子ども部屋のインテリアは、大地震を意識した春の模様替えを!

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春の入学時期。子ども部屋やリビングの模様替えを行うご家庭も多いでしょう。この機会に、ぜひ防災対策も考えた模様替えを行いませんか?

春がチャンス!防災を意識した模様替えに!

春は、お子さんのいる家庭では小学校入学、幼稚園・保育園の入園などで環境が一新するシーズンです。特に小学校入学時期は、学習机やランドセル、教科書など、モノが増えやすいものです。幼稚園・保育園時代に使っていたものから、オモチャや洋服、本やDVDなどもガラッと内容が変わります。入学と同時に、子ども部屋を整えてあげるご家庭も多いことでしょう。

子ども部屋に揃えてあげたモノや家具が、万一の地震発生時に、凶器とならないために、あらかじめ考えられる防災対策を施しながら、模様替えを考えて見ましょう。

室内で被災した子どもの死因は、圧死・窒息・打撲

親御さんにとっては、想像もしたくないことでしょうが、阪神・淡路大震災で亡くなった人の原因は、圧死が約3/4と大部分を占めていました(※1)。

お子さんのために揃えた学習机、本棚、カラーボックスが、地震の時には子どもを襲う凶器になりかねません。子ども部屋の家具を設置する時に、しっかり家具固定をしていますか?

大地震が起きたら、背の低い家具も大きく揺れ動きます。家具の高さに関わらず、室内にあるすべてのモノが床の上で激しく動き回り、子どもを襲う危険があるのです。

片づけないで散らかったままのオモチャですら、真っ暗闇の室内で踏んづけると避難を妨げます。日頃から、子ども部屋の整理整頓を教えておくことが、いざという時の防災につながります。

※1:『阪神・淡路大震災調査報告 総集編』(阪神・淡路大震災調査報告編集委員会、2000年)、厚生省大臣官房統計情報部「人口動態統計からみた阪神・淡路大震災による死亡の状況」(1995.12)より(死者総数5,488人)

子ども部屋の防災チェックポイント

従来の子ども部屋は、寝る・着替える・遊ぶ・勉強するといった多目的な部屋です。そのため、物や家具が多く、もしかするとキッチンに次いで危険な場所になりかねません。可能な限り家具を減らし、安全な配置を見直してみてください。

子ども部屋のチェックポイント

□ドアの近くに、出入りを塞ぐような家具を置いていないか?
□ベッドや学習机、本棚などの家具をすべて固定しているか?
□クローゼットの中の引き出しや衣類が飛び出さないように耐震マットなどを使って固定しているか?
□本棚の本は、ゴム紐や落下抑制テープなどで飛び出し防止対策を行っているか?
□インテリア小物の素材は落下しても危険のないやわらかいものを選んでいるか?
□ベッド側に倒れる可能性のある家具や小物を配置していないか?

こちらの書籍でも、「地震に備える部屋づくり」を紹介していますので参考になさってください。Amazonで購入いただけます。

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国崎信江・株式会社つなぐネットコミュニケーションズ著『マンション・地震に備えた暮らし方』(枻出版社)


子ども部屋の防災インテリアづくりは、どんなものを選べば危険がないのか、お子さんと一緒に考えながら選んでいくと、防災教育にもなります。親子で楽しみながら考えてみてください。

2016/04/13

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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