マンションではこんな住民が嫌われやすい?住民同士の挨拶やマナーが与える印象が明らかに

集合住宅であるマンションでは、小さな子どもからお年寄りまで多くの人が集まって暮らしています。その中でお互いが快適に暮らしていくためには「人付き合い」が重要になります。そこでどんなタイプの住民が好まれ、また嫌われるのか、実際に住民2,500人にズバリ聞いてみました! 参考にしていただければ幸いです。

アンケート概要
調査名 マンション住民 好印象・好感度アンケート
調査期間 2017年9月8日(金)~9月15日(金)
回答数 2,486
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 マンション・ラボ リサーチ研究員
調査属性(年代) 1.60才以上(24.8%) 2.45~49才(19.6%) 3.50~54才(18.5%) 4.40~44才(15.4%) 5.55~59才(14.0%) 6.35~39才(6.2%)

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

マンションで好感を持てる住民、反対に不快に感じる住民の有無を聞いてみると、両方とも半数を超える人が「いる」と回答しています。そこでどのような点でそう感じるのかを聞いてみました。

「好感を持てる住民」編

「好感を持てる住民がいる」と答えたのは60.3%、「いない」が7.0%「わからない」が32.7%という結果が出ました。

Q.お住まいのマンションで、好感をもてる住民の方はいらっしゃいますか?
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<好感を持つタイプのTOP5>

1.挨拶をする(95.4%)
2.礼儀正しい(86.7%)
3.笑顔が良い(56.1%)
4.気さくな雰囲気がある(49.9%)
5.いつも明るい(42.3%)

具体的な声としては――

jirouさんご家族全員がいつも気持ちの良いあいさつと笑顔で接してくださる。

aaltonさんいつも笑顔であいさつ。子どもにもペットにも優しい。

iceさんエレベーターを降りる時に重い荷物をもっていると手でドアを抑えてくれる。

ayameさんマンション内はペットを抱いて下におろさないとのルールをきちんと守っている老夫婦は、マンション内は乳母車に犬を乗せ、外に出てから散歩させていらっしゃいます。

hiroさん泣いてばかりや愛想悪いわが子にもいつも声をかけてくれる

といったように、気持ち良いあいさつを交わす相手や、優しさを感じる相手に好印象を持っていることがわかります。

5位以下の結果は、次の回答をご覧ください。

Q.次のうち、あなたが好感をもつ住民の方に、あてはまる行為やタイプがあれば教えてください。(複数回答)
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お互いの好感度に大きく関係する「あいさつ」の実情を別の切り口で考察した記事もありますので、こちらもご覧ください。
マンション内での挨拶禁止は時代の流れ?マンション住民2500人に気になる実情を聞いてみた

「不快を感じる住民」編

「不快に感じる住民がいる」と答えたのは54.4%、「いない」が17.9%「わからない」が27.7%という結果が出ました。

Q.住民の方の中に、不快に感じる方はいらっしゃいますか?
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<不快を感じるタイプのTOP5>

1.挨拶しない(69.2%)
2.マンションのルールやマナーを守らない(49.1%)
3.愛想がない(29.4%)
4.タバコを吸う(20.3%)
5.子どものしつけをしない(18.2%)

具体的な声としては、以下のようなものが挙げられています。

Danieさん小さな子どもがエレベーター内ですべての回数のボタンを押す等のいたずらをしているのに、一緒にいる親が全く注意をしない。

mamiさん懇親会で同じマンションの住人の悪口を聞かされた。

Beaさんリサイクル用の雑紙を指定日以外に出す。防火の危険を知らせてあるにもかかわらず出す。

brilliaさん自分の家のベランダで大きな音を立てたり、人の家を覗きこんだりするのに、他の家の音には非常に敏感で当家で出した音でもないのに、すぐ苦情を言いに来る。

mikoさんバルコニーでタバコを吸っていて窓を開けていたら煙が入って来る。

5位以下の回答は、次の結果をご覧ください。

Q.あなたが不快だと感じる住民の方の行為やタイプとして、あてはまるものを教えてください。(複数回答)
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以前のアンケートでも同じような結果が出ていることを考えると、マンション住民にとって不快に思うことは変わらないのかもしれません。
挨拶しない、うるさい、無関心…マンション住人の約3割が“イライラ”の経験あり!

万が一「不快に思う」レベルからさらに悪化してしまった場合、角を立てずに相手の住民にお知らせするヒントについてもご案内しておきます。記事は騒音問題を扱っていますが、どのような問題でも使えるポイントが書かれています。
マンション騒音問題、相手の心を動かす「促し方」で、苦情の手紙を書く

ここに注目!世代と役割による特徴

・70代・80代の8割が「好感をもてる住民がいる」と回答。

・理事や自治会活動を経験している人からは特に「マンションのルールやマナーを守る」「組合活動に積極的」「責任感がある」ことへの好感度が高い。

・30代では「清潔感がある」「子どもにやさしい」タイプの好感度が高い。

・年齢が高くなるにつれて「不快に感じる住民がいる」割合が増え、居住年数3年未満では不快に感じる住民がいる割合が少ない。

・理事や自治会活動をしている人ほど「不快に感じる」ことが多い傾向にある。

・30代が突出して「うるさい人」「いつも上から目線の人」「タバコを吸う人」に嫌悪感を抱いている。

・「独善的な人」を最も嫌うのは60代。「タバコを吸う人」に対する嫌悪感は最も低い。

最後に、印象を左右する具体的なエピソードをご紹介します。

Q.好印象な人とは?

きーたんさんエレベーターの乗り降りの際の行動や次に乗ることを見越して使用後に1階に戻しておいてくれるなど気遣いがうれしい。

シンガプーラさん普段からきちんと挨拶してくれることに加えて、時に気さくに天候などを話題に一言二言会話すること。
震災の時に声掛けをしてくれたこと。

kentsupermenさん周りへの気遣いができ、自己中心的でなく、全体最適な考え方で、組合運営に積極的に関わってくれる。

gtoshiさん一緒に理事を務めた時に責任をきちんと果たした。

もんにゃんさんハイハイをする時期の孫が遊びに来る際に階下のお宅にご挨拶のメモを入れたところ「ハイハイ大歓迎。音が聞こえても気にならないし、聞こえたら元気でいい!と感じますので気になさらずに」と返信のメモをいただき感激した。よいお付き合いが出来ていると嬉しく思っている。

taimaiさん子どもが生まれて足音など迷惑になると思い下の階の方に挨拶に伺ったら、後日テディベアのプレゼントを持ってきていただいた。
その方は若くに奥様を亡くされてお子さん3人を育てられたとのことで、足音など全然気にしなくてよいですからと言っていただいたのが嬉しかった。

花ちゃんさん年数が経つと皆さん、エレベーター内でそれとなく挨拶をして和ませてくれる様に成って来ました。それぞれ遠慮して対応が出来なくて困って居た模様!最近は声を掛け合って和やかです。

Q.悪い印象になってしまう人とは?

にゃんこさん共用部で挨拶しても、まっすぐ前を向いたまま無視。エレベーターに乗ると閉めるボタンを押すスピードがすごい早い。ほんとに私が見えてないのかと思う。

おなおさん管理組合の総会で、周りの人のことを考えず、自分の意見だけ延々としゃべっている。

かのんさんすれ違うたびにたばこのにおいがする。エレベーターで一緒になると息が詰まる。しかも愛想が悪い。

ポプラさんペットを飼えるマンションだが、きまりはあり、マンション敷地内やエレベーター内ではペットを歩かせないで抱っこするとか、注意喚起の貼り紙もしてあった。が、時間が経つと守らず平然としている。

やまむさん子どもが騒いでいたり、ルール違反をしているにも関わらず、放置したまま延々と立ち話を続けているママグループにはウンザリしています。

わおぴんさんマンションの管理人さんが一生懸命やって下さる方なのですが、その管理人さんに対してえらそうな態度で細かいことにいちいちうるさく言う人。人間なんか肩書とっちゃえば、みな同じなのに、と思う。

piefkeさん悪気はないと思うが、年配者が先にエレベーターを降りるときに一言、「ごめんください」と言ったら、若い人が「はーい」と返事するのが気になる。ごめんくださいといいかえすか、夜ならおやすみなさい、とか、失礼しますといえないものか。親の顔がみたくなる。

「あいさつ」や「ルールを守る」といった基本的なマナーを丁寧に対応することで相手の印象が良くなることが分かりました。また、セキュリティの面からも、同じマンションの方を認識してあいさつすることは大事ですね。

住民交流に取り組んでいるマンションもあります。こういった取り組みがあると心強いですね。
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縁あって同じマンションに住む人同士、まずは笑顔で「あいさつ」し合うことで、お互いに心地よく暮らしていきたいですね。

文:Loco共感編集部 杉本雅美

2017/12/01

リサーチ研究員

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