ペット可の集合住宅で、ペット嫌いな住民と上手く付き合っていくには?

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。
ペットと一緒に暮らせる集合住宅が増えてきて、ペット好きには嬉しい限りです。しかし一方、ペット可物件でもペットがあまり好きではない方、苦手な方が住んでいることが多々あります。今回はペットが苦手な方との上手なお付き合い方法についてお話致します。

ペット規約は必ず守ろう

ペット可集合住宅には、ペット飼育者が守るべきことがまとめられた「ペット規約」があるところがほとんどだと思います。ペット規約は必ず守ること。これは必須です。

ペットに関する苦情で多いのが「抱かなければいけない共用部分で犬を抱かずに歩かせていた」や、「共用部分に始末していなフンが落ちている」、「共用部分の一か所が犬の『おしっこポイント』になってしまっていて臭う」、「ベランダに干した洗濯物によその家で飼っている動物の毛がついている」などです。
上記の苦情は、規約を守っていれば防げることがほとんどです。

また、規約にないことでも、一歩進んで「自分がペットを飼っていなかったらイヤだと感じるであろうこと」はペットにさせない、飼い主もしない、という気持ちで気を付けるとよいと思います。ペットを飼っていると慣れてしまう吠え声、ニオイ、フンや尿、飛び散る毛でも、ペットを飼ったことのない人にはすべて未知の物。不快に感じる方がいることも当然です。

ペットを飼っていない視点で物事を考えて、相手の立場になって「迷惑行為」と思われてしまうことをペットにさせないことが大切です。

ペットのために「ごあいさつ運動」

近隣の住人の方に会った時に、「おはようございます」「こんにちは」に付け加えて、「うちの犬(猫)、ご迷惑をお掛けしているようなことはありませんか?」と聞いてみることをおすすめします。たとえ、「うちの子はお利口さんだから、絶対に迷惑をかけることなんかしていない!」と思ったとしてもです。

このようなご挨拶をしていれば、近隣の方は常識ある飼い主に飼われいてるペットを好意的に見てくれますし、留守中の吠え声などで困っていることがあれば知らせてくれることと思います。我慢して我慢して爆発!というパターンの苦情は、とても解決しづらいものです。ペットが迷惑をかけているようであれば、早期発見でき苦情になる前に対処ができます。

ペット可集合住宅でペット飼育者とペット非飼育者の中立の立場で講演をした際、ペット非飼育者の方がこんなことをおっしゃっていました。

「けして犬や猫が嫌いなわけではない。犬や猫が迷惑をかける行為はある程度仕方ないと思っている。ペットが迷惑行為をしても『ここはペット飼育可能なマンションなのだから当たり前でしょ』という態度の飼い主に腹が立つだけだ。」

ペット可集合住宅が増えたのはここ10年から15年です。ペットが飼えることが当たり前ではなく、「ペットを飼える環境を与えてもらえている。なんて幸せな事なんだ!」と考え、ペットが苦手な住民の方にも愛される飼い主さんになってください。そうなれば、ペットはみんなに愛される飼い主さんの元、安心して心穏やかに暮らすことができるでしょう。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2014/11/21

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