自分のマンションは心配ない!?「今後空室は増えないと思う」が46.7%~マンションの空室に関するアンケート結果~

マンションの将来に影響!?空室問題を自分事と捉えよう

今回は「マンションの空室問題に関するアンケート」についての結果を発表します。最近取り上げられることの多い空室問題、マンションでも問題視され始めています。空室が増えると、管理費や修繕積立金の滞納率が上昇したり、理事の成り手が不足することで、マンションの維持・管理が困難になるのでは、といった心配もみられます。

この空室問題、マンション居住者の方がどのように感じているのか、ぜひご覧ください。

アンケート概要
実施期間 2015年4月15日~4月22日
調査方法 インターネット(マンション・ラボ)
対象者 マンション・ラボ リサーチ研究員
有効回答数 3,091

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

マンションの空室、「わからない(52.9%)」が多い結果に

Q.現在、お住まいのマンションには空室はありますか?(N=3,091)

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まず、住んでいるマンションの空室率の把握について尋ねたところ、半数以上の方が「わからない(52.9%)」と回答されました。また、空室率を把握されている方については「ない(29.4%)」「ある(17.7%)」という結果になりました。

Q.お住まいのマンションでは、今後空室が増えると思いますか?(N=3,091)

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続いて、自分の住んでいるマンションで今後空室は増えると思うかという問いには、「なんともいえない(46.7%)」「空室は増えないと思う(46.7%)」が大半を占め、「増えると思う(6.7%)」はごく少数でした。

マンションは利便性の高いところで生活できるのが大きな魅力です。「駅前で立地がよいので」「近くに小中学校があるので空きが出てもすぐに埋まると思う」というコメントのとおり、お住まいのマンションは、需要の高い物件だと安心されている方が多いのでしょう。

Q.お住まいのマンションで、空室が出ることに対して不安はありますか?(N=3,091)

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空室への不安はないのでしょうか?お住まいのマンションで空室が出る不安はあるかを聞いたところ、「特に不安はない(51.2%)」に対し、「空室が増えることに不安がある(24.8%)」「なんともいえない(23.9%)」という結果となり、「空室は増えないと思いながらも、不安がある方は多い」ということがわかりました。

空室が増えることによる不安やデメリットについては、「資産価値が下がる、防犯上不安がある」という声や、「修繕積立金・管理費が不足する」といった管理不足に陥る点に懸念をお持ちの方が多いように感じました。

Q.マンションの空室問題は、今後深刻化すると思いますか?改善されていくと思いますか?(N=3,091)

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自分のマンションに限らず、世間での空室問題全体についてはどのように捉えられているのでしょうか。マンションの空室問題は今後深刻化していくと思うかという質問に対しては、「わからない(61.4%)」とする回答が多く、「より深刻化すると思う(29.2%)」「改善していくと思う(9.4%)」結果となりました。

深刻化する理由としては、「人口が減少するから」「郊外のマンションや老朽化したマンションは流出が進むと思う」という、将来の人口減少に関連する懸念をお持ちの方もみられました。

自分の住むマンションは大丈夫という安心感がある一方、全体では空室が増えていくことに不安を感じている方も多いということでしょう。

空室の把握や対策は難しいという実状

ところで、実際に空室の把握や対策はどのように行われているのでしょうか?空室の状況を把握している方にお聞きしてみました。

Q.空室の状況はどのような方法で知りましたか?(N=1,509)

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空室を把握する方法については、「広告やチラシを見て知った(45.7%)」「居住者が引っ越しているのを見てわかった(39.5%)」と、引っ越しや不動産会社の営業活動を目にしたことによるものが上位となりました。「理事会の議事録などをみて知った(5.2%)」、「掲示板のお知らせを見て知った(5.1%)」といった管理組合からの報告で把握する方は少数で、個人的に確認しているケースが多いようです。

そのためか、住んでいるマンションで空室が出た際に次の入居者が早く決まるように工夫しているかと聞いたところ、「わからない(51.2%」「特に行っていない(47.9%)」がほとんどで、「工夫している(0.9%)」を挙げた人はごく少数でした。

Q.お住まいのマンションでは、空室が出た場合に次の入居者が早く決まるよう、工夫していることなどはありますか?
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マンションの空室問題の今後

それでは、マンションの空室対策として、住民や管理組合として、どのようなことができるのでしょうか?アンケートの回答者に意見をうかがったところ、「住民にできることはないと思う」という意見がある一方で、「管理組合の理事を住民一人一人が経験して、マンションの管理に参加すること。」「魅力のあるマンションにするため、管理組合、自治会、老人会、子供会育成会、防災本部、などの活動を活性化すること。」といった活動に力を入れることや、地域との連携を図ることの必要性を説く意見もみられました。


マンションの空室を防ぐのは、とても難しいことかもしれません。しかし、いつまでも「住みたい」と思われるマンションであるために、さまざまな工夫を行ない、成功を収めているマンションも少なくありません。そのためには、居住者の方一人一人が、住みやすい、快適な環境づくりに理解と協力をしていくことが大切です。空室問題を、より身近なテーマとして考えることで、住みたいマンションづくりにつながるのだと思います。

2015/07/16