地震から子どもを守るために。防災しかけ絵本『ぐらぐらゆれたら だんごむし!』で生きる力を学ぼう!

2018年3月に、私が監修した防災しかけ絵本『ぐらぐらゆれたら だんごむし!』を出版いたしました。子どもの防災教育の重要性についてご紹介します。

広く一般に浸透した「だんごむし」のポーズを語り継ぐために

おやこでまなぼう! 防災しかけ絵本『ぐらぐらゆれたら だんごむし!』(東京書店)

お子さんが自分の身を守るために簡単にできる防災の姿勢「だんごむしのポーズ」は、2001年に出版した防災普及啓発本『地震からわが子を守る防災の本』(編集工房一生社)でご紹介して以来、その後改良を重ね、さまざまな書籍や講演でご紹介してきた結果、広く一般に知られるものとなってまいりました。いまでは、防災教育の現場で活用されています。

今回のしかけ絵本は、「未就学のお子さんが人生で初めて手にする防災の絵本」として役立てられればという思いで企画いたしました。

防災しかけ絵本『ぐらぐらゆれたら だんごむし!』(東京書店)(外部サイト)(amazon)

マンションで地震が起こった時に身を守るポーズとは?

「だんごむしのポーズ」の他、家庭で身を守るポーズについてご紹介しています。

子どもへの防災教育は、いかに不安を煽りすぎることなく、身を守る重要性を説くか

眠っているときに地震が起きたら、お布団の中でだんごむしのポーズをとりましょう、と猫ちゃんが教えてくれます。

これまで、幼稚園や保育園にもまだ入園していない未就学児向けの防災絵本はありませんでした。

防災教育は、小さいお子さんに、不安を煽りすぎることなく、自分で自分の身を守ることが大切かということを、いかに楽しく伝えられるかが重要です。

今回の絵本は、Megさんのかわいらしいイラストのタッチによって、恐ろしさを強調しすぎることなく、愛らしい雰囲気のまま、めくって楽しいしかけ絵本となっています。

お母さまがお子さんに読んで聞かせ、ぜひ実際に猫ちゃんと同じように「だんごむしのポーズ」を教えてあげてください。親子で一緒にやってみると良いですね。

東日本大震災を経て、小さい頃から“自分の命は自分で守る”と教える

東日本大震災から7年が経過しました。被災後の陸前高田で、子どもを守る現場に携わった方々に取材した折にも、「小さい頃から“自分の命は自分で守る”と教える重要性」について、皆様が口々に話していらっしゃいました。

陸前高田から学ぶ防災の教訓~子ども達を守る保育の現場から~

東日本大震災を体験した、子どもを守る現場に携わった方々(保育園、学童施設、子育て支援グループ)からお話を伺いました。

平日日中のマンションで、もし地震が発生したら、お母さまがお一人で小さいお子さんを守らなければなりません。小さいお子さんを守るためにも、日々の防災教育が重要になってきます。

絵本では、日常のシーン毎にひとつひとつのお話が独立しているので、どのページから見ても読んでもらえるようになっています。また、寝室、リビング、玄関で、だんごむしのポーズを取ったらどうやって避難すればいいのかについても、保護者の方向けに説明を付け加えています。
お子さんに絵本を読み聞かせることで、地震から身を守るためには「だんごむしのポーズ」という教えが、自然と身に付くことを願っております。ぜひお役立てください。

2018/04/14

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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