災害時の電力不足も、これで安心!? 家庭用太陽光発電のパワーを試してみた!

ご無沙汰してます。編集部のイトーです。突然ですが、みなさんは9月が何の月か知っていますか?そう、9月は「防災月間」。みんなで防災について考え、備えるきっかけにする月なんです。

そこで今回は、防災企画として、災害時に必ず困る「電力」を確保するため、家庭用の太陽光発電がどれだけ使えるのかを実際に試してみることにしました。お役に立てるかは、あなた次第。ぜひお付き合いください!

メカオンチでも組み立てられる太陽光パネル。そのスペックは?

今回は、誰でも手軽に組み立てられる家庭用の太陽光発電キットを購入して実験することに。サイズも比較的コンパクトなので、たいていのマンションのバルコニーなら、問題なく設置できます。

気になる性能ですが、最大出力100Wで、晴天の日は1日に3~4時間程度発電できるとのこと。液晶テレビや家庭用扇風機なら6時間!も使えるようで、これなら災害で停電しているときにも重宝しそうです。価格はおよそ40,000円弱と、「高っ!」と思うかもしれませんが、太陽光発電の相場でいえば、割とリーズナブルかもしれません。

マニュアルを確認し、組み立てに必要なプラスドライバー、絶縁テープ(ビニールテープ)を準備します。実は私、こうみえて大のメカオンチ。機械との相性も悪く、昔からなぜか壊れるんですよね。なので、こうした組み立てはもっとも苦手で、関わりたくないのが正直なところ。でもやるしかない。

こうしてマニュアルを見ながら、必死に組み立てることおよそ1時間。なんとかカタチになりました。

左:パネル。ここに日光があたり発電するのだ!/ 右:バッテリー、コンバーター、コントローラー類。すべてマニュアル通りに組み立てればOK。

メカオンチの僕にもできるくらいなので、得意な方なら30分くらいでも完成するのでは。

ようし、充電してみましょう!

いざ、太陽光ワールドへ!

組み立てた太陽光パネルを太陽に向け、さぁ、充電スタートです!ただいまの時間は午後1時、気温30℃で快晴です。絶好の発電日和とはこのことか。

快晴!まさに充電日和!

バッテリーの赤いランプが点いたら充電されているサインのようなので、まずは点灯することを祈るばかり。どれくらいで充電できるんだろう。製品のWebサイトによれば、3~4時間で充電できて、翌日には満タンになるとのこと。じっくりと、その時を待ちます。

午後4時。3時間経過したところでランプを確認してみると、やりました!充電サインが2つまで点灯しているじゃないですか。さすが太陽のパワー。ハンパないですね。

バッテリー、充電されました。ありがとう、太陽!

それではぼくが災害の時でも絶対に使いたいアイテムが実際に充電できるのか、試してみましょう!

①やっぱり手放せない!スマホ編

まずはスマートフォンで試してみることに。家族や知人との連絡や情報収集に、スマートフォンは欠かせませんから。

ところで、なぜ最初にスマートフォンなのかを説明しましょう。実は私、3.11の時に東京の有明にあるビックサイトで被災したのですが、家族に連絡しまくっていたら案の定、携帯電話の電源が切れてしまったという苦い経験があるのです!!

ですから、どうしてもスマートフォンで試したかったんです。あの時と同じように、電源の切れた携帯電話を充電してみましょう。

左:電源が空になったスマホ写真。あの時を思い出すぜ。。 右:バッテリーについているコンセントに接続!おし、充電開始じゃ。

さあ、どれくらいで復活するでしょうか?経過を見てみます。

左:15分経過。起動できるまでに復活しました。 右:充電1時間半くらいで、3分の1くらいまで充電できました。

携帯電話が直射日光に当たりすぎたので、一旦充電をはずしていたため時間はかなり経過してますが、80%程度まで充電!

2時間もたてばある程度充電できて使えるのは、結構いいですよね。なんだか安心しました。また、この感じなら、もう何台か接続しても問題なさそうです。

結論

どんな時でもスマートフォンが手放せない、スマートフォンが無くては不安で生きていけない方は、いざという時のために用意しておくとバリバリ充電できるのでOKだと思いますよ!

②暑い夏のマストアイテム「扇風機 / 冷風機」編

続いて扇風機と冷風機を試してみましょう。すでに夏も過ぎてしまっていまさら感満載ですが、なぜ扇風機と冷風機なのか!?考えてみてください。今年も暑い日が続きましたが、もしそんなさなかに地震が起きて電力供給がストップしたらどうしますか?エアコン、扇風機、冷風機・・・。夏のマストアイテムがすべて使えないんですよ!

北海道生まれ北海道育ち、暑い夏にはめっぽう弱い私にとって、それはまさに死活問題。エアコンは無理でも、せめて扇風機や冷風機は使いたい。ということで、試してみます。

まずは扇風機から行ってみましょう。

左:今回使用した扇風機。10年以上活躍している強者です。 右:強でもまったく問題なし。安定していました。

まずは弱でスタート。涼しい風が吹いてきました。全然大丈夫なので強に切り替えます。いいよ、いい風だよ~。勢いはまったく衰えず、結果5時間以上回していてもまだまだ余力がありそうでした。

続いて冷風機です。

左:今回使用した扇風機。2年前に購入の比較的新しいタイプで試してみます。 右:冷風機のパネル。

こちらもまずは弱でスタート。涼しい風が吹いてきました。問題ないので、続いて中・強と切り替えてみます。扇風機よりもやや不安な立ち上がりでしたが、こちらも問題なく使えましたよ。長時間運転しても問題なさそうです。

結論

扇風機も冷風機も問題なく使えました。長時間の運転も問題なかったので、こちらも2台同時に接続しても問題なさそうです。暑い夏に、せめて扇風機や冷風機が使えるだけでも、体の負担はグッとへりますから、こういった場合でも太陽光は活躍しそうですね。
また、商品説明によると、20Wの石油ヒーターなら15時間も利用できるようなので、寒い冬でも活用できそうです。ありがとう、太陽!

③温かいお湯をキープせよ!「電気ポット」編

最後は電気ポットを試してみることに。なぜお湯なのか!?もうお分かりですね。そうです。お湯があると、レトルト食品が食べられたり、コーヒーやお茶が飲めたり、温かいタオルで体が拭けたりと、災害を乗り越えるためのパワーが得られるのです!

ただ、災害時はガスも電気も使えない状況のため、お湯を新たに沸かすことに加え、すでに沸いているお湯を保温することも大切です。そこで重宝するのが「電気ポット」。これさえあれば、必要な時に温かいお湯が使えるので、とっても安心ですよね。今回は、自宅のポットでどれくらい保温できるのかを調べてみました。

今回使った電気ポット。かなりの年代ものです。

ポットの電源コードを装着!いけるのか?

残念ながら、スイッチは入らず!なんでや~

結論

ご覧のとおり、一瞬だけお湯の沸く音がしたのですが、残念ながら電源は入りませんでした。
もう少し小型のものだったり、天気が良くて電気が貯まっている状態ならもしかするとスイッチが入るのかもしれません。ちなみにティファールなどもダメもとで試してみましたが、案の定まったく沸かずじまいでしたね。
ティファールやホットプレートも使えるとさらに便利なのですが、消費電力の大きいものは厳しいようです。。


みなさん、いかがでしたか?今回は、私個人の独断と偏見でアイテムを決めて試してみました。個人的には、太陽光による充電はいざという時にあったほうが何かと便利だな、と思いますし、そもそも普段から活用すれば、決して高いものでもないかな、という感想です。私も普段使いしてますよ。

また、家電の消費電力についても、今まではそんなに意識したことはなかったものの、今回の実験で「え、こんなに電気くうの?」といった驚きがあり、ちょっとは意識するようになったような気がします。

いずれにしても、まず太陽光発電を試してみたい!という方には、このような組み立てキットがピッタリかもしれませんね。ご興味のある方は、いろいろと試していただければと思います。

2015/09/18

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