いますぐできる!防災習慣—スマホの充電習慣を身に付けましょう

『東京くらし防災』の記事でもご紹介した、ふだんの生活習慣に取り入れたい、いますぐできる暮らしの工夫をお伝えします。今回はスマートフォンの充電習慣です。

スマートフォンや携帯電話、毎日きちんと充電していますか?

スマートフォンや携帯電話は、災害時には欠かせない情報収集ツールです。
ふだんから、いつも100%充電しておくようにしたいものです。

スマートフォンに多く使われているリチウムイオン電池は、頻繁に充電を繰り返すと劣化すると言われています。しかし、劣化したバッテリーは交換できます。緊急時に使えないことに比べれば、常にスマートフォンがフル充電されている状態の方を優先したいと思います。

私は、家やオフィスにいるときは、常にスマートフォンを100%充電状態にしています。
一日中外出している場合は、スマートフォンが4回フル充電できるバッテリーを持ち歩いています。

「最低3日分、スマートフォンが充電できること」を目標に

もし災害で3日間帰宅できないことがあっても、最初の3日間スマートフォンや携帯が使えれば、家族の安否確認や情報収集ができています。発災4日目からは、社会も落ちついてきて、支援活動もスタートするはずです。
「最低3日分、スマートフォンが充電できること」を目標に、いまお持ちの充電器だけで賄えるかどうか、再確認されてみてはいかがでしょうか?

今日からできるスマートフォンの防災習慣

スマートフォンの防災習慣

・毎朝、常に100%充電しておく。
・外出時には、サブの充電器を持ち歩く。
・使用しないときは節電モードにする。
・外出時も、充電できるカフェを選んで、こまめに充電

被災地では、スマートフォンや携帯の充電ができないことで、皆さん非常に困っておられました。また、東日本大震災の津波被害では、避難中にスマートフォンがずぶ濡れになって使えなくなった方も多くいらっしゃいます。
防水のためにも、スマートフォンはなるべくケースに入れて持ち歩きたいものです。

また被災生活では、いまある充電容量を消費しないための節電対策も、しっかりと行いましょう。知らない間に、アプリやオンになっている機能が電力を消費する場合があります。

スマートフォンの節電対策

・使っていなくても裏側で起動しているものもあるので、不要なアプリは削除する。
・Wi-FiやBluetoothは、オフにしておく。
・位置情報(GPS)をオフにする(位置情報アプリを使う時だけオンにする)
・アプリの通知をすべてオフにする。
・サイレントマナーモードにしておく。
・画面の明るさを下げる。

防災アプリなどは、位置情報をオンにしていないと使えないものもあります。必要なアプリを取捨選択して、節電を心がけるようにしましょう。

またマンション内被災生活では、家族全員が揃っていたら、どなたかのスマートフォンか携帯を一台ずつ使うようにして、節電を心がけると良いですね。

ふだんから心がけている防災習慣が、万一のとき、いのちを救うことにつながります。
ぜひ今日から始めましょう。

マンション内で被災生活を過ごすための省エネ商品—スマホにソーラー充電器を

ソーラー充電器もサブバッテリーとして活用しましょう。

2018/04/30

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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