365日、防災の大切さを忘れない—防災カレンダー2019

熊本地震の被災地にエールをおくる「防災カレンダー2019」

毎年危機管理教育研究所では、私が監修した防災カレンダーを製作・販売しています。

来年の「防災カレンダー2019」には、熊本県益城町にお住まいの写真家 山来敬明氏さんによる写真を使わせていただきました。
山来さんが見つめる益城町の美しい自然風景を皆様にお届けし、来年で熊本地震から3年となる過去を尊び、未来を紡ぐための一助になればと思います。

益城町寺迫地区でご自宅の見事な藤棚を眺める在りし日の男性の姿。この方は残念なことに2度目の地震で命をなくされました。

震災後の瓦礫の中で、崩壊した家をじっと見つめている猫。かつての住まいだったのでしょうか。ずっとそこから離れようとしなかったそうです。

2016年4月14日の夕暮れ時に撮影された、一面ピンク色の花で覆われた益城町宮園地区の景色。まさにこの3時間後、震度7を観測する1回目の地震が発生しました。

各月のカレンダー欄には、過去に起こった大きな自然災害の歴史を記しています。やはり9月は、災害の多い月だというのがよくわかります。カレンダーの災害史作成には、気象庁の中辻剛氏・相川達朗氏にご協力いただきました。

「防災カレンダー」を活用する意義

「防災カレンダー」を毎年待ち望んでくださる方がたくさんいらっしゃるため、それを励みとして続けさせていただいておりますが、一方で毎年自然災害が発生して新たに災害史が追加されていくのも悲しい事実です。

今年は、自然災害の多い年でした。「防災カレンダー2019」が完成したあとにも、平成30年台風第21号による被害、9月6日に発生した北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)と続き、台風によって被害を受けた西日本も、いまだ地震が続く北海道も、いまだ収束の兆しを見せていません。

「防災カレンダー」の365日に記されている災害の記録は、決してただの記念日ではありません。その災害史の記録のひとつひとつ、ここに記録することができなかった災害のひとつひとつに、多くの人々の命や暮らしが犠牲となっているのです。

その重みを感じながら、皆さんが未来の防災に努めていただくことこそが、「防災カレンダー」の存在意義でもあります。

住んでいる地域の災害史を書き込む!防災カレンダーの活用方法

「防災カレンダー」に掲載しているのは、大きな被害を及ぼした自然災害のみですが、カレンダーをきっかけに、お子さんやご家族と、災害や防災について話し合っていただければ嬉しいです。

また、お住まいの地区の災害史を調べてカレンダーに書き込んでみるのも、日々の防災につながります。かつて、どこでどんな自然災害が起こったのか、過去の記録を知ることは、未来の防災につながります。管理組合の防災活動にもぜひお役立ていただければと存じます。

「防災カレンダー」をただのカレンダーとするか、未来の防災につながるきっかけとするかは、皆様次第です。ぜひ、皆様の未来の防災にお役立ていただければと思います。

▼「国崎信江監修防災カレンダー2019」は、こちらからお申込みください。
危機管理教育研究所※外部サイト
※売り上げの一部を被災地支援活動に寄付いたします。

2018/10/24

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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