夏本番!花火、雷など、ペットのための音慣れトレーニング

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。暑い夏、エアコンを入れて過ごすことが多くなりますが、少し涼しい日は窓を開けて自然の風を楽しみたいものです。そんな時に多いお悩みが「わんちゃんが外の音に反応して吠える」ことではないでしょうか。花火、雷、夏休みに入った子供達が遊ぶ声…。
そこで、今回は楽しい音慣れトレーニングについてお話しします。

「音」を楽しもう!

聞きなれない音に「あれはなんだ?!」と吠えることは、家を守る「番犬」としての役目をしている場合もあり、それは「怪しい音を教えてくれてありがとう」と感謝されるべき行為でもあります。

警戒、恐怖、不安、アピール、大した意味はない(!)、など音に対して吠える理由は様々。そのため「絶対に吠えてはいけない!」とわんちゃんに伝えるのは難しいです。「今は警戒して吠えているからこの方法で吠えることをやめさせよう」、「今はアピールで吠えているからこの方法で…」など、その都度対処法を考えるのはなかなか大変です。
で、あるならば!わんちゃんに「音は楽しい!!」と教えてみるのはいかがでしょうか?

「音がした!」その後は…

わんちゃんが反応する音がして吠え始めたら、飼い主さん主導で楽しいことをしてみましょう。
音がしたら、「ハウス、ハウス、急いで、急いで~!」とまるで避難訓練のようにクレートやゲージに誘導します。その時、おやつを使っても、抱っこして連れて行っても構いません。わんちゃんは「え、なんだ、なんだ??」といつもと違う飼い主さんの様子にびっくりして吠えやむでしょう。

クレートの中で吠えやんだら「あ~、面白かったね!」と笑顔でわんちゃんを撫でてあげます。わんちゃんは、音がして吠えたことよりも、飼い主さんと楽しいゲームをしたことの方が心に残るはずです。警戒しなくても、不安に思わなくても、怖がらなくてもいい、と思うでしょうし、飼い主さんが強引なまでに楽しむ姿に「吠えてアピールしても無駄なんだ」、と諦めることでしょう。いろいろな音を鳴らし、上記の「ハウスゲーム」を楽しんでみるとよいと思います。

ハウスゲームを通して「クレートやゲージは楽しいゲームで入る場所」「安心できる場所」と思ってくれれば、留守番中に何か音がしても自ら中に入って落ち着いていられるようになると思います。「静かにしなさい!」「うるさい!」と思わず叱ってしまいがちですが、ちょっぴり発想を変えてわんちゃんも飼い主さんも音を楽しんでしまうのも、音慣れトレーニングのひとつの方法です。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2014/07/14

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