マンション内の被災生活にも役立つ!東京都の防災ブック第2弾、女性視点の「東京くらし防災」配付中

東京都の防災ブック第2弾「東京くらし防災」が、2018年3月1日に発刊されました。都民や女性だけでなく、広く一般の皆様にお役立ていただきたい内容の防災ブックとなっています。今回は、その内容をご紹介します。

女性視点を取り入れた「東京くらし防災」の発行

「東京防災」と「東京くらし防災」は、コンパクトなB6版サイズ。

2015年9月に東京都が発行した都民向け防災ブック「東京防災」は、都民のみならず全国から注目を浴びました。その第2弾「東京くらし防災」の制作にあたっては、女性の有識者の意見を取り入れていくとの意向で、私も編集・検討委員会の一人として制作に協力してまいりました。

東京くらし防災(外部サイト)

「東京防災」は、一般の方々に対して、防災の基本を網羅して広くお伝えする内容でした。
「東京くらし防災」は、身近なところから、一つでもよいので防災の取組を始めていただけるよう暮らしの中でできる内容となっています。

「東京くらし防災」でこだわったのは、生活の中に防災を根付かせること

「いますぐできる!15のこと」(「東京くらし防災」より)

「東京くらし防災」は、できる限り文章量を少なくして、読んでいて飽きない・疲れない構成となっています。各章の扉には、ちょっとしたマンガがあって読みやすくなっています。

冒頭にある「いますぐできる!15のこと」は、今日からすぐ実践できることばかりです。

いますぐできる!15のこと(「東京くらし防災」より)

1:外出先では非常口を確認
2:カーテンは閉めて寝る
3:食器の重ね方を変えてみる
4:包丁は使ったらすぐしまう
5:寝転んで、危険を探してみる
6:日用品は多めに買い置きする
7:行けるときに、トイレはすませておく
8:生理用品は、もう1周期分買っておく
9:災害時の集合場所を決めておく
10:公衆電話の使い方を子供に教えておく
11:地域の行事に参加してみる
12:災害時のペットの預け先を探しておく
13:ママバッグは使った分だけ足しておく
14:チョコレートやキャラメルをカバンに入れておく
15:「東京くらし防災」を読んでみる

「カーテンは閉めて寝る」「包丁は使ったらすぐしまう」など、「こんなことが防災なの?」と思うかもしれません。

しかし、包丁を出しっぱなしにしていたそのときに大きな揺れが起きたら、包丁が凶器となって家族をケガさせてしまうかもしれません。
寝るときにカーテンを閉めていれば、割れたガラスが飛び散るのを抑える効果があります。

こうした小さな生活習慣が、そのまま防災につながっているのだということに気付いていただければと思います。

マンション内被災生活にもお役立てください

第3章「想定しよう、被災後の暮らし方」では、避難所に行くかいかないかの判断、在宅避難での部屋の片付け方などを、具体的にアドバイスしています。

マンション居住者の方々も、ぜひこの章を参照しながらご家族で、在宅避難の方法について話し合ってみてください。管理組合の皆さんが、防災イベントで活用されるのもよいですね。

「東京くらし防災」は、女性だけでなく、すべての人に読んでいただきたい内容

「東京くらし防災」は、女性の視点を取り入れた内容となっていますが、決して女性のためだけの防災ブックではありません。老若男女や障がいをお持ちの方すべての方が読んで、家庭の防災に取り入れていただければと思います。

スマートフォンなどで読み取れる音声コードUni-Voiceを掲載しています。

また、各ページにはバーコードで音声コードUni-Voiceを掲載しています。スマートフォン専用アプリなどで読み取ると、音声でも内容が確認できます。

「東京くらし防災」の入手方法は、東京メトロ各駅、郵便局、電子書籍などで

今回の「東京くらし防災」は、東京メトロ各駅、郵便局、美容院、ネイルサロン、大手量販店などで配付されている他、東京都防災ホームページ、「東京都防災アプリ」、電子書店でも閲覧できます。地方にお住まいの方は、以下の方法で閲覧してみてください。

「東京くらし防災」設置場所(外部サイト)

「東京都防災アプリ」(外部サイト)

電子書店での取扱(外部サイト)

2018/04/03

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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