初夏にありがちな水やりの失敗を防ぐには、季節毎に意識を変えること

春から初夏にかけて、「植物が枯れた」「勢いよく成長しない」というご相談をよく受けます。原因は、植物の生育期であるこの季節に、冬の感覚のままで水やりをしていることです。

「お水をやっている」つもりが、この季節に陥りがちな思い込み

水やりの基本は、「土が乾いてから」ですが、春から初夏にかけては、つい冬の感覚のまま少なめに水やりをしていて、生育期の植物が水不足に陥っているケースを多くみかけます。

この時期、お客様から植物に勢いがないと相談を受ける時に、よく質問するのは「水やりをたっぷりしていますか」ということです。

「お水はちゃんとやっている」とお答えされるのですが、実は1回に与える水の量が足りておらず、まだまだ水不足という状態であることがよくあります。

冬の感覚で、乾いた土の表面が湿る程度で水やりを止めていませんか?
鉢底から水が流れるまでたっぷりあげていますか?

春から夏にかけては植物の生育期です。陽を浴びて、ぐんぐん育つために、多くの水を欲しています。さらに風や太陽によってどんどん乾燥します。植物の状態が変わっているのですから、水やりをする人間の意識も、冬から夏へ向けて意識を変える必要があります。

特に、大鉢の水やりには注意が必要です

たとえば40センチほどの深さがある大鉢の観葉植物は特に注意が必要です。
乾燥しすぎて水はけが悪い土だと、表面に水が溜まりやすく、鉢から溢れるほど水をやったからと、一回で水やりを終えてしまう人が多いのです。

しかし実は、写真のように水は鉢の1/4までも浸透していません。これでは水不足に陥って、植物も元気をなくしてしまします。

40センチ以上の大鉢の場合には、3〜4回に分けて水やりを。

乾燥しすぎた土は、鉢底へ浸透するまで何度か分けて水やりを

表面からあふれるほど水やりをしたら、水が全体に浸透するまで待ち、また水やりをするという繰り返しで、数回に分けて水やりを行います。鉢底から水がでてきたら、浸透している証拠です。

以前「ローズマリーの土の入れ替え」記事で、土の表面に水がたまって浸透していかないローズマリーの鉢を紹介しましたが、まさにあのような状態です。

根詰まりしたローズマリーの土の入れ替え~土と根の更新編~

水不足で弱っている場合は、3センチほどの水に鉢ごと浸ける

水不足で弱っている場合は、一度受け皿に3センチほどの水を張ってたっぷり吸わせます。初夏から夏にかけて、旅行などで不在の場合には、このように鉢受けに水を張って出かけてもいいです。

根が張りすぎて、土が固くなりすぎている鉢の場合には、応急処置ですが、たっぷり水を入れたバケツに10分ほど浸けます。
深水しておくと、そこから吸い上げてきた水が、乾燥した土の表面から染み出してきます。ここまで水を吸い上げれば大丈夫です。

梅雨の水やり

梅雨時も、土の表面が乾いていたら水やりをするのが基本です。バルコニーに出している鉢は、梅雨であっても、晴天時には土がよく乾きます。雨が続く日には、土表面が湿っていれば、水やりを控えます。毎日の天気と、土の表面の様子を見ながら水やりの量を決めてください。


生育期の水不足は、新芽が育たないなど、植物の成長に大きく影響します。いつもの習慣で水やりをしがちですが、季節の変化、植物や土の状態をこまめにチェックしながら水やりをするように、意識を変えてみてください。

2014/06/17

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