃除機の所有率自体は、全体から見ると低く、まだまだこれから伸び代のある分野だと言えます。
また、将来の家事関連ロボットを求める声がある一方で、IoTやAIを搭載したロボットなどのテクノロジーに嫌悪感や不安を感じる方々もいらっしゃいます。
これから開発が進み、自然な形でマンションライフに溶け込んでいく安全で便利なロボットが生まれてくれば、そういう気持ちが軽減するかもしれませんね。
掃除ロボットや家事ロボットの今後の動向に期待して待ちたいものです。
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2018/07/30