モノのシェア~海外の取り組み:Share Some Sugar(シェア・サム・シュガー)~

日本だけでなく海外でも、『シェア』は最近注目のキーワード。
今回は海外における「モノのシェア」の取り組みを取り上げます。
一歩進んだ、海外の『シェア』の取り組みを知ることが、これからのマンションライフへのヒントになればと思います。

お隣さんにお醤油を借りにいく?

今回ご紹介するのが、ご近所の貸し借りマッチングサイト“Share Some Sugar(シェア・サム・シュガー、お砂糖を少し分けましょう)”。
「お隣さんにお醤油を借りにいく」…今は、特に都市部ではあまり聞かなくなったそんな風景をイメージする名前ですね。アメリカにもそんな習慣があった…のかもしれません。
この”Share Some Sugar”は、居住地域と借りたいもの・貸したいもの(持っているもの)を登録することで、ご近所同士の借り手・貸し手のマッチングをします。

借り手はまず、居住地の郵便番号を使ってご近所のアイテムを検索します。
アイテムと、一日借りるのにいくらかかるか、また保証金(deposit)が必要な場合は記載されています。…とはいえ、無料で貸します、保証金もいりません、というアイテムが基本となっており、貸し手の、ご近所さんの役に立てば…という気持ちが伝わってきます。
借りたいアイテムが見つかったら、リクエストを送ります。この際、借りたい期間なども同時にお知らせします。借りたいアイテムを持っているご近所さんと会う場所を決め、実際に会ってそれをお借りし、必要に応じて費用を支払います。使用後は、貸し手にそのアイテムをお返しします。

Why Buy When You Can Borrow? ~借りれるのに、なぜ買うの?~

主に貸し借りされているものを見てみると…工具、はしご、車の修理道具、ガーデニング用品、ボードゲームなど。ジャンルは様々ですが、どれも家にあるけれど日常的に使うものではない、といったものが多いようです。

“Share Some Sugar”のキャッチコピー、“Why Buy When You Can Borrow? (借りれるのに、なぜ買うの?)”からも、必要なものをご近所同士でシェアをすることで、買わなくてすむ=不要な消費を減らせるのです、という思いが伝わってきます。ご近所シェアってとても経済的で、環境にも優しいですね。

「”Share Some Sugar“は、本当に必要なタイミングで必要なものをいつも持っていた、現代版のあったかいお婆ちゃんのようだと思う。」
「時々しか使わないカーナビをお貸ししました。それはとっても素晴らしい体験で、もっと貸すことができるものがあればどんどんお貸ししたいと思います。」
利用者のコメントも心温まる内容ばかり。

“Share Some Sugar”は現在アメリカ国内のみで展開されていますが、このサイトに頼らずとも、マンション内のご近所さん同士で、ちょっとしたモノの貸し借りを始めてみることも、新しいマンションライフへの一歩かもしれません。

参考:Share Some Sugar
http://www.sharesomesugar.com/

2012/12/07