イニシア千住曙町に聞く!マンション公式ホームページ&ブログ・SNS運用を成功させる5つのポイント

(写真提供 イニシア千住曙町)

マンションにゆるキャラが誕生!?
住民による「恋するフォーチュンクッキー」PVをYouTubeで公開!?
防災対応マンションの第1号認定!?

こんなマンションがあるんだ!と驚きのイニシア千住曙町のさまざまな取り組みを3回シリーズでご紹介していきます。今回は、「公式ホームページ&ブログ・SNS活用術」についてお話を伺いました。

●マンションも公式ホームページやブログ・SNSから情報を発信する時代!

イニシア千住曙町は、話題豊富で活気あるマンションです。
「マンションがここまでやっちゃうんだ!」という驚きと、管理組合法人を始めとした住民の皆さんが、マンションライフを楽しんでいる様子がブログ・SNSの情報発信から強烈に感じられます。

イニシア千住曙町のホームページとブログ・SNSの運用イメージ。

拝見していると、公式ホームページとブログ・SNSとでは、きちんと役割を分けて運用されているのがわかります。

▼公式ホームページ
マンション概要や管理組合法人・自治会の情報などがいつでも確認できる「静的」な情報発信▼ブログ・SNS(Twitter、Facebookページ、YouTube)
イベント、メディア出演情報、近隣情報などの「動的」な情報発信

まだ公式ホームページやブログ・SNSを開設しているマンションが少ない中、ネットを活用した戦略が計画されているのが凄い!しかも、ITがわかる人を中心にしながらも、担当の皆さんは専門職ではない、いわば素人。それでもここまで出来る秘密を教わってみましょう。

ホームページ運営は、広報担当3名+2名の5名体制

写真左から、広報の水谷さん、理事長の滝井さん、広報の飯田さん、副理事長の應田さん。

イニシア千住曙町の理事は、現在23名。公式ホームページやブログ・SNS運用を運用するホームページ委員会は、広報担当理事3名+理事長と副理事長2名の5名体制で行われています。皆さんは、ホームページやブログ・SNS制作を本職とする専門家ではありません。

広報 水谷さん
「グループウェアやメールで連絡を取り合いながら連携して仕事を進めています。明確な役割分担はなくて、ひとつのテーマを一人で担当することもあるし、イベントの事前告知と事後告知レポートを分担することも。情報量の多い夏祭りなどの告知ポスター制作は、原稿制作と基本構成が私、レイアウトデザインと仕上げがもう一人、という風に分担して、一人だけに負荷がかかりすぎないようにしています

特別なスキルがなくても、誰にでも簡単に編集・更新できるツールを活用

スマホやタブレットからの閲覧に対応した、β版の公式ホームページ。

イニシア千住曙町の公式サイトは、スマホから見やすい新仕様にリニューアルを予定。ネットツールは、時代の動きに合わせて最新のものに変えていかなければ時代遅れになってしまいます。とはいえ、難しくないのでしょうか?

理事長 滝井さん
「いまはスマホからネットを見る人がほとんどですからスマホ対応は見てもらうために欠かせません。リニューアルサイトは、無料のテンプレート提供サイトを利用して、私がコツコツと制作しました(笑)。特別なスキルがなくても簡単に編集・更新できる管理画面なので、誰にでも更新できます」

公式ホームページやブログ・SNSの更新は、どうしてもITスキルを持った一人の担当者に任せきりになりがち。便利なツールを活用して、誰でも簡単に更新できることで、複数の担当者が手分けできます。こうした体制づくりは、これから公式 づくりを目指すマンションでぜひとも真似したい点です。

桜の開花情報、近隣のホームセンター紹介、みんなが知りたいことを情報発信

広報 飯田さん
「広報を担当して初めて担当したのが近隣のホームセンターの紹介記事ですが、アクセス解析をすると結構人気らしく、マンション周辺の情報紹介も大切なコンテンツだなと感じました」

実際、隅田川に面したイニシア千住曙町からの桜の開花情報を始め、管理組合に欠かせない議事録、管理組合の法人化などの情報発信は、ネットで有益な情報を探す人に人気です。マンション住民はもちろん一般の人々への「情報共有」を惜しげなく行う点が、イニシア千住曙町流のスタイルです。

副理事長 應田さん
「素人ながらSEO対策(※)も考えていて、ネットの検索結果で上位になるように工夫しています。公式ホームページでは理事会議事録や管理規約・細則などを公開しているので、『マンション、理事会、議事録』では、検索結果の1ページ目に上がってきます。他にも『管理組合、法人化』とか『管理組合、管理規約』というキーワードでも上位ですね」
※SEO対策:検索結果で自分のサイトが上位に来るための対策。検索エンジン最適化とも言う。

理事の皆さんの努力が、公式ホームページやブログ・SNS運用の活性化につながっているようです。

公式ホームページ&ブログ・SNS多彩なツールを活用する上で大切にしている5つのこと

公式ホームページには、販売会社から提供された販売当時のパンフレットの情報、眺望写真などがアーカイブされています。

ネット上のトラブルが起こることを心配して、ブログ・SNS活用自体を躊躇するマンションもあるかもしれません。しかし、きちんとした運用ルールを設けて理事全員で共有すれば、過剰に心配する必要はありません。

イニシア千住曙町では、公式ホームページ&ブログ・SNSを運用する上で以下の5つのことを大切にされています。きっと他のマンションでも役立つはずです。

①旬の情報をすぐに公開するタイムリー性

夏祭りやハロウインなどの季節イベントを開催した後は、みんなの関心が高まっているうちに、事後レポートや動画を公開するように心掛けているそうです。YouTubeや館内サイネージで公開する動画も、凝った編集をして制作時間がかかるよりは、荒削りでもいいのでイベント後すぐに公開して、参加者の思い出に刻むことを優先。旬の情報は、旬のうちに。意外に気付かない視点ですが、見習いたいポイントです。

②写真や動画でビジュアル訴求

写真や動画によるビジュアル訴求も大切な要素。写真撮影は、理事だけでなくほかの住民の力も借りています。
理事長は、イベントの場を活用して「これは!」と思う住民を理事としてスカウトするそうです。プロ級のカメラ機材で撮影している住民はイベントの撮影担当に、マンション住民参加による「恋するフォーチュンクッキー」の動画は、映像関連の仕事をしている住民が撮影・編集担当に。もはや素人の域を超えるクオリティです。マンションは人材の宝庫と言いますが、イニシア千住曙町の住民の本気度を感じさせます。

2014年夏、住民やマンション関係者が参加した「恋するフォーチュンクッキー」動画。

③プライバシー保護の徹底

ネットで情報を拡散するため、プライバシー保護には配慮しています。特にお子さんの写真の取り扱いについては注意されています。上記のように一般に公開する動画では、事前に顔出しをしても構わないという方だけが参加しています。写真の公開がプライバシーを害するということを知らない方も多い中、こうした配慮は運用上必須ですね。

④積極的に地道に「いいね!」「シェア」「リツイート」

ブログ・SNSは、地道にコツコツ手をかけて更新や拡散を図るほど、多くの人の目に触れます。イニシア千住曙町では、担当者がFacebookの「いいね!」やシェア、Twitterのリツイートを積極的に行い、こまめに情報を拡散するよう心掛けています。
情報拡散で得る一般の反応やコメントも、きっと励みになりますね。

⑤SEO対策やアクセス解析を怠らない

さきほどのお話にありましたが、検索結果が向上するようにSEO対策を施しています。アクセスログを定期に解析し、常時サイトの動向を監視。イニシア千住曙町の公式ホームページの閲覧者は、サイトを見て回る回遊率が長いのが特徴だそうです。人によっては10ページ以上を熱心に閲覧しているとか。それだけ役立つ情報が提供されているのですね。

将来の資産価値向上につながることを願って

イニシア千住曙町の新しい冬のシンボル、イルミネーション。
11月から1月にかけては、パティオの木をLEDライトでライトアップします。冬の街に灯るイルミネーションは、見る人の心をあたたかくさせ、マンションの価値を上げてくれそうです。こちらの写真撮影も住民の手によるもの。(写真提供 イニシア千住曙町)

イニシア千住曙町では、ホームページ委員会のスタッフの皆さんがそれぞれ楽しみながら公式ホームページやブログ・SNS運用を行っています。文面や写真からその楽しさが伝わってきます。
しかしネットからの情報発信は、マンションや住民にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?

副理事長 應田さん
「実際に購入にいたった人から、ホームページの情報が役立ったという話は、管理員さんや私も聞いたことがあります。購入検討者はマンション名で検索されることが多いと思いますので、検索結果をトップにするためにはこだわりを持って取り組んでいます。
SNSの”いいね!”などは、マンションの住民ではない方からいただくことが多いです。たとえばまさに今回の取材などもそうですが、各種メディアの方に『イニシア千住曙町はちょっと違った管理をしているんだな』と知っていただく宣伝効果はでていると思います」

広報 水谷さん
公式ホームページやブログ・SNSからの内部向け・外部向け広報は、将来の資産価値向上につながるという気持ちでやっています。どんなメッセージを伝えれば、人の心が動き、行動するのか、トライ・アンド・エラーをしながら、そのプロセスを楽しんでやることが重要なのではないでしょうか。みんなで考えた告知が効いてイベントに大勢の人が集まると手応えを感じるし、気持ち良いものです。
マンションのホームページ委員会や広報は、仕事ではなく、ある種の社会貢献活動のひとつです。だからこそ、やらされているという義務感ではなく、自分から楽しんで積極的に関わるのが良いですね」


名物マンションの公式ホームページ&ブログ・SNS運用は、しっかりしたルールと戦略のもとに行われていました。次の記事では、「資産価値向上のための活動」についてのお話を伺います。

イニシア千住曙町

東京都足立区の隅田川リバーサイドにある、2009年竣工、総戸数515戸、地下1階・地上24階建ての大規模マンション。管理組合法人による、活発なコミュニティ形成と活動が有名。2009年度グッドデザイン賞受賞。日本分譲マンション診断機構による防災対応マンション第1号認定。
公式ホームページ(外部リンク)
公式Facebookページ イニシア千住曙町管理組合法人(外部リンク)
公式Twitter(外部リンク)
公式YouTubeチャンネル(外部リンク)

2018/01/30

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