マンション内で被災生活を過ごすための省エネ商品—スマホにソーラー充電器を

万一の災害時に、マンション内被災生活で持続可能な生活を過ごすために役立つ省エネ商品、特にスマホなどを充電するためのソーラー充電器をご紹介します。購入時に、注意したい点についてもアドバイスします。

停電時に、優先的に充電したいのはスマホや照明

停電したときにまず優先的に充電したいものは、スマートフォンやラジオなどの情報収集ツール、照明、体温保持のための機器や医療機器です。

・情報収集ツール(携帯電話、スマートフォン、タブレット、ラジオ、小型テレビ、パソコンなど)
・照明(ランタン、ヘッドランプなど)
・体温保持(電気ストーブ、電気扇風機など)

もし医療器具を装着しているご家族がいる場合には、家庭用の大容量蓄電池を備えておく必要もあるでしょう。一般のご家庭では、特に情報収集ツールの充電については、しっかりと備えておきたいものです。

ラジオや照明機器に関しては乾電池のストックで事足りますが、最近のスマートフォンやタブレットに関しては専用の充電池が必要となってきます。停電すると、途端に充電できなくなるので困りものです。避難所でも、電気が通ると携帯やスマートフォンを充電する人で混雑しました。

以下のような非常用蓄電池が一台あると安心ですが、サイズや価格的に考えるとなかなかすぐに常備できないかもしれません。

マンション防災・自助に役立つ!「震災対策技術展」で見つけた非常用蓄電池【家庭編】

震災対策技術展で見つけた、ソーラーパネルでも充電できる非常用蓄電池を紹介。

スマートフォン用ソーラー充電器を活用

最近のスマートフォン用充電器には、小さなソーラーパネルが付いていて、電気からもソーラーパネルからも充電できるタイプがあります。比較的安価なものが出回っているので入手しやすいです。
ただし普通のモバイルバッテリーよりも若干サイズが大きく重いので、ふだんの持ち歩きは大変です。部屋置き用の充電器として活用してみてはいかがでしょう。

蓄電できないタイプのソーラーパネルには注意

持ち歩くのではなく部屋置き用充電器として考えれば、折りたたみ式のソーラーパネルやシートを窓にぶらさげてチャージするタイプのソーラー充電器も役立ちます。ソーラーのパネルやシートが大きい分、充電できる容量が増えます。このタイプは登山でも使われていますので、アウトドアグッズのショップで入手可能です。

ただし、蓄電のためのバッテリーが付属していないタイプのソーラーパネルは、太陽が出ている日中の間だけしか充電できませんので、注意が必要です。ソーラーパネル+蓄電バッテリーが付いているかどうか確認してから購入しましょう。

購入したらまず使ってみることが大切!

ソーラー充電器は、購入したらそのまま非常用にしまっておくのではなく、まず一日使ってみましょう。どの位の日照時間で蓄電できるのか、どのくらいの量が充電できるのか、よく確認して、必要分がまかなえなければ他の充電器を用意することも検討しましょう。

以下の記事は、マンションで実際に太陽光発電キットを試してみた実験レポートです。こんな風に実際に使って見ると、何がどのくらい充電できるのかがわかって良いと思います。

災害時の電力不足も、これで安心!? 家庭用太陽光発電のパワーを試してみた!

マンション・ラボ編集部による、家庭用の太陽光発電キット(パネル、バッテリー、コンバーター)の実験レポート記事。

2018/03/07

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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