マンションでも楽しめるアジアンタムやシダ植物~育て方のポイントと種類~
アジアンタムの仲間である、シダ類の種類とマンションでの育て方をご紹介します。夏にぴったりの涼しげな観葉植物です。
マンションでのシダ類の育て方
シダ類は、高温多湿の環境を好みます。アジアンタムもシダ類も、管理方法は同じです。
・置き場所:直射日光を避けて、風通しのよい明るい室内で育ててください。ベランダで育てることも可能です。その場合も、直射日光や強風があたらない日陰で育ててください。
・水やり:乾燥に弱いので、葉へのスプレーや水やりはたっぷりと与えます。ベランダなど、外の環境で育てている場合は乾燥が早いので、水やりは室内よりも多めにします。
→マンションでアジアンタムを育てる~旅行中に枯れないための水やり対策~
・再生方法:乾燥に弱いので、もし葉がカサカサになって枯れてきたりしたら、アジアンタムの再生方法と同様に根元を残してカットします。
→葉っぱがチリチリに枯れたら?アジアンタムを復活再生する方法
シダの種類

タマシダ(ツルシダ科)
柔らかな緑の葉の代表的なシダで、庭木の根元や寄せ植えにも用いられます。

ドリオプテリス エリスロソラ(オシダ科)
日本ではベニシダと呼ばれており、若葉がきれいな赤褐色になります。

フレボディウム オーレウム ブルースター(ウラボシ科)
シルバーブルーの葉色と波打ったような葉形が美しい、個性的なシダです。

スコッチシダ(ツルシダ科)
西洋タマシダとも呼ばれ、細かな葉がふさふさと茂って育ちます。ムレに注意してください。

アスプレニウム プリカーツム・アカキ(チャセンシダ科)
艶やかな質感と肉厚で大ぶりな葉が人気。シダ類の中では、やや乾燥に強い品種です。

ドラゴンテイル(チャセンシダ科)
柔らかな葉ぶり、葉の中央の紫色と緑の対比がきれいな品種です。

ミクロソリウム ディベシフォリウム(ウラボシ科)
くるくると巻いて出てくる新芽が愛らしい。もともと水草類だったものを品種改良したシダです。

アビス ビクトリア(チャセンシダ科)
明るいライトグリーンの葉で、存在感があるシダです。乾燥にもやや強いタイプ。

プラティケリウム・ビフルカツム・ネザーランド(ウラボシ科)
コウモリランの仲間。大きな葉がダイナミックなフォルムを作り出しています。乾燥にもやや強いタイプ。
タマシダ、スコッチシダ、ドラゴンテイル、ドリオプテリス エリスロソラ(ベニシダ)は、アジアンタムと同様、特に乾燥に弱く、枯れると葉がチリチリしてきますので注意してください。
シダ類は、北向きのベランダなどに合わせて日陰・半日陰を好む植物ばかりを集めた「シェード」にも向いています。以下の記事を参考にしてください。
2017/08/01