マンションで先生となって、実際にワークショップや教室を開いている人はいる?アンケート結果を発表

今回は「自宅でのワークショップや教室の開催に関するアンケート」についての結果発表を行います。

「ワークショップ」とは参加者体験型の講座で、いろいろな人が参加しやすい学べる取組みとして、さまざまな分野で取り入れられています。マンションにも、多様な経歴や趣味、特技を持った人が住まい、他方、興味のある事柄を身近な場所で学びたいと考えている人もいるのでは。

そこで、マンションで先生となって、実際にワークショップや教室を開いている人もいるのか調査してみました。

アンケート概要
実施期間 2015年5月12日~5月19日
調査方法 インターネット(マンション・ラボ)
対象者 マンション・ラボ リサーチ研究員
有効回答数 2,985

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

実は、多岐にわたる講座が開かれている

あなたは、ご自宅やマンション共用部を使って教室を行ったり、ワークショップを開催したりしたことはありますか?(複数選択可)(N=2,985)

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先生としてマンション内で教室を行った方の割合は約5%程度でした。ほとんどの方は開催したことはないようですね。

では、どういったワークショップや教室が開かれているのか、実際に開催したことのある人にお聞きしたところ、「ピアノ教室」や「パンやお料理の教室」、「書道教室」といった一般的なものが多く、「陶芸教室」といったものまで開かれています。

語学系では「英語」や「トルコ語教室」といったものがみられました。「フラダンス」や「ベリーダンス」といった身体を動かすものもあります。

「ハンドメイドの石けん、 リースつくりなど」や「ビーズアクセサリーを作る」といったワークショップともとれるもの開かれていました。「モザイクタイル教室」、「ペイントワークショップの講師として」といった最近流行りのDIYに関するワークショップや教室も開催されています。

友達や知人とのつながりからワークショップの開催に

では、ワークショップや教室を始めたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

今回実施したアンケートでは、「趣味が合う仲間通しではじめた」、「知人に依頼された。資格を持っていた。(自分が参加している連盟の推薦もあり)」、「自分が得意なことをお友達に教えたかった」といった回答が寄せられました。周囲の人とのつながりの中で、ワークショップや教室という形で、マンション内で開催という方向に向かったようです。

つぎに、これから教室やワークショップを行ってみたいと思っている人に向けて、開催にあたってのアドバイスや気を付けた方が良いことを聞いてみました。

「値段設定が正しいか途中で変えにくいのでよく考えてはじめた方がいい」や「金額設定が難しい。友人からお金をもらうことはちょっと気が引けるが、きちんと見合う分はいただきたいという葛藤」と講習費用に関する声が挙げられました。

金銭面の問題からは、友達関係から教室の講師という立場へ変わることならではの悩みが垣間見えます。「自分が責任を持てる人に限定すべき。住人に迷惑をかけてはいけないと思う。一回の人数も数名が限界。」というアドバイスは、スペース面の問題ですが、マンションでの開催ゆえに必要な配慮といえそうです。

マンションの共有施設や自室でのワークショップや教室の開催は、準備費用が少額で済むことから、始めるときのハードルが低いというメリットがあり、気軽に始められる環境といえます。しかし、マンションで始めることで周囲への配慮も一層必要となるでしょう。

ニーズがマッチすれば住民の交流の場に

一方で、マンションで開催されるワークショップや教室に参加することについて、他の居住者はどのように考えているのでしょうか。

Q.自分がマンション住民の自宅に伺って教室やワークショップを受講したいという希望はありますか?(N=2,985)
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Q.受講したくない理由を教えてください。(複数選択可)(N=2,288)
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マンション住民の自宅で教室やワークショップを受講したいという希望はあるかたずねたところ、「受講してみたい(23.4%)」「受講したくない(76.6%)」という結果になりました。

受講したくない理由では、「特にワークショップや教室に興味がないから(54.6%)」を挙げた人が多く、「外部の教室に通って学びたいから(13.8%)」、「マンション居住者と関わり合いを持ちたくないから(12.1%)」という理由も見受けられますが、「他人の家の中に入ることに抵抗があるから(24.1%)」や「講師がいるかどうかわからないから(14.6%)」という理由も挙げられており、この場合はマンション内の共有施設を利用する場合、学びたいことと提供したいことが合致した場合にはクリアできそうです。

また、英会話やピアノなど、幼児や小学生向けの教室であれば、外出しなくても通えるというメリットなどもありますから、マンションという環境を活かした教室などはよろこばれるかもしれません。


ワークショップや教室を開催したい人とマンション内で気軽に習いたい人のニーズが上手くマッチすれば、住民の交流の場としても有意義なものになりそうです。マンション内でのサークルの活動を「マンション文化祭」という一大イベントとし、住民の交流の場としているマンションもあります。

マンションアフタースクールプロジェクトPart.12~住民の、住民による、住民のための文化祭~

みなさんもこういった事例を参考に、住民の交流の場としても、ワークショップや教室を開いてみてはいかがでしょうか。

2015/08/28