マンション内のお知らせを見ている割合はどのくらい?周知の方法を考えよう

マンションでは、ときおり管理組合からの重要なお知らせが掲示板等に掲示されていたり、各戸に配布されたりしていますが、いったいどのくらいの住民の方がしっかり見ているのでしょうか?

そこで今回は、マンション内の告知に関する実態とあわせて、今後の情報伝達のあり方について考えていきたいと思います。

「総会のお知らせ」以外は見ている人は半数程度

Q.管理組合等が配布・掲示している案内でご覧になっているものを教えてください。(複数選択可)(N=2,900)

グラフ読み込み中...

アンケートの結果によると、「総会の案内(78.2%)」と「総会の報告書(70.3%)」の総会に関するものは70%を超え、多くの人が目を通していることがわかります。一方、理事会の日頃の活動に関するものとなると、「理事会の議事録(59.9%)」、「理事会からのお知らせ(54.9%)」と50%台となり、「理事会の活動報告(38.0%)」はさらに下がります。

また、「マナーに関する文書(53.8%)」、「禁止事項などの文書(50.0%)」とマンションに住むうえでのルールに関する周知は、半数の人しか見ていないことがわかりました。「ほとんど見たことはない(10.5%)」という人もおり、周知文書に関心を持っていない人もいるという実態が浮かび上がりました。

そこで、ほとんど見たことがないという人の理由を尋ねてみたところ、「特に理事会の活動に興味がないので」(ニックネーム:ひろさん)や「必要な情報がない」(ニックネー:hajime1645さん)、「面倒くさい」(ニックネーム:どんぐりさん)といった回答があり、理事会活動への関心の低さがうかがえました。

一方、「分かりにくいので」(ニックネーム:ぶんぶん)や「内容が簡潔じゃない」(ニックネーム:エコ)という理由を踏まえると、文書の書き方や周知の方法を変えることで、周知文書を見る人が増えることが期待できそうです。また、ほとんど見ていないとする人には、「妻が確認してるから」(ニックネーム:田舎太郎)というように、家族には見ている人がいる人も含まれています。

マンションのお知らせはどう掲示するべき!?

今後、マンション内の情報伝達は、どのような方法をとるのが望ましいと考えられているのか尋ねてみました。

マンション内の情報伝達について、今後好ましいと思う方法を教えてください。(複数選択可)(N=2,900)
グラフ読み込み中...

「案内文書を掲示板や集合ポストに投函するままで良い(34.8%)」という従来のままでいいとする声が比較的高い一方、「案内文書をエレベータ等人目につく場所にも貼る(22.3%)」と掲示場所の変更を行うことも一定の支持を得ています。

「案内文書とメールやホームページよる案内の両方を行う(14.3%)」、「紙、WEB、回覧板当すべてのツールを使う(7.2%)」というように、インターネットやメールを活用することも、検討の対象となるでしょう。

また、どのようにマンション内での掲示方法を改善したら、案内を見る人は増えるのか、アイデアを伺ってみたところ、「エレベーターホールなど必ず通るところに掲示したほうが良いと思う。」(ニックネーム:hanahanaさん)など、お知らせの掲示場所に関する意見が挙げられました。住民が目にしやすい位置に貼ることも、周知を高めることには役立つかもしれません。ただし、「エレベーターの中に貼るのは汚いからやめたほうが良い」(ニックネーム:moiさん)という考え方もあります。

「近隣のイベント情報やマンション内の報告書が一緒に掲示板に張られているとどれが重要情報がわからなくなるので掲示板を分けてほしい」(ニックネーム:Hacknさん)、「掲示板に貼られている様々な文書には、目を通すようにしていますが、特に重要な事柄に関しては、目立つように赤枠などを付けてほしいと思う。」(ニックネーム:メロンさん)という声があるように、多くのマンションでは、一つの掲示版にマンション外でのイベントの告知と管理組合からの案内が混在して貼られています。管理組合で重要なお知らせを掲示していても、現状では日頃気をつけて見ている人以外には、伝わらないかもしれません。

「文字が小さい。読みやすいように工夫されていない」(ニックネーム:なしさん)のように、お知らせの見やすさに言及する意見もあります。
「掲示ではなくHPを活用してほしい。掲示は見る人が限られてしまい行きわたりません。」(ニックネーム:きよじい)「メールなどで案内して欲しい」(ニックネーム:aaa9751)というように、インターネットやメールを活用するべきという考えも示されました。


今回の調査から、よりたくさんの住民にしっかりと情報を届けるために大切な点がいくつかわかりました。

掲示板だけではなく、エレベーターなど人がよく通る場所へ掲示することで、案内を目にする人が増えるか検討する必要があるようです。ただし、美観への配慮も求められます。また、案内自体を文字が見やすく、要点がわかりやすいように改善する等、見せ方を工夫することも大切です。
マンション内ホームページやメールでの情報伝達も、若い人やインターネットを活用し慣れている希望者にとっては有効と考えられます。

情報を発信する側、受け取る側、双方の配慮が円滑なマンションライフをおくるために大切です。

2015/08/28