マンションのIT化が資産価値を高める!?~マンションマニアさんの住まい談義vol.3~

マンションマニア住まい談義3マンション・ラボ編集長 伊藤が、マンション評論家マンションマニアさんに、マンションにまつわるお話を伺うシリーズ第3回目は、「マンションのIT化」です。

マンションがIT技術やWebサービスを装備したら、利便性や資産価値の点でどう変わっていくのでしょうか?

未来のマンションには、AIコンシェルジェや管理ロボットが登場する!?

一家に一台、ロボットが付いてきたら楽しそうです!

伊藤
このところマンション・ラボでは、「AIやIoTなどのIT技術をマンションに装備したらどうなるか?」というテーマで、マンション以外のいろいろな所に取材しています。

マンションマニアさん
それは面白そうですね。

伊藤
ハウステンボスにある「変なホテル」では徹底した効率化を図っていて、ロボットがコンシェルジェや客室への荷物運びを担当しているんですよ。窓拭きや芝刈りロボットなら、すぐにでもマンションに取り入れられそうでした。

マンションの未来は、ロボットとIoTでさらに便利に?!「変なホテル」の事例からわかったこと

マンションマニアさん
「変なホテル」、聞いたことがあります。へえ、コンシェルジェには恐竜型と女性型ロボットがあるんですね。マンションなら、管理員さんロボットもいいですね。
マンションはあらかじめ間取り図が決まっているので、最初からロボットが動きやすく設計できそうですけど。極端な話、一家に一台、部屋付きロボットがあっても良さそうな気がします(笑)。

伊藤
一家に一台ロボット付きマンションですか。それはいいなあ。オプションでも欲しいかも!

マンションマニアさん
Vol.1で「時短」がトレンドだと話しましたが、IT化で清掃業務や管理業務で働く側の時短にもつながりそうですね。管理業務が時短したことで、他の対面サービスがきめ細やかになったりして、結果的に住民にもメリットが出てきそうですからね。

Webシステムで、共用施設の申し込みやキャッシュレス化、使い勝手を追求

マンションの使い勝手はどんどん良くなっていく。

伊藤
マンションの管理業務の時短という意味では、弊社の別部署が担当する「Mcloud管理組合支援サービス」は、管理組合さんの業務をサポートするWebシステムも一役を買っていると思います。居住者も登録することでマンション専用グループウェアとして使えます。

Mcloud管理組合支援サービス (外部サイト)

伊藤
大阪のジオ千里中央という総戸数500戸を超える大規模マンションでは、「Mcloud管理組合支援サービス」を導入して共用施設のWeb申し込みや利用料のキャッシュレス化を推進されていました。
ロボット導入はまだ先としても(笑)、マンションの使い勝手という意味では、おっしゃる通り本当にどんどん時短が進んでいますね。

マンションのWebシステム導入は「超便利!」を実現するものだった!導入マンションのビフォーアフターとは?

マンションマニアさん
IT技術が「時短」を支えていく時代ですからね。

マンションの情報も「全部見せる化」が大事

伊藤
Webサービスは、管理面だけじゃなくて、販売面でも活用できると良いですね。中古マンションを購入するにしても、いまはまだまだマンションの情報開示が不足している気がします。

マンションマニアさん
購入を検討している中古マンションに、「修繕計画はどうなっていますか?」と問い合わせても、なかなか情報が確認できなくてタイムラグがあったら、買う気がそがれることもあります。
また最近は、メリットもデメリットも正直に言った方が信用されて、そういうマンションの方がすぐに売れます。後で気付くより、納得した上で購入する方がお互いに気持ち良いですから。

伊藤
Webサービスで、マンションの管理状況や修繕計画の状況をすぐに開示できると、買い替えのときにも便利ですね。

以前、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会理事長の長嶋 修さんと対談したときに、国土交通省が「不動産総合データベース」を整備しているというお話を聞きました。それだけでなく、個々のマンションがハードとソフトの履歴がわかるように記録しておく「マンションの履歴書」が出来れば、真剣に取り組んでいるマンションは資産価値が上がりそうですね。

不動産コンサルタント長嶋修さんと「マンションの未来を考える」 マンションの管理やコミュニティが資産価値として評価される未来がやってくる!?

マンションマニアさん
聞かなければ情報が出てこないよりも、聞かなくても必要な情報が出てくる方がいいですからね。管理費を何に使っているのかという明細がわかると、そのマンションの将来性もわかりますし。マンションの情報が全部「見える化」しているかどうかは、結局資産価値にも関わる重要なことです。一般に公開しても良い情報は、マンションの公開サイトに登録しておけば、そのマンションを買いたい人が情報を見て判断できますよね。

伊藤
これまではマンションの管理状況とかは、購入して住民にならないとなかなか見えてきませんでしたが、いまやマンション管理組合がHPやSNSから情報を発信する時代ですからね。家電でも何でも、いまやネットでクチコミを見てから購入しますし、マンションもきちんと住民によって評価されている情報を開示したいですね。

マンションマニアさん
近隣に嫌悪施設があるかどうかという情報を、クチコミで書かれているのを後で知ってショックを受けるより、最初から開示されていると納得して購入できますからね。

伊藤
マンションを購入するときに必要な情報が、実際に住んでいる住民の口コミでまとめられていると良いですよね。

マンションマニアさん
大切な情報だから預け先が重要になってくるとは思うんですが、マンションの修繕計画と管理の情報はいつでも必要な人に提供できる、しかも個人情報はしっかり守られているというWebサービスがあると良いですね。

伊藤
便利なWebサービスやツールはいくらあっても良いですね。

インスタ世代がマンションを購入する時代には、ハッシュタグもWebシステムも大活用?

SNSで情報収集してマンションを選ぶ時代?

マンションマニアさん
いま10〜20代のインスタグラム世代が新築マンションを購入する時期になったら、モデルルームも公式インスタグラムアカウントを持ったり、販売マンション名のハッシュタグが出てきたりするかもしれませんね。

伊藤
「このマンション、いま気になってるんだ〜♡」とかSNSで呟くのかな(笑)。新築マンションだけでなく、既存マンションの管理組合も、SNSで自分のマンションの良さをどんどんアピールするといいですよね。自分の住んでいるマンションが話題になることが、結局資産価値を上げることにもつながる訳ですし。

マンションマニアさん
以前、マンションの売却時のことを取材してもらいましたが、自分のマンションを高く売るためにもっとSNSを活用してもよいかもですね。

マンションを高く売るコツを、新築価格の約2割増で売却したマンションマニアさんに学ぶ

伊藤
なるほどなるほど。Facebookで中古マンション情報を見ると、結構夢が広がって新生活を想像しやすいし。マンション全体のIT化で情報を共有するだけでなく、自分もITを活用して、買い替え時に資産価値を高めることができる訳ですね。これからそういう売り方が人気になるかも。
それにインスタ世代なら、マンション内のWebシステムもスマホでガンガン使いこなしそうですね。そうすると未来のマンションは、システム自体がガラッと変わっていくかもしれませんね。いろいろ勉強になりました。本日はありがとうございました。

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マンション評論家 マンションマニアさん

mannmani
年間約80件、通算800件以上のマンションのモデルルームを訪問してきたマンション評論家・マンション購入アドバイザー。18歳からモデルルームに通い始め、20歳で初めてマンションを購入して以来、6回のマンション購入経験がある自身の体験を活かし、2011年のブログ開設以来、公平な立場で分譲マンション探しのアドバイスを行う。不動産関連メディアの記事寄稿、コンテンツ協力など多数。

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2017/11/30

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