吠えない犬、おとなしい犬をマンションで飼うにはどうすれば良い?②

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。前回に続き、マンションでペットと暮らし始めるにあたってよくあるご質問「吠えない犬種、おとなしい犬種って何ですか?」にお答えしていきます。今回は「おとなしい犬種」についてです。

「小型犬=おとなしい」ではありません

おとなしい、と言っても様々だと思いますが、一般的に「吠えることが少なく、運動量が少ない」ことをおとなしいということが多いようです。
運動量から考えると、やはり中型犬・大型犬はおとなしいとは言えません。毎日1時間程度の散歩が必要ですし、心身ともに満足させるような遊びやトレーニングをしてあげられないとストレスが溜まって問題行動を起こすようになってしまいます。

ただし、人気のトイプードルやチワワも幼少期はとても元気です。ぬいぐるみのようにかわいい小型犬は、抱っこが大好きで、傍らにぴったり寄り添ってくれて…というイメージがあると思うのですが、少なくとも3~4歳になるまでは抱っこをしても飛びのいたり、傍らにいるどころか名前を呼んでも逃げて行ったり、ということの繰り返しだと思っていただいたほうがよいでしょう。中・大型犬ほどではありませんが、お散歩も遊びも必要です。

最近、「小型犬の子犬を飼い始めたけれど、こんなはずじゃなかった(こんな元気だとは思わなかった)」というご相談がとても多いのが事実です。子犬の頃から元気がない、動かない、表情一つ変えない、というのは、私はその方が心配なのですが…。

犬と一緒に暮らし始めよう、と思ったら、すぐにペットショップに行くのではなく、犬が集まる公園などに足を運び、いろいろな犬種の飼い主さんから話を聞いてみてください。体が小さい割に活発だ、体が大きいけど性格が穏やか、など良いことも困ることも聞けるはずです。

大人の犬を迎える選択肢も

散歩も長時間でなく、遊びも激しくなく、穏やかな犬を飼いたい。そのような場合、子犬を迎えるのではなく、保護団体から大人のわんちゃんを迎えてみてはいかがでしょうか?大人のわんちゃんは体の大きさも性格もだいたい決まっているので、飼い主さんが望む大きさや性格のわんちゃんが見つかりやすく、その子との生活もイメージしやすいと思います。

大人のわんちゃんは子犬のようなきゃぴきゃぴとしたかわいさはなくても、しっとりとしたかわいさがあります。私も大人になった犬を2匹家族に迎えましたが、とても魅力的でした。子犬よりも心を許してくれるまで少し時間はかかりましたが、お互いがわかりあえたらとても素敵なパートナーになってくれました。

前回と今回で、マンションで犬と幸せに暮らすための犬選びの方法についてお話ししました。「マンションライフに合った犬種選び」も是非併せてご覧ください。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2015/02/06

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