これからのシェア~「共働き、子育て」をシェア!?~

このコラムの新たなカテゴリー「これからのシェア」。
空間のシェア、モノのシェアなどで紹介しているものほど、まだ知られていないけれど、これから注目されるのでは…?という「シェア」についてご紹介します。
今回、シェアするのは…「共働き、子育て」です。

共働き、子育ての家庭で「インターン」

夕方、早足で保育園に向かうのは2人の女子大生。保育園で子ども2人を連れ、まだ両親の帰っていない家へ帰り、一緒に食事をし、一緒に遊んだり、寝かしつけたり…。一見ベビーシッターのようですが、この女子大生たちは「インターン」中なのです。
この共働き、子育て家庭でのインターンは「ワーク&ライフ・インターン」というプログラムとしてスリール株式会社が実施しているもの。プログラムは3ヶ月間。大学生は週に1、2回、大学の授業が終わったあとに、2人一組で共働き・子育て家庭で、家事をする、子どもの世話をするなどのお手伝いをします。
「仕事と家庭、子育てが両立できるのか、不安…」というのが、「ワーク&ライフ・インターン」に参加する動機として多く、すでに100名以上の学生がインターンシップを体験しているとのこと。
就職前に企業で就労体験をする、「企業インターン」はかなり一般的になったものの、ワークライフバランス、仕事と家庭、子育ての両立を体験できる機会はなかなか無いなかで、大学生にとっては大きな学びを得ることができるインターンになっているようです。

では、共働き・子育て家庭は、どのような思いで「ワーク&ライフ・インターン」の大学生を受け入れているのでしょうか?

子どもの面倒をみてもらうことを通して、学生の将来に貢献できる

「ベビーシッターを利用しているときは、お金を払っているとはいえ、自分の子どもを人に預けていることに、後ろめたさを感じていました。ワーク&ライフ・インターンでは、学生が真剣かつ楽しんで子どもと過ごしてくれることや、学生が成長していく姿、私が学生の相談に乗ることなど、一方的に預けるのではなく、私もスリールの考えに共感し、参加しているという意識を持つことができました。」とは、5歳の男の子と2歳の女の子の母、Yさん。

子育て家庭は、利用料としてスリール株式会社に1,890円/時を支払います。これは通常の訪問型のベビーシッター料金相場と比べるとやや低めですが、プログラムには、利用する子育て家庭が、大学生からの就職や子育てなどの相談に応じるなどの時間も含まれています。
お金とサービスの取引だけではない、「共働き・子育て」をシェアすることで成り立つプログラム「ワーク&ライフ・インターン」。
「ワーク&ライフ・インターン」は株式会社スリールがコーディネートした大学生が各家庭に派遣されていますが、例えば、同じマンションに住むご家庭と大学生で「子育て」をシェアする、また、大学生に限らず、子育てを終えたシニアの方や、育児が落ち着いた在宅の奥様など、マンションの様々な方が一緒になって子育てに協力する…そんな活動が生まれたら、素敵ですね。

参考:株式会社スリール
http://sourire-heart.com/

2012/12/20