おすそ分けは嬉しい?困る? マンション住民に聞いてみました!

みなさん、こんにちは。マンション・ラボ編集部です。今回は、先日ご協力をいただいた、マンション内での「おすそ分けに関するアンケート」の結果を発表したいとおもいます。

プライバシーを重視しがちなマンションで、「おすそ分け?あまりないのでは?」と思う方も多いと思いますが、昔の長屋のようにとはいかないものの、意外とご近所同士の交流を深めるのに役立っているようですよ。

アンケート概要
実施期間 2014/4/11 - 2014/4/19
調査方法 インターネット(マンション・ラボ)
対象者 マンション・ラボ リサーチ会員
有効回答数 2918

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

おすそ分けしたことがある/されたことがある方は、およそ4割も!

Q.同じマンションの住民の方に、おすそ分けをしたことはありますか?(N=2,918)
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おすそ分けをしたことがある方を年代別にみてみると・・・
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Q.同じマンションの住民から、おすそ分けをいただいたことはありますか?(N=2,918)
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おすそ分けをされたことがある方を年代別にみてみると・・・
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「おすそ分けをしたことがある/されたことがある」と回答した方は、どちらも4割程度いることがわかりました。年代としては、60才以上の方が多いようです。
同じマンションに住みながら、知り合いもいない状況も多いというコミュニティアンケートの結果もあったので、この結果は非常に驚きですね。
では、どのようなものをおすそ分けしているのでしょう?

おすそ分けされるものとしては、「果物」がNo1!
家族で食べきれない・使い切れないことがきっかけでおすそ分けがはじまる。

Q.どのようなものをおすそ分け(お福分け)しましたか?(複数選択可)(N=1,156)
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Q.おすそ分けをした理由を教えてください。(複数選択可)(N=1,156)
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おすそ分け(お福分け)するものとして断然多いのが果物。特にみかんとりんごが多かったです。次いでお菓子や野菜、といったものになりました。「家族で食べきれない・使い切れない」という理由を考えると、田舎の両親や知人から特産品がたくさん送られてきたのはいいけれど、食べきれないのでおすそ分けしよう、といったところでしょうか。食べ物をムダにせず、住民でシェアすることで交流につながるのは、「コミュニティ」づくりにおいてとても大切ですね。

ここで、おすそ分けをしたりされたりして、嬉しかったエピソードをいくつかご紹介しましょう。

○おすそ分けをして喜ばれた・嬉しかったエピソード

おすそわけしたもの:ビール お中元などで送る高級なビールがあったので、ビール好きの友人数人にあげました。すごく喜ばれました。そこからみんなでおすそ分けやお土産をやり取りするようになって、みんなと仲が良くなれました。aidahoさん

夫が釣ってきた魚をお隣さんにおすそ分けしたら、新鮮でおいしかったととても喜ばれた。いつも色々いただき物をもらっているので、よいお礼になった。dendenさん

旦那の手作り料理をおすそわけしたら、隣の旦那さんの手作り料理をお返ししてもらい、お互いの旦那の料理をもちよってパーティーをするようになった。フランソワさん

おすそわけしたもの:ぶどう(巨峰) 子供さんが大好物だそうで、とても喜んでいただきました。いつも会うとお喋りできる隣人です。novさん

一軒の方は管理組合の事でお聞きした事で部屋への行き来があり、もう一軒の方は有る事から少しお話するようになり、二軒とも、小学校の子供さんがいらっしゃったので、クリスマスにお菓子のセットをあげましたら大変喜んで頂きました。私はおばあちゃんで一人住まいで、孫には遠くてなかなか会えないので嬉しかったです。岩ちゃんさん

いちごを持っていったら、次の日の幼稚園のお弁当のデザートがみんな一緒になって、話が盛り上がった。ゆうひなさん

みかん狩りで大量にとったみかんを、エントランスにかごに山盛りにして、「ご自由にお持ちください」としたら、みなさんによろこばれて、お礼を言われたり手紙をもらったりした。ぷんさん

話題のアメリカンスーパーのコストコで、ビックサイズのパン、ピザ、マフィンを購入し、おすそ分けした。話題のスーパーだけにとても喜ばれ、一緒にコストコへ行くようになった。パンダさん

○おすそ分けをもらって嬉しかったエピソード

いただいたもの:梨 お隣から毎年「実家からたくさん送られてきて食べきれないので」と梨をおすそわけしていただく。梨が大好きなのでとても嬉しいし、仕事のため普段なかなか顔を合わせることのできないお隣さんとお話できるのも嬉しい。hirokoさん

いただいたもの:カニ 真上の部屋の方から「いつも子供がドタドタうるさくてスミマセン」とのことで実家から送られてきた一部をいただいた。もの自体より、その気持ち・心遣いが嬉しかった。konさん

いただいたもの:ウエハース 引っ越しをしてしばらくたった時で、自分の生活の仕方がまわりに迷惑をかけていないだろうかと思っていたため、うれしかった。seiseiseiさん

うちは子どもも野菜好きなので、野菜がいっぱい戴けてうれしかった。お店には出ないようなびっくりするくらい大きいきゅうりをもらって、ピクルスにしてみたら子供に好評で、それ以来ずっとキュウリのピクルスを作りおきするという習慣が続いている。まめだいふくさん

小学校低学年の子どもを、不在時に面倒見ていただくようお願いに行った折に、お手製の味噌を用意して下さり、いただいた。お味噌はおいしかったし、そうやって親しくして下さるのがうれしい。ゆこたさん

りんごが、今まで食べたことのないくらいおいしかった。後日感想を言ったところ、もらった人に言っておくね、といわれた。ルイボスティーさん

みなさん、たくさんのエピソードをありがとうございました!寄せられたエピソードは本当に心が温まるものばかりで、スペースさえあれば全部紹介したいくらいです。「おすそわけでもらった品はもちろんのこと、気持ちが嬉しい」、「親しくしてくれるのが嬉しい」というのエピソードが特に印象に残りました。おすそわけを通じて住民とより良いコミュニケーションがとれそうですね。

ただ、一方で少数でしたがおすそ分けをして困らせてしまったエピソードも寄せられました。一体どのようなものをおすそ分けしたのでしょう?

調理しにくいものはあまり喜ばれず、そもそもおすそ分けが苦手な方も。

Q.おすそ分けをして、相手を困らせてしまったことがあればそのエピソードを教えてください。

釣った鯛を4枚差し上げたが、調理の仕方がわからなかったようで、そのまま冷凍したと後から聞いた。a-koさん

隣家の方に大根を差し上げたが、あまり喜んでもらえず、それ以降は控えることとした。nijikuwaさん

ほとんど交流がなかったので、怪訝な顔をされた。moonさん

採れた野菜を差し上げたが、その方も家庭菜園をされていた。tamaさん

ユリ根が知人から届いたのでお裾分けしたら、食べ方がわからないので、庭に植えて花を咲かせると言われました。たかくら3さん

おすそわけをそもそも望んでいない方もいるようだ。いつも階下に迷惑をかけているので、桃を持っていったら、在宅のようだったけれど出てきてくださらなかった。めいさん

初めは知らずに作って料理を持っていったが、潔癖症で人の使ったものが嫌だったのを後から知った。かわせみさん

住民の方によって食べ物の好みがもちろんありますし、また、調理しにくいものは困らせてしまうようですね。うーん、なかなか難しい・・・。「ほとんど交流がなかったので、怪訝な顔をされた。」というのは辛いですね・・・。食べ物が余ってしまっておすそわけをするときは、いきなり親しくない人に持っていくよりも、ある程度親しくなった方に持っていく方が良いのかもしれませんね。

Q.おすそ分けを今後も続けていきたいと思いますか?(N=1,156)
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Q.おすそ分けの文化は、今後マンションでも残していった方が良いと思いますか?(N=2,918)
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おすそ分けしている方のほとんどが、今後もおすそ分けを続けていきたい、と回答されました。一方、文化としてマンションに残すべきかという問いには、どちらでもよいという回答が多い結果となりました。マンション全体で文化として残ることは、おすそ分けに抵抗のある方にはプレッシャーとなり、かえって住みにくくなってしまうのかもしれませんね。あくまで個人の気持ちとして、できるときにおすそ分けをするというスタンスが、良い交流を育んでいくのかもしれませんね。


いかがでしたか?
集合住宅の先駆けといってもよい、江戸時代の長屋では、物の貸し借りやおすそ分けが日常茶飯事だったようです。そこには、長屋住まいの人がみな生活に苦しく、お互いを支え合いながらでなければ生計が立てられなかった、という背景があります。いまのマンション生活とはまったく異なる環境なので参考にはなりませんが、今も昔もかわらないのは、おすそ分けする際は、相手のことを思いやる気持ちが生まれるということ。その気持ちが相手に伝わることで、素晴らしい交流へと発展するのだと思います。
このような関係が個人同士で増えてくると、いつしか素敵なマンションコミュニティができあがるのかもしれません。

2014/06/20