民泊についてマンション居住者はどう考える?~民泊に関するアンケート結果発表~

和食やアニメなど、日本文化や日本の伝統が世界的にブームとなっています。それに伴い、日本の飾らない暮らしを体験してみたいという外国人観光客も増えています。

そこで注目されるのが、最近利用者が世界的に増加しているという、ホテル代わりに自宅を短期に貸し出す民泊というサービス。この民泊で自宅を貸している人の中には、結構よい副収入を得ている人もいるとか。

東京オリンピックを前に注目されるこの民泊について、マンション住民の皆さんにご意見を伺ってみました。

アンケート概要
実施期間 2015年8月21日~8月28日
調査方法 インターネット(マンション・ラボ)
対象者 マンション・ラボ リサーチ研究員
有効回答数 2,674

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

まだまだ認知度は低い

Q.あなたは、インターネットを活用して自宅を有料で貸すことができる民泊サービスをご存知ですか?(N=2,674)

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アンケートの結果によると「知らない(72.9%)」が全体の7割以上と、日本では民泊はまだまだ認知度が低いサービスであることが窺えます。

「聞いたことがある(19.1%)」「知っている(7.6%)」が全体の26.7%で、実際に「借りたことがある(0.3%)」「貸し出したことがある(0.1%)」と、民泊経験者はごくわずかしかいないという結果でした。

民泊を利用してみたい?

Airbnbなどの民泊サービスを利用してみたいと思いますか?(N=716)

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「自宅を貸してみたい(6.8%)」「誰かの自宅を借りてみたい(9.6%)」と、サービス利用に関心を持っている人は少数派で、ほとんどの人が「利用したくない(83.5%)」という回答でした。

そこで、そのように答えた理由を尋ねてみたところ、

「自分で住んでいるので、貸し出す必要がないから」、「汚れたら嫌だし、貸し出す人の人柄もわからないから」、「セキュリティの理由」、「法整備が出来ていないので、トラブルが予想されるからです」

などが挙げられていました。
知らない人に自宅を利用されることに対する不安と、セキュリティ面や法律面、ルール面でのトラブルへの心配が大きいようです。

一方で

「自宅についてはやりたくない。他人を入れるのが嫌なのと、間取り的に厳しいため。海外旅行で、特にホテルの高い場所(パリなど)では考えたい」、「特に必要性が無いから。必要があれば貸してみたい」

というように、借りてみたい、またはビジネスとして貸すことには興味があるという回答も寄せられました。

マンションの隣人が、もし部屋を貸していたら?

Q.マンションの部屋を、ホテル代わりとして有料で外部の方に貸し出すことについて、どのように思いますか?(N=2,674)

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自分は貸さなくても、もし隣の人が民泊サービスで部屋を貸していたら、他人事ではなくなりますよね。そこで、このような貸し出しサービスについてどのように思うか尋ねたところ

「個人の所有する専有部を活用するだけなので、個人の責任で自由に行って問題ないと思う(6.6%)」「マンションの規約などルールを決めたうえで行うのであればいいと思う(20.6%)」と、3割弱の人が肯定的な回答でした。

その一方、「セキュリティ面など、住民以外の人がマンションで宿泊したり生活することには不安があるので反対したい(44.1%)」「マンションの規約などで貸し出しできないようにすべきだと思う(14.6%)」と、否定的な回答が約6割に及びました。

トラブル回避のために

今回の調査には、マンションで部屋を短期に貸し出すかどうかについては、肯定派からも否定派からも「ルール作りが必須である」というご意見を多数頂きました。

自宅の短期貸し出しサービスの利用にあたっては、まず、サービスの存在をマンション住民に周知した上で、あらかじめ「マンションの部屋の短期貸し出しが可能か不可能か」「貸し出し可能だとしたらどのようなルールを設けるか」といったルール作りをしておくことが鉄則といえるでしょう。

大切な我が家とその近隣のことですから、お互いルールを守り、トラブルなく、納得してマンションライフを送りたいものですね。

2015/09/29